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この取引は、規制当局であるシンガポール金融管理局(MAS)の承認待ちの段階であった今年3月に最初に発表されたものです。その後、11月下旬に承認を取得しています。
今回の統合により、GLASはシンガポールを拠点にアジアの現地のお客様に対し、ローン・エージェンシーおよび受託サービスを提供することが可能になります。また、Watigaのお客様には、充実した国際的なサービスへのアクセスを提供することになります。
GLASは4月にフランスの資産運用および信託会社であるPristineを傘下に加えており、Watigaはこれに次ぐ今年2社目の買収となります。それ以来、GLASとPristineは拡大した顧客基盤を共同でサポートするなど、取引における戦略的根拠は証明されています。
今回のWatigaの買収により、GLASのアジア太平洋地域における事業展開が拡大し、Watigaチームが加わることで、同地域を拠点とする専門家からなるチームが60人以上の規模に拡大することになります。
Watiga
Watigaは、法人、信託、ファンドサービスを提供する企業です。
Watiga TrustはMASからライセンスを取得している信託企業であり、集団投資スキームの受託者として承認を受けています。
信託、受託、カストディ(証券保管・管理)サービスをオーダーメイドに幅広く提供するWatiga Trustは、シンガポール・インスティチュート・オブ・バンキング・ア ンド・ファイナンス、シンガポール受託者協会、シンガポール・ベンチャー・アンド・プライベート・キャピタル協会、およびアジア太平洋ローン・マーケット協会のメンバーです。
Watiga Asiaは一連のファンド、ローン、会社管理サービスを提供しており、シンガポールファンド管理者協会のメンバーです。
GLAS
GLASは数年にわたりアジア市場にサービスを提供しており、近年注目を集めた中国のシノ・オーシャン、Evergrande、Sunacなどの債務のリストラにも関与しています。
今回の買収完了後、GLASはチームの現地における機能拡大を支援し、シドニー、メルボルン、ブリスベンにあるGLASの既存のアジア太平洋オフィスがWatigaの運営をサポートすることで、世界中で一貫した顧客サービスを提供していきます。
GLASの創設者であるミア・ドレナンとブライアン・カルネは次のように述べています。
「GLASにとって、今年も引き続き素晴らしい年となりました。当社は、アジアのお客様に現地のタイムゾーンでサービスを提供できることを嬉しく思います。また、マットと彼のチームと緊密に協力しながらより幅広い製品サービスを構築し、グローバルに展開できることを楽しみにしています。
今回の提携により、規制遵守のもと、APAC、EU、米州にわたるグループの包括的なサービス提供範囲が強化され、当社の受賞歴のあるサービスや製品について、これまで以上に多くのお客様がアクセスできる機会を提供できることになります。
今回の買収は、当社のグローバルな事業展開における重要な節目となります。GLASネットワークを通じて、Watigaの広範な知識、ライセンシング、専門知識を当社のお客様に提供できることを嬉しく思います。」
Watigaの創設者でマネージングディレクターのマット・リチャーズ氏は以下のようにコメントしています。
「WATIGAを構築してきたこの13年間は、市場ニーズに応えるやりがいのある道のりでした。
当社チームは、斬新な視点と新しい機会をもたらすGLASとともに今後歩んでいけることを嬉しく思います。
GLASのグローバル規模の技術的専門知識、金融インフラ、イノベーション・マインドセットが、当社のお客様、従業員、そしてステークホルダーに恩恵をもたらし、力を与えると信じています。」
GLASについて
GLASは2011年に設立された独立系かつ債権者ではない立場で、コンフリクトフリーな機関投資家向け債務管理サービスを提供するトッププロバイダーであり、民間および公共のグローバルな信用市場を対象としています。
5,000億ドルを超える資産にサービス提供している当社はロンドンに本社を構え、米国、フランス、ドイツ、スペイン、アラブ首長国連邦、オーストラリアで事業を運営しています。
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