ボルカノ株式会社はLNG(液化天然ガス)燃料船向け オイル/ガス コンビネーションバーナ  「Vignis-mini」を開発し、2016年4月12日に発売しました。
 「Vignis-mini」は、今後大きく期待されているLNG燃料船向けに、蒸発量1t/h~3t/h規模のボイラに対応した製品です。このバーナは、オイル専焼、ガス専焼だけでなく、ガスとオイルを同時に燃焼(混焼による連続燃焼可能)させることが可能です。混焼可能とすることで、LNG燃料タンクで発生した気化ガス(ボイルオフガス)をボイラ燃料として有効活用が図れます。混焼時でも安定した燃焼を実現しており、燃料の切り替えも円滑にできることから、お客様の状況に応じた専焼/混焼を容易に選択できます。
 また、LNG燃料船のドック(点検、修理)時には、LNG燃料タンク内の可燃性ガスを不活性ガス(イナートガス、N2等)に置換する必要がありますが、その際にも不活性ガスが混じった状態のガスを燃焼でき、ガスを有効に活用します。
「Vignis-mini」は、LNG燃料船に搭載されるボイラ向けに出荷が開始されており、ボルカノ株式会社は、このバーナを装着したLNG燃料船が今後竣工されていくことにより、省エネルギー、環境負荷低減に貢献していきたいと考えています。

【製品名「Vignis-mini」について】
Vignisは、商標ボルカノの頭文字Vとラテン語ignis(炎)を組合せた造語(登録商標)です。
     Vignisシリーズには、
     Vignis-mini(ボイラ蒸発量1~3t/hに対応、今回2016年4月発売)、
     Vignis(ボイラ蒸発量4~10t/hに対応、2014年4月発売)、 の2つのタイプがあります


【商品主要仕様】
(1)HFO(重油)/MGO(マリンガスオイル)/LNGの全てに対応可能な、
コンビネーションバーナ
  - 各オイル専焼、ガス専焼、オイル/ガス混焼の5モードを搭載
  - HFO(重油)燃料粘度700cStに対応
(2)省エネ、環境負荷低減、の両面に貢献
  - オイル/ガス混焼の実現により、LNG燃料タンク内のガスを安全に有効活用
(3)安全かつコンパクトなガスバルブユニット
  - 省スペース、メンテナンス性、耐圧構造を実現
(4)PLC計装を採用した安心制御
  - 高信頼性を実現

(写真は、バーナ本体=四角形に配線、配管、計器が取り付けられているもの、
       ガスバルブユニット=円筒タンク状の中にバルブと配管が入っています)

問合せ先: 燃焼機事業部 営業部 (TEL06-6392-5541) 担当 佐々木、名定(なさだ)
ボルカノ株式会社 〒532-0034 大阪府大阪市淀川区野中北1-3-38
info-m@volcano.co.jp
http://www.volcano.co.jp/










情報提供元: Dream News