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FDAのブレークスルー・デバイス指定は、既存の標準治療を超える優れた利点をもたらし、アンメット・メディカル・ニーズに対応し、ヘルスケアにおいて重要な進歩をもたらす医療機器に与えられるものです。PathChat DXは、先日『ネイチャー』で発表されたPathChatモデルの拡張版で、マス・ジェネラル・ブリガムのファイサル・マフムード博士が主導するマフムード・ラボで開発されました。PathChatは高度な生成AIとマルチモーダル解析を統合し、病理医がより高い精度と効率性をもって複雑な症例を診断できるように設計されています。また、豊富な組織画像や画像・テキストのデータセットで事前学習された病理学基盤モデルと、特別に学習されたマルチモーダル大規模言語モデル(MLLM)の独自の組み合わせを活用し、高解像度の病理画像と臨床データを分析します。
モデラAIは、この指定により、FDAによる優先的な審査とFDAとの連携体制の強化を得ることができ、PathChat DXの開発・商業化プロセスを加速させることができます。これはまた、FDAが、診断のばらつきや症例数の増加といった病理学における深刻な課題に対応できる同プラットフォームの潜在能力を認めていることを示すものでもあります。
モデラAIの最高経営責任者(CEO)であるジル・ステファネリ博士は、「ブレークスルー・デバイス指定は、人体病理学用に特別に学習された初の生成AIツールの1つであるPathChat DXが持つ、革新的な可能性を証明するものです」と述べて、「このマイルストーンにより、生成AIとエージェント型AIを使用した診断ワークフローの加速という当社の使命に一歩近づくことができました」と話しています。
「病理医にとって、どのようなキャリア段階にいたとしても、PathChat DXは革新的な一歩となります。診断の精度を高め、診断にかかる時間を短縮できることで、タイムリーかつ正確な判断が治療成果に直接影響するような患者ケアにおける重要なニーズに対応できます」と、テキサス大学MDアンダーソンがんセンター教授兼外科病理医であり、モデラAIの科学顧問であるアレクサンダー・ラザー医師兼医学博士は述べています。「仕事量や疲労の増加など、病理学における需要や課題が高まる中、PathChat DXのようなツールにより、病理医はこの複雑な分野において効率性と回復力の両方を向上させることができるのです。」
モデラAIについて
ボストンを拠点とする生物医学AI企業のモデラAI(www.modella.ai)は、最先端の生成AI・エージェント型AI技術の開発を通じてヘルスケアの前進に取り組んでいます。人工知能と病理学の専門知識を組み合わせることで、臨床医の支援、患者アウトカムの改善、および医療ワークフローの変革を実現する画期的なソリューションの提供を目指しています。
免責事項:FDAのブレークスルー・デバイス指定は、FDAの認可または承認を意味するものではありません。PathChat DXは現在、規制基準および臨床上の安全性要件への準拠を確実にするため、さらなる試験と評価を進めています。本リリースには、モデラAIの経営陣による現時点での仮定および予測に基づく将来の見通しに関する記述が含まれている場合があります。モデラAIでは、こうした将来の見通しに関する記述を更新したり、将来の出来事や進展に則する責任を一切負うことはありません。
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Richard J. Chen, press@modella.ai