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フランクフルト--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --日本の自動車産業は、2024年に合計約1万3,000台の産業ロボットを設置した。この新規設置台数は前年比で11%増となり、2020年以降で最高水準となった(国際ロボット連盟(IFR)発表の暫定調査結果)。
国際ロボット連盟の伊藤孝幸会長は、次のように述べている。「日本は世界有数のロボット製造国であり、世界のロボット生産の38%を占めています。工場自動化についていえば、日本の自動車産業は、2023年時点のロボット密度が従業員1万人当たり1,531台で、世界第4位でした。これはスロベニア、韓国、スイスに次ぐ順位であり、米国やドイツを上回ります。」
日本の自動車産業では、現在、パワートレイン切替えに対応するための再編プロセスが進行中である。多くの自動車メーカーが、バッテリー式および燃料電池式の電気自動車のラインナップを拡大する予定である。さらに日本のメーカーは、水素を燃料とする内燃機関の開発にも取り組んでいる。この多彩なラインナップを支えるには、適切な生産技術が求められる。日本では年間ロボット設置台数の約25%を自動車メーカーが占めている。これを上回る台数のロボットを設置しているのは電気・電子産業のみで、同産業の2024年の設置台数は前年比5%減の約1万4,000台だった。
伊藤氏は「日本においては、ロボットの活用は最新の産業現場に限られた特徴ではなく、日常的な用途での開発も後押ししています。2025年7月に大阪・関西万博で開催される『未来づくりロボットWeek』では、ロボットが日常生活をサポートするという、社会の進化を体験できるでしょう」と述べた。
「未来づくりロボットWeek」 2025年7月13日~19日、大阪・関西万博
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