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香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド(以下「オアシス」)は、調剤薬局チェーンを展開する株式会社アインホールディングス(9627 JT)(以下「アイン」または「同社」)の株式を 約15.1%保有するファンドの運用会社です。オアシスは「責任ある機関投資家」の諸原則《日本版スチュワードシップ・コード》を遵守しており、この原則に沿ってオアシスは投資先企業のモニタリングとエンゲージメントを行っています。
アインの企業価値の向上を目指し、オアシスは、来る定時株主総会においてアインが提案する「社外」取締役候補者である木村氏の選任に反対票を投じると共に、オアシスの株主提案に賛成票を投じるよう、株主の皆様に強くお願いいたします。
背景– 不祥事の発生とアインの破綻したコーポレートガバナンス体制
2023年後期、KKR札幌医療センターにおける事案でアインとその子会社の取締役2名が公契約関係競売入札妨害の容疑で逮捕され、その後、同起訴事実により第一審で有罪判決を受けていります。アインは、複数の入札案件で提出期限後に、提案内容を差替えていたことが明らかになりました。その上、KKR札幌医療センターの事案では、KKR札幌医療センターの職員より情報を不当に入手することで、入札の競合に対して不当な競争優位性を築いていたことが判明しました。
事件発生後、アインは独立した第三者委員会の設置を推奨するガイドラインやベスト・プラクティスを無視し、本当の意味での独立性が担保されていない「調査チーム」を設置しました。この調査チームの存在は、アインとその子会社の取締役2名が有罪判決を受けた事実が発表されるまで公表されませんでした。その上、アインの経営陣は本不祥事に関して要領を得ない論説の展開を続け、社外取締役や社外監査役は筆頭株主であるオアシスとの面談を拒否し続けた後に退任が発表されました。
KKR札幌医療センター事案における驚くべき提案書の差替え行為や経営陣の逮捕は、その後のアインの対応と共に、企業倫理、コンプライアンスの破綻、コーポレートガバナンスの不備、監督体制の不備といった深刻な懸念を浮き彫りにしました。アインに蔓延する数々の重大なガバナンス問題やアインのその後の対応を前提とすると、オアシスはこの事件が単独で起きたものだとは考えておりません。これらの問題や対応の例として、次のようなものが挙げられます。
アインの現状が不十分なのは明らかです。現職の「社外」取締役は適切な監督をすることに失敗し、大谷氏に対して牽制機能を発揮し、アカウンタビリティーを課すことを怠ってきました。この真の独立性の欠落は、全てのステークホルダーの利益を侵害しかねないものです。今すぐ変革をもたらすことが必須であり、そのために、アインの株主は団結し、取締役会に真の独立性を導入し、コーポレートガバナンスの向上に注力しなければなりません。今こそ、行動の時です。オアシスは、アインが調剤薬局業界を代表する事業者として大成するために、木村氏の選任に反対票を投じるように、取締役会に真の独立性と監督をもたらすオアシスの株主提案への賛成票を投じるように、アインの株主の皆様に強くお願いいたします。
オアシスの創業者兼最高投資責任者のセス・フィッシャーは下記の通りコメントしています:
「日本最大の調剤薬局チェーンにもかかわらず、アインは悲惨な状態にあります。真に独立した取締役会を導入することで、アインは数十年続いた不適切な経営から漸く抜け出すことができます。しかし、現状を追認してしまえば、全てのステークホルダーの利益が犠牲になってしまいます。業界は競争が増していき、アインはまたたく間に置いて行かれるでしょう。これを避けるため、株主は共同して、コーポレートガバナンスの改善に注力しなければなりません。」
オアシスの提案の詳細については、www.AinCorpGov.comをご覧ください。アインのガバナンスをより良くするために、すべてのステークホルダーがオアシスの連絡先AinCorpGov@oasiscm.comに連絡することを歓迎します。
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オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドは、さまざまな国やセクターにわたる幅広いアセットクラスの投資機会にフォーカスしている投資ファンドです。オアシスは、現在最高投資責任者 (CIO) を務めるセス・H・フィッシャーによって2002年に設立されました。オアシスに関する詳しい情報は、https://oasiscm.comをご覧ください。オアシスは日本の金融庁の「責任ある機関投資家の諸原則(日本版スチュワードシップ・コード)」を遵守し、この原則に沿って投資先企業のモニタリング及び、エンゲージメントを行っています。
本プレス・リリースの情報と意見は、Oasis Management Company Ltd(以下、「オアシス」とする)が情報提供目的またはご参考に供する目的でのみ提供するものです。本プレス・リリースは、受領者に対して、 オアシスと共同して特定の会社の株券その他の金融商品取取引法における大量保有の状況等に関する開示制度の対象となる有価証券を取得し、若しくは譲渡し、又は議決権その他の権利を行使することを勧誘あるいは要請するものではありません。そのような共同行動をとる株主は大量保有の状況等に関する開示制度の共同保有者とみなされ、共同保有者は一般への情報開示のために合算した保有株式数を関係当局に報告しなければなりません。オアシスは、そのような報告が必要とされる共同保有者としての合意を明示的に締結する例外的な場合を除き、共同保有者としての報告義務を発生させる一切の行為を行わないことをご了承ください。 なお、本書の内容は、オアシスの所見、解釈、及び評価にとどまります。
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