• TDKは2019年に設立したコーポレートベンチャーキャピタルのTDK Venturesを通して、持続可能な未来と社会貢献を実現し、社会への波及を志す起業家に対し、グローバルにアーリーステージで投資


  • Fund 3でTDK Venturesの総運用資産は5億ドルに到達―TDKの持続可能な成長への変革を後押し


  • Fund 3はFund 2を引き継ぎ、当社が注力するメガトレンドを軸に、新しい市場/アプリケーションおよび先進的技術において、実践的な知見を得る、TDK Venturesのミッションを追求

サンノゼ、カリフォルニア州--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、当社の連結子会社でコーポレートベンチャーキャピタル活動を担うTDK Venturesが革新的な次世代ディープテックスタートアップの成長を促進することを目的とした、1億5000万ドル規模のFund 3を設立したことを発表します。 このファンドはFund 1、Fund 2、およびFund EX1での実績を踏まえ、TDK Venturesの総運用資産は5億ドルに達し、アーリーステージのインパクト投資におけるグローバルリーダーとしての存在感を一層高めています。Fund 3はFund 2を引き継ぎ、シード期からシリーズB期までのアーリーステージのスタートアップを対象として、同様の戦略を追求していきます。同社は、先端材料、センサ技術およびパワーソリューションに深い見識を有しており、TDK Venturesは、同社のこうした技術的バックボーンを活かして、各投資に高い付加価値を提供します。また、TDK VenturesはTDKのグローバルな研究開発、製造、およびグループ会社と密接に連携することにより、スタートアップがリスクを低減しながら迅速に規模を拡大できる体制を整えています。




TDKの社長である齋藤昇は、「現在、TDKは長期ビジョン「TDK Transformation」をもとに社会のTransformationへの貢献と、当社自身がTransformationし続けていくという2つのTransformationを加速させ、サステナブルな未来の実現に貢献することを全社で取り組んでいます。世界がよりサステナブルでコネクティッド、かつインテリジェントな未来に向かう中、TDK Venturesはこの変革の最先端にいます。画期的なスタートアップ企業と世界を変えるテクノロジーを果敢に追い求める姿勢は、当社のベンチャースピリットを体現しています。今回のFund 3は、次世代を切り拓き、将来の世界を形成するイノベーターに力を与えるものです。また、常に進化する技術の世界において当社自身の成長と革新に貢献し、さらに長期目線での新たな成長領域を開拓してまいります。」と述べています。


TDK Venturesの社長であるNicolas Sauvageは、次のように述べています。「TDK Venturesのミッションは、ディープテックによるイノベーションを通じ、未来を切り開く、革新的な次世代のディープテックスタートアップ企業の成長を促進することです。当社はFund 3により、新たな市場を開拓する革新的なスタートアップ企業の発掘・支援に一層力を注いでまいります。資金提供だけにとどまらず、スタートアップのオペレーションの支援や、果敢な起業家とTDK グループの間で”equal-win”(同程度のメリットが双方にあること)のシナジーを創出できることが私たちの強みです。


Fund 3は投資の資金というだけでなく、TDKの変革を実現する原動力として、社会にとって重要な新たなメガトレンドの中でTDKの内なる革新と外部との相乗効果による成長を推進します」。


TDK VenturesのFund 3は以下の戦略的分野に注力します。



  • AI、コンピューティング、コネクティビティ:生成AI、将来のデータセンター、次世代のコンピューティングおよびコネクティビティ/フォトニクスなど


  • 素材:次世代の素材、ナノファブリケーション、マテリアルサーキュラリティなど


  • 気候革新技術:気候変動の緩和や適応など


  • ロボティクス、製造:将来の工場、高度なロボティクス、工業用ソフトウェア/OS、宇宙、バイオ製造など


  • モビリティ、AgTech、デジタルエコノミー:モビリティの電動化、農業、水産業、新興経済の脱炭素化など


TDK Venturesは知見の共有と戦略的シナジーを促進させるために、トップティアのベンチャーキャピタルパートナー、企業イノベーターおよび研究機関を含め、エコシステム全体における強力でグローバルなコラボレーションの育成に引き続き注力していきます。また、同社のポートフォリオ企業に対して引き続き、比類のない戦略的サポートを提供し、2025年にはネット・プロモーター・スコア(NPS)で88%を獲得しました。5年連続で80%を超えており、同社が起業家へ提供し続けている価値を反映したものです。


産業を変革させ、世界に貢献するという野心を持ってディープテック企業を設立している方は、是非当社へご連絡ください。


www.tdk-ventures.com


TDK株式会社について


TDK株式会社(本社:東京)は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で未来を引き寄せ(Attracting Tomorrow)、社会の変革に貢献してまいります。


当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。


アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2024年3月期の売上は約2兆1,030億円、従業員総数は全世界で約101,000人です。


TDK Venturesについて


TDK Venturesはベンチャーキャピタルポートフォリオでは十分にカバーされていないマテリアルサイエンス、エネルギー/電力、そして関連領域におけるイノベーションに注力するベンチャー企業に投資を行っています。TDK株式会社の完全子会社として2019年に創業。TDK Venturesのビジョンは、ロボットや産業、次世代輸送、複合現実、より広範なIoT/IIoT市場などのセグメントのデジタルおよびエネルギーの変革を推進することです。TDK Venturesは、TDKが事業を展開するグローバル市場へのアクセスや技術的専門知識の提供を通じて、有望なポートフォリオ企業への共同投資や支援を行います。ご興味のあるベンチャー企業または投資パートナーの方は、TDK Venturesにお問い合わせください。(www.tdk-ventures.com


こちらのテキストおよび関連画像は、以下のリンクからダウンロードできます:


Contacts


Mr. R. FINELLI

raphel.finelli@tdk-ventures.com

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 TDK、未来を切り拓くスタートアップの成長を促進する、1億5000万ドルのFund 3を設立