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カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --インテリジェントデータインフラを提供するNetApp®(「ネットアップ」、NASDAQ: NTAP)は、2年目の発行となる「データの複雑性に関するレポート(Data Complexity Report)」を公表しました。同レポートは、複雑化するAIのためのデータ管理にグローバル組織がどう対処しているかを検証しています。今年のレポートは、2025年以降のAIが組織にどのような影響を与えるかについてグローバルな視点を提供し、変革をもたらすこのテクノロジーに付いてまわる複雑性やリスクに対処しながら、企業がAIの可能性を活用する一助となる知見を与えています。
「組織においてAI能力の実験段階から拡大段階への移行が進み、2025年はAIにとって決定的な年になりそうです」とネットアップの最高マーケティング責任者(CMO)のガビー・ボコは述べています。「今年の『データの複雑性に関するレポート』では、企業がイノベーションと効率化を推進するためにかなりの投資を行っている現状が明らかになっています。しかし、これらの努力は、グローバルなハイテク企業の経営幹部がデータの複雑性、セキュリティ、持続可能性という山積する課題に対処することができて初めて成功するものです。統合データのストレージを中核とするインテリジェントなデータインフラが、AIの可能性を引き出す鍵となると思います」
AI投資:AIで銀行の出番はなくなるのか?
世界の企業の3分の2が、自社のデータはAI向けに完全またはほぼ最適化されていると答えています。つまり、データがAIのユースケース向けにアクセスできる状態で、正確かつ十分実証済みであるということです。しかし、このような進捗状況にもかかわらず、2025年にもAIとデータ管理への投資がまだ必要となります。実際に、世界のハイテク企業の経営幹部の40%が、2025年にはこれまで以上のAIとデータ管理への投資がそれぞれの会社で必要になると考えています。AIのためのデータ最適化で企業はかなりの前進を遂げてきたものの、将来的なブレークスルーを達成するためには、さらに大きなコミットメントとリソースが必要となるようです。
データのサイロ化:データがAIの成功の妨げになる?
データの一元化はAIの成功の重要な推進力とされてきており、世界のハイテク企業の経営幹部の79%が、AIで最適な成果を得るためにデータを一元化することが重要だと認識しています。データ・ストレージが一元化されている企業は、データの種類や場所に関係なくハイブリッドなマルチクラウド環境でデータを接続することによりデータのサイロ化を解消することに成功しており、データが常にアクセス可能な状態になっています。データの一元化を優先する企業の方が2025年にAIの目標を達成する可能性が高く、データの一元化を優先している企業で目標を達成できないと回答している企業は23%にとどまっているのに対し、データの一元化を優先しない企業は30%に達しています。データ管理とインフラへの投資は企業にとっての最優先事項になり、経営幹部は他のAI関連の取り組みよりも2倍重視しており、この傾向は今後強まっていく見込みです。将来的に、データの一元化に取り組んでいる組織は、AIの変革力をフルに活用し、競争が激化する状況下でも優位な立場を維持しやすくなると思われます。
データセキュリティ:AIに伴うサイバー脅威は拡大するのか?
世界的なハイテク企業の経営幹部は、AIの導入に伴いセキュリティの脅威が著しく増加すると見込んでおり、41%が2025年に急増すると予測しています。データのプライバシーとセキュリティに関する懸念は、前年との比較において世界的な最重要課題であることに変わりはなく、AI先進国であるインド、日本、米国(これらの国はAI分野において他を大きく引き離している)は、セキュリティの問題の報告件数が増加する可能性がドイツ、フランス、スペインといったAI後進国と比べて2倍近く高くなっています。
AIの台頭によって、多くの組織の攻撃対象領域が拡大しており、AIモデル自体の保護、攻撃に対する露出が増えたデータセットの防御、AIアプリケーションで使用するデータの利用可能性と安全性の確保といった新たな課題が生じています。AIに起因するセキュリティ上の課題は、世界的なハイテク企業の幹部にとって心理的に大きな重しとなっており、59%がこうした脅威をグローバルなストレス要因の筆頭に挙げています。このような注目の高まりは、サイバーリスクの複雑化を反映しています。取締役やCスイートのレベルの経営幹部は、引き続きサイバーセキュリティやランサムウェア対策を優先しており、38%がこれを最優先事項と位置付けています。一方で、明るい兆しもあります。組織がこれまで実施してきた戦略的施策の成果も見えはじめています。サイバーセキュリティを最優先課題としている企業が、2023年と比べて17%減少しています。これは、日々変化する脅威への対策に進展があったことを示す有望な兆候と言えます。
データの持続可能性:AIは地球をリスクにさらすのか?
AIの導入が加速する中、グローバルなハイテク企業の幹部の34%が企業の持続可能性プロセスの大きな転換を予想し、33%が政府の新たなエネルギー政策と投資を見込んでいます。AIの活用によるデータの増大とデータをビジネス価値に変換するために必要となるインフラには(持続可能性の目標に反して)多くのエネルギーを使用し、その影響はAI後進国よりもAI先進国の方が大きくなっています。カーボンフットプリントの削減は、特にAIの導入が進んでいる地域では、依然として極めて重要または非常に重要であるとされているものの、その注目度は年々低下しており、2023年には84%の企業が注目していたのに対し、2024年には72%に減少しています。今後は、AIのイノベーションの可能性を最大限に引き出しながら、AIの環境コストを管理していくことが課題となります。
今年の「データの複雑性に関するレポート」は、極めて重要な変化を浮き彫りにしています。インテリジェントなデータインフラへの投資、セキュリティの優先、持続可能性の導入を実施している事業者は、業務の将来性を証明しているだけでなく、AI主導の環境における大きな競争優位性も手に入れています。
「AIがもたらす変革の可能性は、データ戦略の安全性、拡張性、持続可能性にかかっています」とネットアップのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのクリシュ・ビタルデバラは話しています。「高度なアナリティクスとAIの分野で先行している組織とは、データが一元化され十分にカタログ化されている組織、機密情報のセキュリティとコンプライアンスが堅固な組織、そしてデータがどのように変わっていくかを明確に理解している組織です。これらの課題に取り組むことで、新たなAI時代におけるレジリエンス、責任、タイムリーなインサイトを確保しつつ、イノベーションを推進することができます」
詳しくは、レポートの全文をこちらからご覧ください:https://www.netapp.com/pdf.html?item=/media/120560-2024-data-complexity-survey-report.pdf
12月11日(水)午前11時(東部標準時)に開催される、ネットアップとNANDリサーチのスティーブ・マクダウェル氏とのLinkedInライブイベントにご参加ください。https://www.linkedin.com/events/the2024netappdatacomplexityrepo7271211960103317505/theater/
方法論
2024年11月、ネットアップはウェイクフィールド・リサーチと提携し、9の市場で1,300名以上のIT担当の経営幹部を対象に定量的調査を行いました(9の市場:米国、EMEA(英国、フランス、ドイツ、スペイン)、APAC(オーストラリア・ニュージーランド、シンガポール、インド、日本)。
ネットアップについて
ネットアップは、統合データ・ストレージ、統合データ・サービス、CloudOpsソリューションを組み合わせたインテリジェント・データ・インフラストラクチャー企業であり、ディスラプションの世界をすべての顧客にとってのチャンスに変えます。ネットアップは、サイロのないインフラストラクチャーを構築し、可観測性とAIを活用して、業界最高のデータ管理を実現します。世界最大のクラウドにネイティブに組み込まれた唯一のエンタープライズ・グレードのストレージ・サービスとして、当社のデータ・ストレージはシームレスな柔軟性を提供します。また、当社のデータ・サービスは優れたサイバー・レジリエンス、ガバナンス、およびアプリケーションの俊敏性によってデータの優位性を生み出します。当社のCloudOpsソリューションは、可観測性とAIを通じてパフォーマンスと効率の継続的な最適化を提供します。データの種類、ワークロード、環境を問わず、ネットアップによりお客様のデータ・インフラストラクチャーを変革でき、ビジネスの可能性を実現できます。詳細については、 www.netapp.com をご覧いただくか、 X 、 LinkedIn 、 Facebook 、および Instagram で当社をフォローしてください。
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