TechShare株式会社(本社:東京都、資本金:2000万円、代表取締役:重光貴明、以下「TechShare」)は、Raspberry
Piの量産顧客向けに、Raspberry Pi3のアーキテクチャーをベースにした組込用に開発されたElement 14版の
Raspberry Pi Compute Module 3開発キットを2017年2月13日より国内出荷を開始したことをお知らせします。

Raspberry Pi Compute Module 3(以下、Compute Module 3)は、Raspberry Pi3と同様に、BroadcomのBCM2837を搭載した産業用途やIoTなどの組み込み機器向けに小型化されたRaspberry Piボードで、Raspberry Piを量産製品に利用するために最適な選択肢の1つとなるボードです。

TechShareでは、既存のRaspberry Pi標準ボードとカスタムRaspberry PiボードをRaspberry Piプロダクションメンバーサービスと組み合わせて、Raspberry Piを使った量産開発ソリューションを提供しているが、今回のRaspberry Pi Computing Module 3が加わったことで、量産開発へのRaspberry Pi適用のための選択肢がさらに拡充されることとなります。

TechShareの代表取締役 重光貴明は、下記の通り述べています。「TechShareでは、Raspberry Piカスタム製造サービスとプロダクションメンバーサービスで、Raspberry Piを小規模量産に適用するソリューションは整備されてきているが、更なるコンパクト性が必要な製品や量産規模が大きなカスタム性の高い開発案件向けのソリューションの拡充が急務となっていました。今回のRaspberry Pi Computing Module 3がラインナップに加わったことで、当社のRaspberry Piベースの量産開発ソリューションで対応できる範囲が大きく広がったことになります。このCompute Module3により、小規模量産から大規模量産、またカスタムボード製造サービスでは対応できなかた開発案件まで、Raspberry Piの量産適用の可能性が大きく広がることに大きな期待を持っています。」

Compute Module 3は、DDR2 SODIMMスロット用ピンを搭載した小型ボードで、スロットピン以外のコネクタ類がないため、ボード自体は非常にコンパクトで省スペースでの組み込みが可能となります。
また、Compute Module 3には、Raspberry Pi 3と同じBroadcom BCM2837プロセッサ(ARM Cortex-A53)と1GB LPDDR2 RAMが搭載されおり、ストレージ用4GBオンボードeMMCフラッシュを搭載した標準のCompute Module 3とeMMC非搭載のCompute Module 3 Liteの2種類があり、ユーザのニーズに合わせて開発したベースのボードに組み込んで使用する構造となっています。
Compute Module 3の開発には、DDR2 SODIMMスロット用ピン以外のIOがないため、Compute Module IO Board が必要となります。このIO Boardには必要となる各種のコネクタが搭載されており、OSのインストール後、周辺モジュールと接続しソフトウェア開発やフラシュの書き換えなどが行えようになっています。今回、国内出荷を開始する開発キットは、この開発用のIO Boardと電源、ケーブルを含むアクセサリー類、Compute Module 3 及び Compute Module 3 Liteが各1枚づつセットになった開発キットです。



今回、出荷開始した製品は下記の3製品となります。

1) Raspberry Pi Compute Module 3開発キット ¥24,800-(税抜)
 <内容物>
 ○ 1 x Raspberry Pi Compute Module 3
 ○ 1 x Raspberry Pi Compute Module 3 Lite
 ○ 1 x Raspberry Pi Compute Module IO Board
 ○ 1 x Raspberry Pi Compute Module IO Board Camera Display Adaptor
 ○ 1 x 5v 2.5A Power Supply
 ○ 1 x USB A to micro B cable
 ○ 4 x Jumper wires
2) Raspberry Pi Compute Module 3 ¥4,500-(税抜)
3) Raspberry Pi Compute Module 3 Lite ¥4,000-(税抜)

TechShareでは、お客様の量産開発の選択肢として検討できるようにRaspberry Pi Compute Module 3開発キットを中心に当面は販売し、利用方法等の提案をしていく計画です。実際の量産規模の需要への対応は、2017年4月以降に供給体制を整え、順次量産案件への対応も開始していく計画です。

Raspberry Pi、カスタムRaspberry Pi、Compute Module 3を中核として、周辺機器、アクセサリー、関連サービスを含めたソリューションを強化し、お客様のRaspberry Piを利用した量産開発の環境整備を, TechShareでは今後も進めていく計画です。

Raspberry Pi Compute Module 3 開発キットは、Physical Computing Store で購入できます。

Physical Computing Store
http://www.physical-computing.jp/


TechShareについて
社名:TechShare株式会社
住所:〒135-0016 東京都江東区東陽5丁目28-6 TSビル
設立:2012年1月
資本金:2,000万円
代表者:代表取締役 重光 貴明

TechShare株式会社は、自動車、電気機器、機械、精密機器、教育・研究機関など様々な業種向けのシミュレーションソフトウェアおよびハードウエアの販売、e-ラーニング、実験教材、技術書籍などの技術教材および研修サービスの提供、受託開発や技術コンサルティングなどのエンジニアリングサービスを提供しております。モデルベース開発、マルチボディダイナミックスの他、音響解析、振動解析、機構解析、制御系設計、プラントモデリング、信号処理・画像処理など多様なアプリケーション分野で、様々な顧客ニーズに対応しております。

TechShareホームページ: http://www.techshare.co.jp/

【本件に関する問い合わせ先】
TechShare株式会社 広報担当:亘
電話番号:03-5683-7293
Email:info@techshare.co.jp









情報提供元: Dream News