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LexisNexis(R) Risk Solutionsの一員であるThreatMetrix(R)は本日、「Summer ’18 Release」において、新しい3Dセキュア2.0製品およびチャンピオン・チャレンジャー機能の提供を発表しました。
ThreatMetrix 3DS 2.0ソリューションを導入してリスク決定を強化
ThreatMetrixは、特に3DS 2.0環境をサポートする新たなリスクエンジンAPIを発表し、カードを提示しない取引に対するリスクに基づいた意思決定を強化しました。
ThreatMetrixは、Digital Identity Network(R)の過去のデータを用いて、顧客のリアルタイム取引から情報の関連性を見出す独自の能力を備えています。これにより、ユーザーが初めて3DS 2.0とやり取りを行う場合であっても、ユーザーが追加入力することなく支払認証の決定を強化することができます。
ThreatMetrix、最高製品責任者(CPO)のアリスダー・フォークナー(Alisdair Faulkner)は、次のように述べています。「3DS 2.0により、認証プロセスを厄介なものからフリクションのないものに変えることを目指して決済シーンをリイマジン(再考)する、大きなパラダイムシフトが起きています。現代の消費者は、効率の悪いオンライン取引に対する寛容さはほとんどなく、デジタル中心の社会に合わせた認証方法を必要としています。リスクベース認証において業界をリードしてきたThreatMetrixは、3DS 2.0環境への移行をサポートするのに適した立場にあります。主要なカードネットワーク、決済処理機関、業者、その他多くのグローバル企業との3DS 2.0を実装するための連携はすでに始まっており、当社のお客様は有利なスタートを切っています」
より適切に不正を判定する継続的モデル評価を提供するため、チャンピオン・チャレンジャーを採用
ThreatMetrixのチャンピオン・チャレンジャーは、リスク分析者やポリシー・エディターが、ライブの「チャンピオン」ポリシーと並行して新規または変更された「チャレンジャー」ポリシーを実行するのに役立つ新しい機能です。これは、ライブ環境を変更する前にパフォーマンスを比較するために行われます。チャンピオン・ポリシーおよびリンクされたチャレンジャー・ポリシーの両方が同じイベントで同時に実行されるため、ポリシー・エディターはポリシー・スコア、リスク格付、理由コードなどの結果を直接比較することができます。
ThreatMetrixのお客様は、プラットフォーム内で漸進的に変更を加え、製品化前に変更の影響と有効性を把握することができます。このようにポリシーを細かく調整することで、企業は消費者行動や不正パターンの変化に遅れることなく、ライブ変更に伴うリスクを排除できます。チャンピオン・チャレンジャーは、2018年の初めにリリースされたMaker Checkerポリシー承認ワークフローと一緒に用いることで、ポリシー管理プロセス全体の強力な管理を実現することができます。