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サイバーセキュリティ領域において国内で独自の研究開発活動を展開している株式会社FFRI(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鵜飼裕司、以下 FFRI)は、個人・小規模事業者向けセキュリティソフト「FFRI yarai Home and Business Edition」(Windows向け)を2017年12月1日にリリースいたします。
働き方改革が進むフリーランスや小規模事業者のセキュリティ対策の課題
現在、フリーランスや小規模事業者として働く方の多くが、場所や時間にとらわれない働き方(テレワーク)を実施しています。お客様情報や請け負った業務データを保存した同じPCを利用して、ビジネスとプライベートでメール、チャット、ソーシャルメディアを介して繋がり、ネットバンキング、ネットショッピング、写真や音楽データの保存等、多様な用途で使用しているケースは数多くあります。
一台のPCで全ての業務を行うフリーランスやパラレルワーカーの方にとって、PCのセキュリティ対策は重要な課題です。また、組織的に情報セキュリティ対策担当者がいる小規模企業は27.8%、情報セキュリティ教育を実施していない小規模企業は70.5%(※1)という調査結果もあり、小規模企業のセキュリティ対策が不十分でセキュリティ対策の強化が急務であることがうかがえます。
※1 出典:IPA「2016年度 中小企業における情報セキュリティ対策に関する実態調査報告書」2017年3月
https://www.ipa.go.jp/security/fy28/reports/sme/
一方で、2016年以降、身代金要求ウイルスと呼ばれるランサムウェア等、法人の規模を問わない攻撃の被害報道が急増しています。日々膨大な数のマルウェア(※2)が作りだされており、一般的なウイルス対策ソフトは、パターンファイルの作成及び配信が追い付いていない状況です。さらに、高度なサイバー攻撃に使用されるマルウェアは、一般的なウイルス対策ソフトでは検知することが難しい(パターンファイルに登録されていない)未知のマルウェアが使用されているという現実もあります。
※2 不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意あるソフトウェアや悪質なコードの総称
このような状況において、FFRIではサイバーセキュリティ領域における研究開発ノウハウを活かし、官公庁や重要インフラ企業での導入実績が豊富な法人向け次世代エンドポイントセキュリティ「FFRI yarai」の個人・小規模事業者向け製品の販売に至りました。
「FFRI yarai Home and Business Edition」概要
「FFRI yarai Home and Business Edition」は、パターンマッチング技術ではなく、独自の「先読み防御」技術(※3)により、未知のサイバー脅威に対抗する個人・小規模事業者向け『次世代エンドポイントセキュリティ製品』です。攻撃者の思考を先回りした先進的な複数の検知ロジックで検査対象のプログラムを多角的なアプローチで分析し、マルウェアをリアルタイムで高精度に検知・防御します。
※3 パターンファイルに全く依存せず、マルウェアの構造や振る舞いを見て、マルウェアに特徴的な「悪意」を分析することにより検知・防御する技術。パターンマッチング技術では防御が難しい新種や改造されたマルウェアであっても、マルウェアに共通する「悪意」を検知して防御することが可能。
主要なウイルス対策ソフトと同居して利用し、ハイブリッド防御
FFRI yarai Home and Business Editionは、Windowsに標準搭載されているWindows Defenderに加え、数多くのウイルス対策ソフトと同居を可能にしています。一般的なウイルス対策ソフトでは未知の脅威に無防備な「セキュリティの空白地帯」が生まれていました。FFRI yarai Home and Business Editionと主要なウイルス対策ソフトを合わせたハイブリッド防御がより高いセキュリティを提供します。
FFRI yarai Home and Business Edition主な特長
・洗練された五つの防御エンジンを搭載
・「先読み防御」技術による豊富な防御実績
・豊富な導入実績を持つ純国産「FFRI yarai」のスタンドアローン製品
・数多くの一般的なウイルス対策ソフトと同居可能を実現
・1年1台版、3年1台版、5年1台版をご用意
製品名称
FFRI yarai Home and Business Edition
(ダウンロード版・パッケージ版)
製品ページ
http://www.ffri.jp/products/yaraihb/index.htm
FFRIオンライン・ショップ
https://regist.ffri.jp/Store/
リリース日 2017年12月1日 (ダウンロード版)
2018年1月以降予定(パッケージ版)
価格 1年/1台・ダウンロード版、パッケージ版 いずれもオープン価格
3年/1台・ダウンロード版、パッケージ版 いずれもオープン価格
5年/1台・ダウンロード版、パッケージ版 いずれもオープン価格
※個人・小規模事業者向けセキュリティソフト「FFRIプロアクティブセキュリティ(Mr.F)」は2017年11月末に終売いたしました。FFRIプロアクティブセキュリティのユーザーでライセンス期間の残りがある場合には、FFRI yarai Home and Business Editionに無償で移行できます。
■「FFRI yarai」について
「FFRI yarai」はFFRIの独自開発の「先読み防御」技術により、未知マルウェアを被害発生以前に検知・防御できた実績が多数あります(※4)。
FFRI yarai防御実績ページ(防御した攻撃・マルウェア一覧)
http://www.ffri.jp/products/yarai/defense_achievements.htm
※4 マルウェアには多くの亜種(※5)が存在しており、今回の防御事例はそのすべての亜種を検知・防御可能であることを保証するものではありません。
※5 オリジナルのマルウェアを元に機能や構造を一部変更するなどして新たに生み出されるマルウェアのこと。最近ではサイバー攻撃者向けにマルウェア作成ツールが出回っており、このツールを使用することで簡単にマルウェアを作成できる状況にあり、マルウェアの数が急激に増加しています。
■株式会社FFRIについて
当社は2007年、日本において世界トップレベルのセキュリティリサーチチームを作り、IT社会に貢献すべく設立されました。現在では日々進化しているサイバー攻撃技術を独自の視点で分析し、日本国内で対策技術の研究開発に取り組んでいます。研究内容は国際的なセキュリティカンファレンスで継続的に発表し、海外でも高い評価を受けておりますが、これらの研究から得られた知見やノウハウを製品やサービスとしてお客様にご提供しています。主力製品となる、「FFRI yarai」はミック経済研究所調べ(※6)によるエンドポイント型標的型攻撃対策分野における出荷金額においてNo.1、ITR調べ(※7)によるEDR市場(2015年度)における売上金額においてNo.1を獲得しております。
※6 出典:「情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望2017【外部攻撃防御型ソリューション編】」
※7 出典:ITR「ITR Market View:情報漏洩対策市場2016」
本件に関するお問い合わせ先
写真・資料等がご入用の場合もお問い合わせください。
株式会社FFRI
経営管理本部 経営企画部 IR広報担当
TEL:03-6277-1811
E-Mail:pr@ffri.jp
URL:http://www.ffri.jp
「FFRI」、「FFRI yarai」は、株式会社FFRIの登録商標です。
その他すべての社名、製品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。
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