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発足日午後に実施の発表会では、医療・経済政策専門家、臨床専門家、そして脳卒中を実際に経験した人々が、脳卒中による人的・経済的影響に対処するための行動に関する主要データと提言を明らかにします。当連合は、脳卒中罹患者のデータと実体験の両方を基にした初の政策文書『Stroke Action Now』を発表します。本文書では、主に以下の点について、疾患への対処に顕著な進展をもたらす可能性のある介入事例をエビデンスに基づいて示しています。
このように改善する可能性があるにもかかわらず、予防、治療、リハビリテーションサービスは、脳卒中患者の一部にしか提供されていません。例えば、血栓摘出術は、医学的適格性を満たす患者の3%にしか提供されておらず、また、世界中の医療施設の20~40%では基本的な脳卒中リハビリテーションサービスが未だ実施されていません。
「脳卒中による世界的な負荷は過去30年間で倍増しました」と、当連合の共同議長であるボー・ノルビング教授は説明します。「それでも、同期間に予防から回復までのケア・パスウェイ全体で大きな進歩が遂げられ、不公平な健康転帰を改善し、世界的な健康と発展の目標に向けて大きな進歩を遂げる素晴らしい機会がもたらされています。国家脳卒中計画の策定は、非感染性疾患(NCDs)の予防と管理に向けての将来を見越した戦略の一環として、政府にとって最優先事項でなければなりません。この状況を好転させるために、また30年も待つ余裕などありません。何百万もの人々の命が、政府が直ちに行動に移すかどうかにかかっているのです」
当連合のリーダーたちは、今年9月開催の非感染性疾患(NCDs)に関する第4回国連ハイレベル会合に出席する各国政府に対して、以下の5つの行動に対する真剣な取り組みを要請しています。
当連合の呼びかけは決定的な瞬間に行われます。間近に迫った国連ハイレベル会合は、世界の指導者たちが今後25年間のNCD対策の方向性を定める貴重な機会です。脳卒中を見過ごしてはなりません。当連合は各国政府に対し、今回の機会を逃さず、脳卒中をはっきりと認識し、優先事項として対策を講じるよう強く求めるものです。
注記
当連合のメンバーには、世界脳卒中機構、米国脳卒中協会、アジア・大洋州脳卒中学会、バイエル、ベーリンガーインゲルハイム、欧州脳卒中機構、南アフリカ心臓・脳卒中財団、イプセン、カナダ・マーチ・オブ・ダイムズ、メドトロニック、フィリップス、英国脳卒中協会、血管・インターベンション神経学会などが含まれます。
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