国内の移動体通信サービスは成熟期に入り、新規契約の伸び鈍化が顕著になってきました。一方でMVNO(仮想通信事業者)の低価格サービスやSIMフリー端末に対する消費者の関心が高まり、新規顧客獲得競争に於いて第4の勢力として存在感を高めています。また、2020年「東京オリンピック」の開催と前後して国内市場では5Gの導入が検討されています。5Gは既存の携帯電話サービスの高度化に留まらず、自動車の自動運転をはじめ様々な分野での応用が期待されています。
2017年度版では国内市場の成熟化が進む中、大手事業者中心のビジネスから変容を見せる国内市場全体を見渡す形としました。

発刊日: 2018/2/6
体裁: A4 / 245頁
書籍 定価 194,400円 (本体 180,000円 消費税 14,400円)

■本資料のポイント
・MVNOビジネスの変化
国内市場では数多くの企業がMVNOビジネスに新規参入した。しかし、2017年度以降格安スマホの需要は頭打ち傾向となり市場の伸びは鈍化している中、大手事業者による買収や事業譲渡が起こっている。また一部の事業者経営破たんしており、業界再編の機運も高まっている。そんな中、楽天が携帯電話ビジネスへの参入を発表し、5G時代は再び4社体制になる見通しとなっている。
・SIMフリー端末の増加による端末流通の変化
格安スマホ人気を背景にフィーチャーフォンからの買い替えが進み、2016年度以降スマートフォンの出荷台数は増加してきた。海外大手や国内メーカーによる新規参入が相次ぎSIMフリー端末市場が立ち上がった。スマートフォン市場は現在、リーズナブルな価格のミドルエンド機の比率が高まるなど市場構造が大きく変化している。

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情報提供元: Dream News