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株式会社ビジネス社(東京都新宿区:代表取締役社長 唐津隆)は、2015年8月10日に『膨張するドイツの衝撃――日本は「ドイツ帝国」と中国で対決する』を発売いたしました。
戦後70年を機に軍事費を増大し、EUを操り、反イスラエルを画策し、アメリカにさえ牙をむくドイツは中国と蜜月関係を結び東方へ拡大する。一方、泥沼化する安保法制論議に捕らわれ台頭する中国という脅威に二の足をふんだままの日本。異なる二つの敗戦国を世界情勢から徹底比較した日本とドイツ決定版。
敗戦を克服したドイツ、戦後に呪縛される日本
まえがき(川口マーン惠美)
第一章 ドイツ人はなぜ「日本嫌い」なのか
第二章 戦後は日米が隣国であって日中は隣国ではない
第三章 地球上に広がる「文明の衝突」
第四章 戦争が異なれば戦後も違う
第五章 難民・移民問題で苦悩するヨーロッパ
第六章 東へ拡大する「ドイツ帝国」の狙い
第七章 原発再稼働か脱原発か
あとがき(西尾幹二)
(はじめにより)
フランス人歴史家、エマニュエル・トッドは、現在のドイツを、第四の「ドイツ帝国」と名付けた。トッドはヒトラーの「第三帝国」を示唆しているのだが、私は、今のドイツにはEUの頸木があるので、どちらかというと、神聖ローマ帝国の復活だと思っている。新しいドイツ皇帝の座が、かつてのように張り子の虎で終わるか、あるいは実行力を伴ったものになるかは、これからの歴史の流れ次第だ。
【著者】
西尾幹二(にしお かんじ)
ドイツ文学者、思想家、評論家。
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学大学院文学修士。文学博士。
著書に『同盟国アメリカに日本の戦争の意義を説く時がきた』『憂国のリアリズム』(ビジネス社)、『決定版 国民の歴史 上下』(文藝春秋)、『天皇と原爆』『人生について』(新潮社)、『GHQ 焚書図書開封1~10』(徳間書店)など多数。国書刊行会より『西尾幹二全集』(全22巻)が刊行中、第12回配本『自由の悲劇』まで配本完了(2015年7月現在)。
川口マーン惠美(かわぐち まーん えみ)
作家、拓殖大学日本文化研究所客員教授。
大阪府生まれ。ドイツ・シュトゥットガルト在住。日本大学芸術学部音楽学科ピアノ科卒業。シュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。
著書に『なぜ日本人は、一瞬でおつりの計算ができるのか』(PHP研究所)『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』『住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち』(講談社+α新書)、『ドイツで、日本と東アジアはどう報じられているか?』(祥伝社)、『証言・フルトヴェングラーかカラヤンか』(新潮社選書)、『ドレスデン逍遥』『ドイツ流、日本流』(いずれも草思社)など多数。
(著者)西尾幹二 川口マーン惠美
(価格)1,400円+税
〈発売日〉2015年8月10日
〈判型・ページ数〉四六判 並製 232ページ
〈出版元〉ビジネス社
著者への取材、企画ご協力、読者プレゼントご対応も承ります。
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