TechShare株式会社(本社:東京都、代表取締役:重光貴明)は、Raspberry Piの販売及びそのカスタムサービスを日本国内で提供に加え、今回新たにRaspberry Piを製品開発や小規模量産に適用するためにユーザが必要とする製品やサービスをパッケージ化した「Raspberry Piプロダクションメンバーサービス」を2017年2月1日より提供開始することをお知らせします。

TechShareでは、Raspberry Pi、BeagleBone Black、BeagleBone Greenなどの高性能のオープンソースハードウエアを利用したカスタムボード製造サービスを提供してりますが、これらのオープンソースハードウエアを量産開発に適用するためには、オープンソースハードウエアの特性やリスクを正しく理解し、量産適用時のオープンソースのデメリットを最小限に抑えるためのノウハウやテクニックが必要です。今回提供を開始するRaspberry Piプロダクションメンバーサービスは、量産にRaspberry Piを量産適用するための統合サービスパッケージです。

<Raspberry Piプロダクションメンバーサービス>

■ サービスの概要:
Raspberry Piプロダクションメンバーサービスは、標準のRaspberry PiまたはカスタムRaspberry Piを製品開発及び量産に利用するための統合サービスパッケージです。

■ 主なサービス内容:
1) カスタム仕様検討のためのテクニカルサポート
2) カスタムRaspberry Piボードのプロトタイプサンプルの提供。
3) コストシミュレーションや量産スケジュール策定のサポート。 
4) Raspberry Piボードの量産用購入の特別割引。
5) 量産用カスタム梱包サービス
6) 必要周辺機器のカスタム製造および業務用製品のサンプル提供および特別割引
7) 量産適用のための必要情報・必要書類の提供(品質管理、Certification、 輸出規制関連など)
8) 工場視察サポート等の品質確認作業のサポート
9) 拡張ボード製造サービスおよび技術サポート
※Raspberry Piプロダクションメンバーサービス提供には、守秘義務契約締結が必要となります。

■ プロダクションメンバーサービス料金:\148,000-

Raspberry Piプロダクションメンバーサポートサービス
http://www.physical-computing.jp/page/7

通常、小規模量産の製品開発では、企画段階や初期のプロトタイプ開発から量産製品の開始までは、6か月~18か月程度の期間がかかることが多く、量産開発に移行する直前まで、新たにオリジナルボードを起こして実現するか、既成品のオープンソースのボードを利用して設計するか、決定までかなりの検討時間を必要とし、開発期間の短縮化がなかなかできないのが現状です。

Raspberry Piなどのオープンソースハードウエアを利用して製品開発・量産開発を低コストかつ短期間で実現するためには、プロトタイプ試作段階で、どのようなカスタムが可能なのか、性能、品質、コスト、納期を見積もり、更には流通に必要な証明書類などの準備や開発プロセス全体のフィージビリティスタディを開発初期段階で済ませておくことが重要です。
Raspberry Piプロダクションメンバーサービスを利用すれば、量産の最小ロットの購入コミットメントができない段階でも、初期段階のプロトタイプからカスタムRaspberry Piのプロトタイプサンプルを利用して、製品試作をすることが可能となります。カスタムRaspberry Piを前提とした製品プロトタイプの試作、フィールドテストレベルの製品試作、最終的な量産が可能となり、スムーズにその開発ステップを進めることができます。

TechShare代表取締役の重光貴明は、以下の通り述べています。「Raspberry Piのようなオープンソースハードウエアの製造における品質は、ここ数年で大幅向上し、セーフティクリティカルな製品を除き、製品開発や量産に適用可能な分野は急速に拡大しています。しかしながら、その流通のコスト構造から、一般に技術サポートのない通販サイトのみでの流通が主流で、このような技術サポートサービスや情報提供サービスなしでの流通では、オープンソースハードウエアを製品開発や量産などに利用することは難しいのが現状です。このプロダクションメンバーサービスでは、確かな情報に基づき正しくリスクとメリットを理解した上で、適切な判断で量産に適用していただくこととができるようになります。このサービスにより、より多くの小規模量産の開発プロジェクトでRaspberry Piを量産に利用する可能性に門戸を開くことを期待しています。」

TechShareでは、カスタム製造可能なオープンソースハードウエアのベースボードの選定、カスタム仕様の決定、量産スケジュール設定のための技術面やコスト面でのアドバイス、プロトタイプテストのためのサンプルボードの提供、品質管理・Certification、輸出規制関連の資料の提供、量産用のカスタム梱包など製品量産でRaspberry PiやBeagleBoneの標準ボードおよびカスタムボードを利用するための必要なサービスの拡充を今後も行っていく予定です。

TechShareについて
社名:TechShare株式会社
住所:〒135-0016 東京都江東区東陽5丁目28-6 TSビル
設立:2012年1月
資本金:2,000万円
代表者:代表取締役 重光 貴明
TechShare株式会社は、自動車、建設機械、電機、機械、精密機器、教育・研究機関など様々な業界で、モデルベース開発、制御、マルチボディダイナミックス関連のシミュレーションソフトウェア・ハードウエア、受託開発・研修サービス、e-ラーニング、実験教材、技術書籍などを提供するソフトウエア事業、オープンソースハードウエアを利用したプログラミング教育、ロボティック教育、PBL技術教育、製品開発・量産開発などの関連製品・サービスを提供するオープンソースハードウエア事業を行っています。

TechShareホームページ: http://www.techshare.co.jp/

【本件に関する問い合わせ先】
TechShare株式会社 広報担当:亘
電話番号:03-5683-7293
Email:info@techshare.co.jp









情報提供元: Dream News