ボストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --Access Advance LLC (“Advance”)は本日HEVC AdvanceおよびVVC Advance特許プールの双方に関し、ライセンサーによるいくつかの重要な決定について発表しました。両特許プールは、2025年12月31日までに締結したライセンシーに対して、現行の実施料率と上限を維持し、また同期間中に Advanceのマルチコーデックブリッジ契約(MCBA)を締結したライセンシーに対し、MCBAとVVC Advance特許プールの実施料上限を一致させるインセンティブを延長することを決定しました。




その結果、2025年12月31日以前にHEVC Advanceプログラムに参加するライセンシーは、27,000件以上の特許にアクセスしつつ、2030年まで現行実施料率と上限を維持することが可能となります。この保護措置は、継続的な実施料義務と、過去の売上に対する実施料の算出の両方に適用されます。


さらに、2025年12月31日までにVVC Advance特許プールに参加し、MCBAを締結する現在および新規のHEVC Advanceライセンシーは、VVC Advanceプログラムの実施料上限と一致するMCBA実施料上限の適用を受けることができます。これは、2022 年 6 月 30 日に終了したインセンティブの延長を反映するもので、2030 年まで現行のレートが維持されるとともに、MCBA における実施料上限を実質的に引き下げるものです。これはプラットフォームライセンスアプローチの早期導入者に対し報いたいというAccess Advance のコミットメントを補強するものです。


2026年1月1日より、HEVC実施料率は、HEVC Advanceの料率を既存のVVC Advance実施料体系と整合させるように更新される予定です。VVC Advanceの料率については、ライセンサーは、2030年まで現在の水準を維持することに合意しており、Access Advanceのビデオコーデック・プラットフォームライセンスプログラム全体において、MCBAの提供価値がライセンシーにとってさらに有益なものとなります。


Access AdvanceのCEOであるPeter Moller氏は以下のように述べています。「両ライセンサーグループが、レートと上限を現行水準で維持し、ライセンシーがMCBAに署名するための追加のインセンティブを提供するという決定を通じて、市場の安定性と予測可能性を重視したことを大変嬉しく思います。約10年間にわたる安定したHEVCレートを踏まえ、2025年以降に新たに参加するライセンシーに対する調整は、HEVC対応デバイスとコンテンツの普及をみてわかるように、HEVC Advance特許プールが市場に提供している現在の著しい成長と価値を反映するものです。」 「我々がプールを開始した当初、HEVC標準必須特許全体の約35%をカバーできるであろうと想定していました。現在当社の特許プールは世界のHEVC特許の75~80%を占めており、当初の予測を2倍以上も上回っています。2026年1月1日以降新規ライセンシーに対して適用される25%の承認済みレートの調整は、倍に拡大した当プールの特許カバレッジが正当化するであろう数字より小さく抑えつつ、透明性の高いFRANDライセンスへの当プールのコミットメントを維持しつつ、イノベーターに対する公正な対価を確保するものです。また、これらの変更により、その製品にVVC機能がまだ搭載されていない企業にとっても、VVCプログラムに参加し、MCBAの割引を享受するメリットは明確です。」


業界トップの特許網


HEVC Advance特許プールは、当初500件未満の特許で始まりましたが、業界で最も包括的なライセンスソリューションへと進化し、現在ではH.265/HEVC技術に不可欠な27,000件以上の特許をカバーしています。この劇的な拡大は、世界中のあらゆる単一のライセンスプログラムの中で、HEVCの標準必須特許を最大規模で統合しています。


当特許プールが主要な特許所有者の参加を得ることに成功したことは、Access Advanceの知的財産権ライセンスに対するバランスの取れたアプローチに対する市場の高い信頼を示しています。最近参加の企業には、携帯電話、家電、自動車、および新しいIoTアプリケーション分野における大手テクノロジー企業が含まれています。


柔軟性、費用削減、効率化の機会


Access Advanceは、現在のライセンシーおよび将来のパートナー候補に対し、2025年12月31日の期限までにそれぞれのマルチコーデックライセンス戦略について評価を行うよう促しています。HEVCと次世代VVC技術の両方を導入している企業は、MCBA構造を活用することで、大幅なコスト削減と運用効率の向上を実現できます。


また、HEVCレートとVVCレートの整合により、企業は製品ポートフォリオ全体でビデオコーデックライセンスへの統一されたアプローチを採用する機会が得られ、業界で最も包括的な特許カバレッジにアクセスしながらコンプライアンス義務を簡素化し、将来のテクノロジー導入に最大限の柔軟性が提供されます。


ライセンスに関するお問い合わせおよび料率の詳細情報については、のAccess Advance (licensing@accessadvance.com)までお問い合わせください 。


Access Advanceについて:Access Advance LLCは、最も重要なビデオコーデック技術の必須特許をライセンスするための特許プールの開発、運営、および管理を主導するために設立された独立系ライセンスアドミ二ストレータです。Access Advanceは、特許所有者と特許実施者の両方に透明かつ効率的なライセンスメカニズムを提供します。


Access Advanceは、H.265/HEVC技術に必要不可欠な27,000件を超える特許のライセンス供与のためのHEVC Advance特許プール、およびVVC/H.266技術に必要不可欠な特許のライセンス供与のためのVVC Advance特許プールを運営・管理しています。当社のマルチコーデックブリッジ契約は、HEVC AdvanceとVVC Advanceの両方のプールに参加しているライセンシーに対して、単一の割引実施料率体系を適格なライセンシーに提供します。さらに、Access Advanceは、HEVC、VVC、VP9、およびAV1コーデックを対象とするビデオストリーミングサービス向けの包括的なライセンスソリューションであるVDPプールを提供しています。詳細については、www.accessadvance.comにアクセスください。


Contacts


メディア連絡先:
Meredith Hollander

ダイレクター、戦略コミュニケーション

Access Advance LLC

電子メール: press@accessadvance.com
ウェブサイト: www.accessadvance.com


ライセンスに関するお問い合わせ:
電子メール:licensing@accessadvance.com

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 Access Advance、2030年までのHEVC AdvanceとVVC Advanceの料率を発表