概要

◆精神神経薬の2014年度の市場規模は、日・米・欧3極で前年度比5.6%減(円ベース)のおよそ4兆2,804億円となっている。2011年度以降、各市場において大型製品の特許期間が相次いで満了し市場縮小が続いているが、2014年度もこの影響を受け、各通貨ベースにおいて、日・米・欧3極の市場で縮小推移となっている。


◆欧米においては、抗てんかん薬が「Lyrica」「Vimpat」の成長により、市場規模を拡大している。一方で、他の薬効では後発品の影響が大きく、特に、米国では抗うつ薬「Cymbalta」や催眠・鎮静薬「Lunesta」、欧州ではアルツハイマー病治療薬「Ebixa」の売上が大幅に減少。その結果、現地通貨で米国市場は17.1%、欧州市場は4.1%縮小している。


◆日本においても、抗てんかん薬「ラミクタール」「イーケプラ」の成長が著しく、同市場の規模は拡大傾向にある。また、「トレリーフ」や「ミラペックス」の伸長により抗パーキンソン病薬市場も拡大。しかし、その他の薬効では、後発品の浸食による影響が大きく、市場全体は5.8%縮小している。


◆新薬開発では、日・米・欧3極において抗精神病薬、アルツハイマー病治療薬で複数品目が臨床後期段階にある。このうち抗精神病薬では「Abilify」の後継品が米国で承認を取得したほか、アルツハイマー病治療薬では抗Aβ抗体やBACE阻害剤などがフェーズIII段階となっている。今後、これらの新薬の上市で2018年度以降の市場拡大が期待される。


◆当資料では、精神神経薬の市場および開発動向を、下記8薬効を対象とし、日・米・欧3極を中心に調査・分析している。さらに、主要参入各社の製品展開および開発状況、今後の戦略をレポートしている。


【調査対象】

◆抗精神病薬

◆抗うつ薬

◆抗不安薬

◆抗てんかん薬

◆抗パーキンソン病薬

◆催眠・鎮静薬

◆アルツハイマー病治療薬

◆ADHD治療薬
TPC市場調査レポート

「2016年 世界の精神神経薬市場」

―新薬の成長で拡大する抗てんかん薬市場―

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資料体裁:A4判134頁

発 刊 日:2016年3月9日

頒   価:87,000円(税抜)


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情報提供元: Dream News