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アカマイ・テクノロジーズ合同会社(NASDAQ:AKAM、以下アカマイ)は、2017年11月21日、DNS をベースとしたセキュリティ・ソリューションを国内外の主要な通信事業者向けに提供する Nominum <https://www.nominum.com/> の買収に合意したことを発表しました。この買収は、アカマイのセキュリティ製品のラインナップを補強しつつ、エンドユーザー企業にサービスを提供する通信事業者向けの販売を拡大することを目指したものです。買収取引は全額現金によって行われ、2017 年度第 4 四半期末に完了する見込みです。
通信事業者や企業がセキュリティ上の弱点や盲点を利用したサイバー攻撃の標的として狙われるケースが増えています。アカマイは、Nominum の通信事業者向けサイバーセキュリティ・ソリューションと、アカマイのエンタープライズセキュリティ製品および脅威インテリジェンスを組み合わせることで、より多くの通信事業者やエンドユーザー企業に対し、さらに包括的なセキュリティ製品を提供することを目指しています。これらの製品は、マルウェア、ランサムウェア、フィッシング、データ窃取といったサイバーセキュリティ上の脅威の特定、遮断、緩和をより効果的に実現します。
アカマイの Enterprise and Carrier Division の Platform &General Manager 兼Executive Vice President である Robert Blumofe は次のように述べています。「アカマイは、通信事業者やエンドユーザー企業にとって、ユーザーに提供するオンラインサービスの安全性、信頼性、速度を確保することがどれほど重要であるかを理解しています。この買収は、当社の提供するセキュリティの機能にとって鍵となる重要な投資です。Nominum によってテクノロジーが補完されると同時に、当社の通信事業者パートナーやそのエンタープライズのお客様により良いサービスを提供するための、エンジニアリング、テクニカルサポート、営業力が強化されるからです」。
Nominum は、カリフォルニア州レッドウッドシティを拠点とする私企業です。この買収によって生じる統合コストと、収益認識に与える買収会計の影響によって、2017 年度第 4 四半期および 2018 年度の非 GAAP(詳細につき英語原文を参照)の収益は希薄化するとアカマイは見込んでいます。この希薄化は、2017 年度第 4 四半期には約 0.05 ドル、2018 年度には約 0.11 ドルになると予想されています。アカマイの予想では、この買収による収益増大効果が現れるのは 2019 年度です。
(英語原文)
<https://www.akamai.com/us/en/about/news/press/2017-press/akamai-to-acquire-nominum.jsp>
アカマイは、Nominum の統合後も、EBITDA マージンを以前に発表した30 台半ばに維持する意向を改めて表明しています。
この買収に関する詳細は、2017 年 10 月にアカマイが米国で開催した、第 10 回「Akamai EDGE 2017」 <https://edge.akamai.com/ec/jp/>において、アカマイ CEO の Tom Leighton が行ったキーノートのオンデマンド動画をご覧ください。
動画はこちらでご覧いただけます。
<https://edge.akamai.com/ec/jp/speakers/tom-keynote-2017.jsp>
■アカマイについて:
世界最大、かつ最も信頼性の高いクラウド・デリバリー・プラットフォームを有するアカマイは、デバイスや場所に関係なく、最高、かつ最もセキュアなデジタル体験をお客様に提供します。アカマイのプラットフォームは130カ国に20万台以上という比類のないスケールで展開されており、お客様に優れたパフォーマンスとセキュリティを提供しています。ウェブ/モバイルパフォーマンス、クラウドセキュリティ、エンタープライズアクセス、ビデオ・デリバリー・ソリューションによって構成されるアカマイのソリューションは、優れたカスタマーサービスと365日/24時間体制の監視によって支えられています。グローバルトップの金融機関、eコマース事業者、メディア・エンターテインメント企業、政府機関等が、アカマイを信頼する理由について、 <www.akamai.com/jp/ja/>または<https://blogs.akamai.com/jp/>およびTwitterの@Akamai_GK<https://twitter.com/akamai_gk>でご紹介しています。
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本リリースには、この買収によって予想されるアカマイの利益についてのステートメントを含む、1995 年私的証券訴訟改革法に基づくセーフハーバー条項の将来の見通しに関するステートメントとなる、アカマイ経営陣による未来の予測、計画、見通しに関する情報が含まれています。取引を速やかにまたは全く完了できないこと、Nominum のテクノロジーや人員を成功裡に統合できないこと、買収完了後の業績見通しを達成できないこと、期待されるソリューション統合のメリットを実現できないこと、アカマイの年次報告書 Form 10-K や四半期報告書 Form 10-Q、およびその他の SEC に関する定期文書に記載されているその他の要因を含むが、これらに限定されないさまざまな重要要因により、これらの将来の見通しに関する記述によって示されたものと実際の結果が大幅に異なる可能性があります。