鞍手町は、福岡県の北部、福岡市と北九州市のほぼ中間に位置する人口約16,000人、面積35平方キロほどの小さな町です。
かつて鞍手町は筑豊炭田の一角を担い、石炭産業により栄えていましたが、エネルギー革命のあおりを受け町の経済は大きく疲弊しました。この状況を打開するため、農業振興、企業誘致、住宅誘致などの地域振興策を半世紀以上にわたり着実に実行してきました。
 近年では、町の中核に鞍手インターチェンジが整備されるなど、近接する両政令指定都市と距離の利点を活かしたまちづくりが進められています。

この度は、鞍手町の施設「くらじの郷」の一部施設を町から借り受け、そこをビレッジ センター及びラボとして機能させ、エンジニアの拠点といたします。

くらてブロックチェーンビレッジ 発足準備委員会では、新たに鞍手町内に、くらてブロックチェーンビレッジ 株式会社(代表取締役奥田雄馬)を設立し、ブロックチェーンに特化した技術者の育成および様々な技術開発を行って参ります。
 
 技術者の育成においては、バコオアー株式会社(神戸市 代表取締役奥田雄馬、福田寛充 http://bacoor.co)が中心となり、日本だけではなく、ベトナムをはじめとする東南アジアからエンジニアを鞍手町に招き、様々な受注案件をこなしながら即戦力のブロックチェーン技術者を育成します。この地で日本及び世界から開発案件を受注し、また、育成したエンジニアの企業への派遣、会社設立支援なども行います。

バコオアー株式会社は、HB walletやReal Boostといった、イーサリアムをベースとした製品を複数発表しており、現在ベトナムにおいても30数名のエンジニアを擁するブロックチェーン開発に特化した企業です。

 さらに、九州における地元有力企業とも連携し、世界中からブロックチェーン関連企業、Fintechベンチャー企業の誘致、支援なども行って参ります。
 この育成ノウハウは、九州を中心に情報処理の大学、専門学校などと提携、ブロックチェーン技術の短期スクールやEラーニングなどで日本在住の技術者にも提供して参ります。

 くらてブロックチェーンビレッジ 株式会社では、開発したブロックチェーン技術を町に還元する意味で、様々な実証実験を行って参ります。ブロックチェーン技術の応用範囲は広範囲におよび、様々な分野での応用が期待されています。まず地方自治体としていち早く鞍手町で実証実験を行い、それを今後日本全体へ、さらには世界へ技術応用を行ってまいります。

 くらてブロックチェーンビレッジ構想は、最先端の技術を軸とした日本の地方都市の新しい地方創生モデルを目指しています。鞍手町への定住者促進やそれに伴う経済波及効果だけでなく、開発した技術を町へ還元していきます。

 そして単なる地方創生にとどまらず、育成した東南アジアなどのエンジニアが本国に帰国した後も支援し、その国の地域発展に貢献するモデルといたします。



情報提供元: Dream News