ソルベイ、主に熱管理用途向けの優れた耐薬品性を有する新たなポリアミド製品「Technyl（r） Blue」を発表

・　長期耐熱性と耐グリコール性の両立
・　特殊ポリマーと比べ優れた加工性
・　塩化カルシウムなどの凍結防止塩に対する高耐薬品性を備えた特殊コンパウンド

日本・東京、2017年11月6日 - 高度なポリアミドソリューションのグローバル・リーダーであるソルベイは、自動車の熱管理用途に向け、侵食性の高いクーラントに対しても優れた耐加水分解性と耐熱老化性を発揮する、熱安定性に優れたポリアミド製品ファミリー「Technyl（r） Blue」を本日発表しました。

Technyl（r） Blueは、既に多くの実績を持つTechnyl（r） 34NGシリーズに基づいて開発された製品ファミリーであり、標準的なポリアミド66（PA66）に比べ耐加水分解性が15%から60%優れた製品で構成されています。また本製品ファミリーには、寒冷地の道路で凍結防止剤として使用される塩化カルシウムに対する耐薬品性を備えた新しいコンパウンド製品も含まれています。主な用途としては、ラジエータ・エンドタンク、オイルフィルタのハウジングやモジュール、排気再循環（EGR）クーラーなどが挙げられます。

ソルベイ・パフォーマンス・ポリアミド、グローバル・ビジネス・ユニットでオートモーティブ・マーケット・ディレクターを務めるJames Mitchellは、「Technyl（r） Blueを用いて製造されたエンジン部品は、過酷な条件下においても、高温のグリコールや凍結防止剤の腐食に耐えることができます。当社の新しいTechnyl（r） Blue製品ファミリーは、特殊ポリマーと比較して、高流動性、卓越した外観品質や優れた加工性を兼ね備えています。」と話しています。

Technyl（r）は既に多くのグローバルOEMやTier 1サプライヤーに実績と信頼があるため、最近では強制冷却バルブや電動ウォーター・ポンプのような極めて要求の厳しい構成部品において、Technyl（r） Blueでの評価が進んでいます。

ソルベイは、高度な材料解析から用途の検証に至るまで幅広い技術サービスの提供によってお客様をサポートし、新たなアプリケーションにおける上市期間の短縮に貢献します。ソルベイが提供するサービスには、Sinterline（r） PA6パウダーを用いた3Dプリンティングによる機能試作、MMI（r） Technyl（r） Design1による予測シミュレーション、APT（r） Technyl（r） Validationセンターにおける部品試験などが含まれます。


ソルベイについて
ソルベイは、主要な社会的課題に向けた化学の発展にコミットしている総合特殊化学企業です。ソルベイは革新を行い、多様なグローバル最終市場で顧客の皆様と提携しています。ソルベイの製品やソリューションは、飛行機、車両、高性能デバイス、医療機器、電池、採鉱・石油採掘分野、その他サステナビリティを促進するための数々の用途に用いられています。素材の軽量化はモビリティを高め、フォーミュレーションは資源の使用を最適化し、パフォーマンスケミカルは大気質や水質を改善します。ソルベイは、ブリュッセルに本社を置き、世界58ヶ国に27,000人の従業員を擁しています。2016年の純売上高は109億ユーロで、そのうちの90%の事業において、ソルベイは世界のトップ3のひとつに数えられています。ソルベイ（SOLB.BE）は、ブリュッセルとパリのユーロネクスト（ブルームバーグ：SOLB.BB-ロイター：SOLB.BR）に上場しており、米国での株式（SOLVY）は、レベル1のADRプログラムを通じて取引されています。

Technyl（r）に関する詳細は、http://WWW.TECHNYL.COM および TWITTER / Facebook / Youtube / Instagram をご参照ください。


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株式会社東京PR　ソルベイ担当
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