【本書の特徴】
 岸本葉子(エッセイスト/『NHK 俳句』司会)が贈る「俳句に学ぶ女性の生き方」。
本書では、女性俳人(俳句作家を「俳人」と呼びます)が私たちの誰の上にもありそうなことを詠んだ50句を選んでいます。日常を飾り気のないシンプルな言葉にした50句を通じ、俳句の親しみやすさを感じてほしい。そんな思いを『575 朝のハンカチ 夜の窓』というタイトルにこめました。
第1章から第5章まで、5つのシーンに合うような俳句をご紹介します。いつもとは違う場所に心を遊ばせてリセットする「少し遠くへ出かけたい」、自分をオフにする時間を持つことで原点回帰をする「電源を入れない時間」、身のまわりのものに目を向けることで自分が見えてくる「気がつけば、そばにある」、なんてことはない毎日の中に人生を感じる「いつもと同じ日のなかで」、歩んできた道を振り返り、今を思う「あのころよりも、私を好き」。5つのシーンの中に、今のあなたの気持ちに寄り添う句との出会いがあれば、うれしいです。
この本では、それぞれの句に私の鑑賞を添えました。けれど俳句の鑑賞はひとつではありません。読んだ人の数だけ鑑賞があります。ぜひみなさんも、「私はこう想像する」「私の場合はこう読む」と、自由に鑑賞してみて下さい。この本が、俳句の楽しさを知る入り口となって、イマジネーションを広げて大きな世界とつながったり、たいせつなことに気づいたり、毎日がちょっと楽しく、豊になるきっかけとなれば、著者としてこんなに幸せなことはありません。(「はじめに」より抜粋)



【本書の目次】
序章 俳句と私
第1章 少し遠くへ出かけたい
第2章 電源を入れない時間
第3章 気がつけば、そばにある
第4章 いつもと同じ日の中で
第5章 あのころよりも、私を好き

コラム1 俳句の基礎知識
コラム2 おすすめの入門書
コラム3 初心者は避けたい「禁じて」
コラム4 句会のすすめ
コラム5 吟行のすすめ
コラム6 最初にぶつかる「壁」
コラム7 女性俳人の歴史


【監修者紹介】
岸本葉子 (きしもと・ようこ)
エッセイスト 1961年神奈川県生まれ。大学卒業後、会社勤務、中国留学を経て、執筆活動に入る。食や暮らしのスタイルの提案を含む生活エッセイや、旅を題材にしたエッセイを多く発表。同世代の女性を中心に支持を得ている。著書は『ブータンしあわせ旅ノート』(角川文庫)『わたしの週末なごみ旅』(河出文庫)『欲ばらないでちょうどいい』『いのちの養生ごはん』(中公文庫)『五十になるって、あんがい、ふつう』(ミスター・パートナー)『ちょっと早めの老い支度』(オレンジページ)など多数。2015年から『NHK俳句』(NHK Eテレ)の司会を担当。


[商品概要]
洋泉社書籍『575 朝のハンカチ 夜の窓』
定価:本体1400円+税
発売日:2017年3月3日
判型:四六判/192ページ
ISBN:978-4-8003-1174-0
発行所:株式会社洋泉社
予約受付URL(Amazon):http://amzn.asia/cajyTnD

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情報提供元: Dream News