株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)の連結子会社で、ソーシャルインフルエンサー事業を展開する株式会社サイバー・バズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高村彰典、以下「当社」)は、東京大学 大学院情報理工学系研究科 電子情報学専攻の山崎俊彦准教授らが開発した、世界初の試みである、SNS投稿での人気度(閲覧数や「いいね!」の数)を向上させるハッシュタグを人工知能(AI)が推薦する技術において、2018年1月31日(水)より産学連携を開始したことをお知らせいたします。

◆概要 
2017年8月1日に発表された、東京大学 大学院情報理工学系研究科 電子情報学専攻の山崎俊彦 准教授らが開発した、人工知能(AI)を用いてSNSで投稿した画像や映像の“人気度(閲覧数やいいね!の数)“を向上するハッシュタグ推薦の技術において、当社は研究開発における産学連携を開始いたしました。

◆世界初の試みとなる“人気度を向上させる“タグの推薦技術 
今回、産学連携を開始する開発技術は、これまで多数研究されてきた画像や動画に写ったものを判断し、そのタグを推薦するという内容に加えて、人気度への影響力が高く、かつ元々のタグと関連の深いタグを推薦することが可能です。画像や映像についているタグとその人気度を数学的なグラフ・行列として表現し、どのタグ同士が同時に用いられることが多いかを考慮しながら反復的に計算することで、各タグの人気度への影響を数値化・ランキングします。
※参考:https://www.jst.go.jp/pr/info/info1269/index.html
「人工知能がコンテンツのハッシュタグを考案~SNS上で人気度を向上させるタグ推薦技術を発明~(科学技術振興機構報 第1269号)」より

◆Instagramにおける膨大なデータベースの利用・プロダクト化・運用 
当社は2006年の創業当初より、インフルエンサーを活用したマーケティング支援サービスを提供しており、これまで数多くのプロモーション施策を手掛けて参りました。その中で、Instagramを通じた施策において蓄積してきた膨大なデータ(ハッシュタグ、投稿に対するいいね、コメント数やユーザーのフォロワー数など)や、新たに収集するデータを、研究開発において重要となる人口知能(AI)に学習させるためのデータとして利用して参ります。また、今後の研究成果をプロダクト化、運用していきます。

◆今後の展開 
展開第1弾として、当社注力事業のひとつである、SNS企業アカウント運用代行サービスにおいて、顧客企業様への提案に活用していく予定です。膨大なデータベースに基づいたより具体的なハッシュタグ設計の提案や、SNSにおけるプロモーション効果の向上が実現可能になります。また、個人ユーザーへのサービス展開も視野に入れております。今後もSNSを通じた企業ブランドの向上や、広告効果の最大化に尽力して参ります。
・SNSアカウント運用代行 https://www.cyberbuzz.co.jp/snsaccount/

※Instagramは米国およびその他の国におけるInstagram, LLCの商標です。


◆東京大学 大学院 准教授 山崎俊彦氏プロフィール
1995年3月 熊本県立熊本高等学校卒業。1999年3月 東京大学工学部電子工学科卒業。
2004年3月 東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了。博士(工学)。
2004年4月 東京大学大学院新領域創成科学研究科基盤情報学専攻 助教。
2006年10月 東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 講師 (工学部電子情報工学科兼担)。
2009年4月 東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 准教授 (工学部電子情報工学科兼担)。

現在は、大規模データを活用したユーザナビゲーションや、自己改善・自己進化する画像認識・機械学習、画像処理における高速最適化手法、3次元映像処理等の研究に従事されています。


◆株式会社サイバー・バズについて 
社名:株式会社サイバー・バズ(2006年4月設立)
URL:https://www.cyberbuzz.co.jp/
所在地:東京都渋谷区桜丘町20-1渋谷インフォスタワー7F
事業内容:広告メディア事業、SNSアカウント運用事業

情報提供元: Dream News