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本書では、多くの現代人の悩みである「痛み」に特化し、腰痛や頭痛、歯痛など、様々な痛みの症状別に処方を紹介する。
【主な内容】
・なぜ漢方薬は冷遇されてきたか
・漢方薬が民間薬やハーブ療法と大きく異なる点
・1種類の化合物が一定量以上含まれているのが西洋薬の原則
・漢方薬は少量の化合物の集合体なのに効果を発揮
・本当に「薬は効く」のか
・西洋薬は決して万能ではない
・漢方薬は身体のシステムの変調である「病態」をターゲットにしている
・漢方薬を西洋薬と同じサイエンスの土俵に上げる
・漢方薬は速効性のある薬
・従来の漢方処方との最大の違い
・漢方薬は「免疫賦活薬・抗炎症薬」
・漢方薬は「微小循環改善薬」
・漢方薬は「水分布異常改善薬」
・漢方薬は「熱産生薬」
・急性の痛みと慢性の痛みはまったく性質が異なる
・どうして慢性疼痛には痛み止めが効かないのか
・痛みに対する漢方的アプローチ
■集英社新書『西洋医学が解明した「痛み」が治せる漢方』
[著者] 井齋偉矢(いさい・ひでや)
[発売日] 2016年5月17日(火)
[定価] 本体720円+税
[ISBN] 978-4-08-720832-0
[WEBサイト] http://shinsho.shueisha.co.jp/
【目次】
はじめに
第1章 漢方薬の薬剤としての正統性
第2章 漢方薬と西洋薬は構造と作用が違う
第3章 「サイエンス漢方処方」とは何か
第4章 痛みと鎮痛薬の正体
第5章 漢方薬を使った痛み治療の実際
第6章 ここが知りたい漢方薬 Q&A
おわりに
主な参考文献
巻末資料 サイエンス漢方処方に賛同する医師リスト
【著者プロフィール】
1950年、北海道生まれ。北海道大学医学部卒業後、同大学医学部第一外科に入局。専門は消化器外科、肝臓移植外科で日本外科学会認定登録医。1988年から3年間オーストラリアで肝臓移植の臨床に携わる。帰国後独学で漢方治療を本格的に始める。日本東洋医学会認定専門医・指導医。2012年にサイエンス漢方処方研究会を設立し理事長を務める。医療法人静仁会静仁会静内病院(総合診療科)院長。
【問い合わせ先】 集英社広報部 電話03-3230-6314