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IEEEとその世界AI標準は、2024年国連AI諮問機関の報告書「人類のためのAI統治」で評価されています。同報告書はAI標準交換所のきっかけとなりました。その影響力のあるAI標準と関連作業により、主要な標準化組織であるIEEEは、交換所の設立にあたりパートナーとして組み込まれました。
IEEEの社長兼最高経営責任者(CEO)のキャスリーン・クレーマーは、今年のAIに関する国際サミット「AI for Good」のハイレベルAI標準化パネルに登壇し、「人類の恩恵のために技術を発展させるというIEEEの使命は、私たちの組織とコミュニティの基盤となっています。IEEE SAの活動は、グローバル・コミュニティ全体における直接的で包含的な協力が、いかに実質的な影響を与えられるかを示しています。私たちの標準が国際AI標準交換所に含まれることで、IEEEのAI標準と指針を、政策立案者、開発者、規制当局、その他の利害関係者が、容易に発見・アクセスできるようにする取り組みを強化しています。彼らは、相互運用可能で信頼性の高いAIシステムのグローバル発展を支援するために、信頼性の高い、オープンで協調的なプロセスと整合性の高いリソースを求めています」と語りました。
IEEE SAは、AIと自律システムの課題に取り組むリーダーです。そのAIエコシステムには、以下のような現在進行中の画期的な研究やプログラムが含まれます。
IEEE SAマネージング・ディレクターのアルペッシュ・シャーは、「IEEE SAは世界的に認知・尊敬されている標準化団体であり、WTOの原則を守りながらコンセンサスを得るための複数の経路を提供しています」とし、「IEEE SAの独特な点は、その集合的なグローバル・インテリジェンスを、国内、地域、また国際的な文脈で適用できることです。その活動のグローバルな性質と、AIシステム分野での有意義で継続的な影響力により、要請されていた交換所への貢献を実現しました」と述べました。
IEEEコミュニティの活動は、AI分野で評価を受け続けています。その例として、AI標準化に関するJRC報告書、顧客のAIシステムの評価をサポートするCertifAIEd(™)評価者の有効化、製造者認証、政府およびNGOトレーニングなどが挙げられます。これらが結集して、国連AIガバナンス報告書に概説された要求の実現を支援し、ギャップが存在する場合に標準化と実装の選択肢を提供しています。
IEEEスタンダード・アソシエーションについて
IEEEスタンダード・アソシエーション(IEEE SA)は、イノベーターが世界の技術標準を高めるための協働組織です。IEEE SAは、より良くさらに安全で持続可能な世界を形成する、最先端の市場に合致した技術標準や産業ソリューションの開発において、人々が協力し合えるようなグローバルでオープンな合意形成の環境とプラットフォームを提供します。
IEEEについて
IEEEは世界最大の技術専門組織であり、人類の恩恵のために技術を発展させることを目的とした公共の慈悲団体でもあります。高頻度で引用されるその出版物、会議、技術標準、専門的・教育的活動を通じてIEEEは、航空宇宙システム、コンピュータ、電気通信から、バイオメディカル・エンジニアリング、電力、家庭用電気製品に至るまで、さまざまな分野で信頼されています。詳細はhttps://www.ieee.orgをご覧ください。
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Ravi Subramaniam, Senior Director Product, Business Development &Marketing
r.subramaniam@ieee.org
Karen McCabe, Senior Director of Technology Policy
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