2017年10月6日
本プレスリリースは、2017年10月5日にアメリカ合衆国で発表された英文リリースの抄訳版です。

 ボルグワーナー(本社:アメリカ合衆国ミシガン州アーバンヒルズ、社長兼最高経営責任者:ジェームズ・ベリアー/James Verrier)は、ジャガーランドローバーにプリエンプティブオンデマンドトランスファーケースを供給します。ジャガーのXE、XF、F-PACEモデルですでに卓越した4WD(AWD)性能を実現している最新テクノロジーが、新型プレミアムSUV「レンジローバーヴェラール」に搭載されます。車両ダイナミクスを大幅に改善するよう設計されたボルグワーナーのAWD技術は、拡張性のある高トルク容量と優れたトルク伝達精度の実現に貢献しています。モジュール型のデザインと軽量アルミニウム製のハウジングを採用したプリエンプティブオンデマンドトランスファーケースにより、クラストップの性能を可能にします。

 ボルグワーナーのプリエンプティブオンデマンドトランスファーケースは、車両制御システムと接続しステアリングホイールの舵角、アクセルペダルの位置、車輪速度などをモニタリングすることで、AWD機能の強化を実現します。そうしたデータに基づき、ボルグワーナーが特許取得済みの軽量遠心電動油圧(CEH)アクチュエーターは、クラッチパックを締結して必要なトルクを2つの車軸に配分することで、AWDトランスファーケースのプリエンプティブで正確かつリニアなクラッチ作動を可能にし、迅速な反応、車両トラクションの強化、安定した制御を実現します。耐久性のある高効率のHY-VO(R)トランスファーケースチェーン、革新的なポンプレス設計やサンプ管理といったボルグワーナーの新たな先進技術を取り入れたプリエンプティブトランスファーケースは、従来のトランスファーケース設計と比較して燃費も向上しています。また、柔軟で拡張性に優れた設計で、スペースが限られている場合でも最適な搭載が可能です。

 ボルグワーナー・パワードライブシステムズの社長兼事業本部長のステファン・デメール博士(Dr. Stefan Demmerle)は、「私たちは、当社の高効率AWDソリューションを生かし、当社の複数の先進技術を組み合わせた高性能な製品をジャガーランドローバーに提供いたします。新型『レンジローバーヴェラール』でのトップレベルのAWD体験の提供を目指して同社と協力することで、当社は、各種推進システム向けのクリーンで高効率な技術ソリューションを提供するグローバルなリーディングカンパニーとしての位置付けをあらためて確固たるものにいたします。」と述べています。

ボルグワーナーについて
ボルグワーナー(NYSE: BWA)は、自動車の内燃機関、ハイブリッド車、電気自動車向けのクリーンで高効率な技術ソリューションを提供するグローバルなリーディングカンパニーです。世界17カ国62カ所に生産・開発拠点を持ち、全世界でおよそ27,000人の従業員を擁しています。詳細については、borgwarner.comをご覧ください。




情報提供元: Dream News