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※本リリースは、OpenText Corporationが2017年3月22日(北米時間)に発表したリリースの抄訳です。
EIM(エンタープライズ情報管理)ソリューションのリーダーである、OpenText(本社:加オンタリオ州ウォータールー、NASDAQ:OTEX、TSX:OTC、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:荻野武志、以下オープンテキスト)は本日、業界をリードする鉄道・商用車用ブレーキシステムのグローバルメーカーであるクノールブレムゼ・グループ(以下、クノールブレムゼ)が、インテリジェントな車両管理および状態基準保全(CBM:Condition Based Maintenance)を実現するため、「OpenText Analytics」を導入したことを発表しました。本ソリューションの導入により、同社の顧客企業は、データを駆使した予測分析に基づいた意思決定が可能となり、車両修理の効率性とコスト効果が向上します。
独ミュンヘンに本社を置くクノールブレムゼは1905年に設立され、鉄道・商用車用における最先端ブレーキシステムのグローバルメーカーとして、開発、生産、マーケティング、保守を行っています。クノールブレムゼのiCOM(intelligent Condition Oriented Maintenance:インテリジェントな状態志向保全)プラットフォームは、モノのインターネット(IoT)モデルを取り入れ、電車に搭載した無線センサーとバックオフィスのクラウドネットワークを接続し、鉄道業務のデジタル化を図るものです。同プラットフォームから、車両の修理・交換時期の予測に役立つ詳細なデータが送られます。その取得したデータを、ユーザーがデータ駆動型の意思決定ができるように解析するには、強力かつ操作性の高い分析コンポーネントが必要でした。
クノールブレムゼのプロジェクト・マネージャ兼ソフトウェア・アーキテクトであるMartin Steffens氏は、次のように述べています。「お客様は、保有するデータの分析能力の向上を望んでいました。iCOMプラットフォームから送られてくるデータは継続的に収集されるため、保有車両全体を通じたデータ容量は相当なボリュームになります。お客様は、このデータをインタラクティブなダッシュボードへ落とし込み、グラフィック形式で可視化することで、新規レポートの作成業務を担うIT部門への依存度を抑えたいと考えていました。そこでOpenText Analyticsを導入したところ、その要望に完全に応える形で、iCOMに組み込むことができました」
クノールブレムゼがOpenText Analyticsを採用した理由として、組み込み型の優れたグラフィック・デザインスタジオ、ダッシュボード機能、アジャイル開発環境、高い操作性などが挙げられます。また、モジュール式のアーキテクチャにより、iCOMプラットフォームへのシームレスな組み込みが可能なことで開発時間を短縮でき、より短期間で導入できました。
OpenText Analyticsプラットフォームは、iCOMプラットフォームの主要なすべての保全プロセスに対応する顧客セントリックの分析概要を提供し、さらにオンプレミスとクラウド両方の導入環境に対応する高い柔軟性を備えています。車両に搭載される各種センサーは、ステアリング系統、エネルギー消費量、給気などの各要因に関するデータを取得するとともに、保守サイクル、材料要件、ランニングコストなどの分野に関する情報をユーザーに提供します。ユーザーは、最適化された標準レポートを利用できるほか、セルフサービス型の環境で個別ニーズに応じた最適なアドホック・クエリを実行することも可能です。
クノールブレムゼのセールス担当グローバル責任者であるDirk Seckler氏は、次のように述べています。「当社のお客様は今後、社内データを分析することで、何らかの事象が発生した場合に、その原因、時間、場所を把握することができます。例えば、特定の傾斜で起こるブレーキ過熱といった、状態基準の事象のヒートマップをOpenText Analyticsを活用することで提供できます。この結果、お客様は部品故障の削減対策を講じることができ、より長期的に部品を利用できるようになることで、最終的にはコストダウンにつながります」
OpenText Analyticsは、データ駆動型アプリケーションをシンプル化することで、業界、プラットフォーム、デバイスを問わず、あらゆるデータ分析のニーズに対応できるほか、パーソナライズされた、エンタープライズ・アプリケーションを実現します。OpenText Analyticsについての詳細は、http://www.opentext.jp/what-we-do/products/analytics/opentext-big-data-analyticsをご覧ください。
■クノールブレムゼについて
クノールブレムゼは、鉄道・商用車用のブレーキシステムのメーカーおよびその他サブシステムのサプライヤーとして、業界をリードしています。約2万5,000人の従業員数を抱えており、2016年の総売上高は約55億ユーロ(2016年)を計上しています。事業内容として、ブレーキ、エントランス、制御、エネルギー供給の各種システム、HVAC、運転者支援システムと、パワートレイン関連のソリューションの開発、製造、保守などを行っています。1905年の設立時より、最新技術のパイオニアとして、道路と鉄道の安全向上に不可欠な貢献を果たしてきました。クノールブレムゼの製造したシステムは、高い信頼性のもと、全世界の10億人以上の人々によって、日常的に使用されています。
■オープンテキストについて
オープンテキストは、企業や組織におけるクラウドまたはオンプレミスでの情報活用を適切な方法で支援し、新たなデジタル社会を実現することを目標としています。オープンテキスト国内グループとしては、ECMおよびBPM製品を中心に国内におけるエンタープライズ情報管理(EIM)ソリューションの販売やサービスを提供しているオープンテキスト株式会社、EIMの重要な要素の1つであるクラウドサービスの分野において、クラウド型メッセージングサービスを提供するEasyLink社(日本法人:エクスパダイト株式会社)、B2Bインテグレーションサービス/EDIを展開するGXS社(日本法人:GXS株式会社)、組み込み型BIとビッグデータ分析を提供するOpenText Actuate事業、および顧客エンゲージメントソリューションを提供するカスタマーエクスペリエンス・ソフトウェア事業において、各事業間の相乗効果を高めながら、日本のお客様に価値あるソリューションを提供しています。
オープンテキスト株式会社http://www.opentext.co.jp
エクスパダイト株式会社http://xpe-opentext.jp/
GXS株式会社http://www.gxs.co.jp
<本件に関するお問合せ先>
OpenTextグループ/オープンテキスト株式会社 マーケティング部 柳沢
TEL: 03-4560-7705
Email:otj-pr@opentext.com
OpenTextグループ広報代理
ホフマン ジャパン株式会社 高科・田中
TEL: 03-5159-5750
Email:OpenTextJP@hoffman.com