Bluetooth(R)が実現するIoTの新たな市場創出について
Bosch、Philips、Alibabaをはじめとする企業・団体のソートリーダーが討論

米国ワシントン州カークランド - Bluetooth Special Interest Group(SIG)は、今年で5年目を迎えるBluetooth Asia 2018を中国の深センで、5月30日と31日に開催することを米国時間5月12日に発表しました。会場となる深センコンベンション&エキシビションセンターには、最新のBluetooth技術を実際に体験できる展示のほか、デバイスネットワークや位置情報サービス等の現在、急成長を遂げる分野、さらにはスマートビルディング、スマートインダストリー、スマートシティ、スマートホーム等のBluetooth技術により成長が期待される新市場の未来について、各業界のトップによる講演が多数予定されています。業界のインフルエンサーや開発者、そしてテクノロジーに関心のある一般来場者による参加が見込まれています。

昨年7月に発表されたBluetooth meshで大規模ネットワークの構築が可能になったことを受け、今年はどのようにBluetoothを商業分野、産業分野で活用するかに注目が集まっています。Alibaba AI Labs、Bosch、CCSA、Mobike、Philips Lighting、Taipei Smart City、Ximmerseといった各業界のリーダー企業や団体のエキスパートたちが、Bluetoothによって新たに創出された市場やその背景について、またBluetooth meshネットワークで可能になった最新のアプリケーションとその活用事例について講演を行います。

Bluetooth SIGのエグゼクティブディレクター、マーク・パウエルは次のように述べています。「Bluetoothは当初、ケーブルに代わるワイヤレス技術として、モバイルの音声・データアプリケーション向けに生み出されました。それから20年が経った今、コネクテッドデバイスや位置情報技術といった新たな市場が誕生し、そしてBluetooth meshの登場で、かつては想像もつかなかった用途への展開、更に新しい市場共創への可能性が拡がっています。スマートファクトリーからスマートホスピタル、そしてその先へと、今やBluetoothで何千ものデバイスを接続し、広範囲かつスケーラブル、低コストのネットワークで建物全体を覆うこともできるようになりました。」パウエルはBluetoothの20周年を祝う基調講演を行う予定で、パーソナルコミュニケーションツールから産業グレードのワイヤレス接続ソリューションへと、絶え間ない成長を続けるBluetooth技術のイノベーションの歴史について解説します。

Bluetooth Asiaには毎年、コネクテッドの世界での展望を共有し学ぶべく、開発者をはじめ先進志向の来場者が中国国内からも訪れます。2018年は、昨年のデベロッパーワークショップシリーズの成功を基に、Bluetooth SIG、Bright Beacon、Dialog Semiconductor、NextGen、Nordic Semiconductor、Teledyne Lecroy、Texas Instrumentsといったメンバーのセミナーが予定されています。出席者は、Bluetooth技術を製品に実装するための最新の技法やツールを学び、Bluetoothを使用した周辺機器、ビーコン、メッシュ技術の開発に関連する活動の実習に参加できます。同時開催の「Meet the Expert」エリアでは、Bluetooth SIGのメンバーシップ、製品の認証、ブランディング等について、皆さまからの質疑に回答します。

Bluetooth Asia 2018の展示スペースは昨年の2倍で、入場料は無料です。40以上の業界をリードする企業・団体の出展が予定されており、ARM、Dialog Semiconductor、Ellisys、Nordic Semiconductor、Teledyne Lecroyなどが名を連ねます。また、Bestechnic、Bright Beacon、Minew、Telink Semiconductor、Tuya、Ultune Technologies、Xuntong Technology等、中国のテクノロジー企業も出展を予定しています。展示会場に加え、午前の講演も無料で聴講できます。1日目はBluetooth SIG事業戦略担当ディレクターのチャック・セイビンがスマートビルディングについて、2日目はBluetooth SIG、テクニカルエバンジェリスト&プログラムマネージャのカイ・レンがBluetooth meshに関してそれぞれ講演を行います。

Bosch Chinaのシニアプロジェクトマネージャー、Huajun Yu氏は次のように述べています。「Bluetooth Asia 2018はBluetoothの開発コミュニティにとって、絶好の交流機会であり、Bluetooth技術に対するマーケットの感触とトレンドをより具体的に理解する好機でもあります。さらに、IoTやインダストリー4.0の多くのトップエキスパートからの革新的なソリューションや、彼らの技術的ディスカッションに参加できることを楽しみにしています」。

■基調講演、デベロッパーセッション、スポンサーについての詳細はこちらから:   
 https://www.bluetoothasiaevent.cn.com/

■Bluetooth Asia 2018への参加登録はこちらから:
 https://www.bluetoothasiaevent.cn.com/BluetoothSIGPR

Bluetooth(R) 無線技術について
Bluetooth無線技術は、簡単かつ安全な接続を実現する世界的な無線規格です。33,000社を超える企業で構成される世界的なコミュニティが推進するBluetooth技術は、身の回りの幅広い「接続されたデバイス」の統合、調和、イノベーションを実現します。協同的な創造と共有された技術規格を通じて、Bluetoothは世界中のユーザーに、シンプル、安全、そして豊かな技術体験を提供します。

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情報提供元: Dream News
記事名:「 Bluetooth SIG、商用・産業用IoT (IIoT)に焦点を当てたイベントBluetooth Asia 2018を開催