電磁波で呼吸器ウイルスを無力化 — それが現実に!


イタリア企業のe4lifeが開発したこの技術は、インフルエンザ、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)、コロナウイルスの効果を不活性化する90%以上の有効率で(複数の研究機関により確認済)、ヒトと動物の両方を呼吸器ウイルスから守る


さらに、ネイチャー・サイエンティフィック・リポーツ誌に掲載された最近の研究では、鳥インフルエンザ・ウイルスに対するe4lifeの効果が示される


e4lifeの最高経営責任者(CEO)、ヴィンチェンツォ・ポンパによると「ワン・ヘルスは、動物・ヒト間の波及リスクを減らし、各個人が安全な空間で自然な社会生活を送れるようにすることが狙いです」

ローマ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --電磁波は呼吸器ウイルスを無力化できるでしょうか?答えは、できます。6月25~27日に開催のジャパン・ヘルス で、バイオディフェンス(生物防衛)業界で活躍するイタリア企業のe4lifeは、その革新的な機器を紹介する有力企業の一社です。この機器は電磁波を使って、空気中の(バイオエアロゾルを介して輸送される)呼吸器系ウイルスを無害化します。






世界初のこのソリューションでは、有効率が90%以上で、ほぼ瞬間的な除菌作用を持ちます。ヒトや動物に100%無害であることから空間や環境で避難の必要がありません。


このイタリアの特許は、化学薬品やフィルター材を使用しないほか、マイクロ波の伝送に基づいています。マイクロ波は、周波数とパワーの特定の組み合わせで、ウイルス内部のプラス電荷と、カプシド(ウイルスの核酸を包む蛋白質の殻)または外膜に存在するマイナス電荷の間のバランスに作用します。これにより、「共鳴」現象を引き起こし、ウイルスの外部膜を破壊し、ウイルスの拡散と感染力を効果的に阻害します。


この技術の重要なひらめきの瞬間は、パンデミック(世界的大流行)の時期に訪れ、2年にわたる研究と綿密な分析を要しました。これは台湾の科学者が行ったある研究から始まり、その結果はネイチャー・サイエンティフィック・リポーツ誌に掲載されました。最初の結果は、異なる周波数の電磁波をコロナウイルスで調べたもので、その後、他の病原体でも検査を行いました。この新技術の最も興味深い特徴のひとつは、標的作用を持ちうることです。これにより、この機器は、共振周波数を変えて特定の病原体に合わせた較正ができるようになります。


その効果は、最近の変異株を含むコロナウイルス、RSV、季節性インフルエンザ(この場合、有効率は95%超)、鳥インフルエンザ、豚インフルエンザで検証されています。e4lifeには、常に進化し、増え続けるウイルスに対応する機器に焦点を当てた研究について重要なロードマップがあり、近い将来には、細菌についても対応させていく構えです。


この技術を使った製品は現在3種類あり、2種類がヒト用、1種類が動物用です。e4lifeパーソナルは、携帯可能な軽量のコンパクト版(100g x 8.5 cm)で、SAR(人体への電波エネルギー吸収量)認証を受けています。快適で安全な装着感のあるこの機器は、直径約3メートルの「泡」を発生させてウイルスを不活化させます。e4lifeアンビエントは、天井または壁に設置する「固定」版で、約50平米の行動範囲をカバーします。


最後に、e4lifeファームは、畜産農場専用の機器で、鶏、七面鳥、豚に脅威となる動物ウイルス性疾患(実際には鳥インフルエンザと豚インフルエンザ)対策として設計されています。


「この技術は、動物間での感染を最小限に食い止め、蔓延リスクを経験するためにも、空気中のウイルス感染の制御が不可欠となる農場など、ヒトと動物の両方で高リスク環境における用途に突破口を示すものです」と、e4lifeのCEO、ヴィンチェンツォ・ポンパは述べ、さらに「当社の機器の焦点と有効性は、私たちの活動の意味を完璧に表しています。それは私たちのコミットメントの出発点であり、ヒト、動物、環境保健の基礎的な相互関係を認識・促進するアプローチである『ワン・ヘルス』の概念と密接に結びついています。私たちの目標は、各個人が不安や心配のない安全な空間で交流し、自然な社会生活を楽しめるようにする当社のソリューションを通じて、バイオディフェンス分野に革命を起こすことです」と述べました。


e4lifeが達成した結果の価値と重要性をさらに裏付けるのは、現在e4lifeが受けている数々の評価例です。実際、この技術は科学的テストを受けており、チェリオ軍病院および独立したヴィロスタティクス研究所と、学術誌「Viruses」および「European Society of Medicine」に掲載の2つの研究によって検証されています(出典:Esmed.org)。


この技術はまた、ミラノ大学の生物医学・臨床科学部で実施されたテストキャンペーンの対象でもあります。その結果は、以前のテストキャンペーンで取得済みのデータ、すなわち90%近い再現可能な有効性を確認するものでした。ローマ大学のバイオメディコ・キャンパスは、代わりにこの技術の制御と有効性の研究に協力しています。


さらに、欧州委員会共同研究センターによるJRC-HERAの技術的な前向き研究には、室内環境の空気の質の向上を保証できる現在利用可能な技術のひとつとして、この技術が含まれています。


すでにかなりの数の検証が得られており、その中にはジェノバ大学からの認証も含まれており、この技術のインフルエンザやとコロナウイルスに対する90%以上の有効性をテストしています。最後の「保証の印」は、科学雑誌「ネイチャー・サイエンティフィック・リポーツ」の論文から来ており、鳥インフルエンザ・ウイルスを不活性化する電磁波の有効性を実証した研究が掲載されています。


さらに、電磁波を利用した呼吸器系ウイルスの不活化システムは、「UNI/PdR 173-1室内除菌の参考事例」に含まれており、これはイタリアの標準化団体であるUNIが国立衛生研究所(Istituto Superiore di Sanità)と共同で作成した文書です。この論文は、屋内の除菌管理に関する要件のほか、医療機器として分類されていなくても、その目的で使用できる解決策を規定しています。


e4life機器は現在、欧州、オーストラリア、日本、シンガポール、サウジアラビア、UAE、モロッコ、エジプトで販売承認を受けています。


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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 e4lifeの機器、大阪で6月25~ 27日 開催のジャパン・ヘルスに登場