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辰巳出版株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:廣瀬 和二、以下辰巳出版)は、2018年1月31日(水)に、開業400年を迎える吉原遊廓の“虚”と“実に”迫った『吉原と日本人のセックス四〇〇年史』を発売いたしました。
●吉原という空間はいったい何だったのか?
1617年に開業許可がおり、1618年に実際の営業が始まった日本最大の遊廓・吉原。私たちは、落語や歌舞伎、錦絵などでとても豪華絢爛な場所というイメージを持つが、果たして本当にその認識は正しいのだろうか?
性風俗研究の分野で1980年代から活躍する下川耿史氏、時代小説家として多くの著作を持ち近年は江戸の性風俗史でも健筆を振るう永井義男氏…この両者が対談という形で吉原の真の姿に迫る!
●吉原開設後、日本人の性愛観はいかに変化してきたのか?
そして、下川氏と永井氏の対談の俎上に載るのは吉原だけにとどまりません。本書は5章構成になっており、売春の定義から、元吉原から新吉原への変遷、吉原と岡場所との違い、夜這いや盆踊りといった地方の性風習、そして現代の性生活まで、400年間の日本人の性愛について語り尽くした一冊になっています。
【構成】
◎第一章 吉原前夜~元吉原
「売春」の定義/新興都市としての江戸/元吉原の成り立ちと、湯屋の繁栄/
王朝文化への憧れ/「揚屋」というシステム
◎第二章 新吉原作られていく吉原のイメージ
吉原の高級アミューズメント化/宝暦という時代
◎第三章 岡場所
岡場所のピンとキリ/芸者と遊女/岡場所と神社仏閣との関係
◎第四章 地方の性風俗
夜這いの歴史/盆踊りと性の関係/性に対する倫理観の変遷
◎第五章 近代以降の性生活
遊女と芸者の地位の逆転/娼妓解放令の弊害/「変態」を取材する
【著者プロフィール】
下川耿史(しもかわ・こうし)
1942年生まれ。新聞社勤務後、作家として性風俗研究についての著作を多く執筆している。近著に『エロい昔ばなし研究』(ベスト新書)、『混浴と日本史』(ちくま文庫)、『エロティック日本史』(幻冬舎新書)、『盆踊り 乱交の民俗学』(作品社)、『遊郭をみる』(共著・筑摩書房)などがある。
永井義男(ながい・よしお)
1949年生まれ。『算学奇人伝』で第6回開高健賞を受賞。時代小説家として100作以上の著作を持ち、最近では江戸の性風俗を研究した著作を多数刊行している。近著に『本当はブラックな江戸時代』(辰巳出版)、『江戸の売春』(河出書房新社)、『江戸の糞尿学』(作品社)などがある。
【本書概要】
■タイトル:吉原と日本人のセックス四〇〇年史
■発行元:辰巳出版株式会社
■価格:税込定価1512円(本体1400円)
■判型:四六判
■頁数:208頁
【画像使用の際は以下の権利表記を明記してください】
(C)TATSUMI PUBLISHING 2017.
【会社概要】
商号:辰巳出版株式会社
代表者:代表取締役社長 廣瀬 和二
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-14 辰巳ビル
URL:http://www.tg-net.co.jp
【お問い合わせ】
辰巳出版株式会社 DM本部 担当:蛯名
メールアドレス:dm.info@tatsumi-publishing.co.jp