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概要
◆2014年度の美白スキンケア市場は前年度比1.8%増の2,148億円となった。増税に伴う駆け込み需要の反動が懸念されたが、日常的な美白ケアの提案やインバウンド需要の影響により堅調に推移。インバウンドについては、2014年10月に化粧品が免税対象となり勢いが加速している。
◆2015年度については、好調推移の見通し。ポーラの「ホワイトショット」がインバウンド需要を受けて大幅に伸長していることに加え、資生堂の「HAKU」が化粧水などの日常使いを訴求する商品を投入したことが大きく影響している。また、上記2ブランド以外のブランドにおいても、インバウンド需要が継続していることに加え、新商品を積極的に投入しライン使いを訴求していることから、2%強の伸長が見込まれ、美白スキンケア市場の底上げにつながるとみられる。
◆商品のトレンドとしては、単にシミのない“白肌”ではなく、くすみがなく肌の内部から生まれるような“透明肌”を追求する、“点”(紫外線によるシミ・そばかす)と“面”(加齢による黄ぐすみやにごり、大気汚染やストレスによるキメの乱れ、色ムラなど)のトータル美白を謳ったものが引き続き増えている。このうち“点”については、成分の浸透力を高めることでメラニンの生成をより効果的に抑制している。一方、“面”については、美白ケアに求められる要素が多様化していることを受けて、アプローチがマルチ化。特に近年では、顔全体の透明感や血色感に影響を及ぼす“肌色”に着目したアプローチが増加している。また、商品のフルライン展開が活発化しており、美容液を主力とするブランドが化粧水や乳液、クリームなどのアイテムを新たに投下することでシリーズの充実を図り、顧客の囲い込みや単価の向上を目指す動きが多くみられる。
◆当資料では、今日の化粧品のなかでも特に関心の高い美白化粧品(スキンケア)に焦点を当て、その市場動向を主要企業別、ブランド別、種類別、成分別、価格帯別などさまざまな角度から徹底分析。美白スキンケアの今後の市場性と方向性についてレポートしている。
TPC市場調査レポート
「2016年 美白スキンケアの市場分析調査」
―“面”のマルチ化が加速:“肌色”に着目したフルライン展開が活発化―
詳細はこちら>>http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr210160287
資料体裁:A4判146頁
発 刊 日:2016年3月29日
頒 価:87,000円(税抜)
【会社概要】
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