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静止軌道(GEO)衛星の平均寿命は、燃料が不足し始めるまでのおよそ15~20年です。インテルサットは2020年にノースロップ・グラマンのMEVを2機配置し、寿命以外に問題がない衛星の延命を決めた初の衛星事業者となりました。MEVは2機とも目標を達成し、IS-10-02および「インテルサット901(IS-901)」は衛星の想定寿命を過ぎた後も5年間サービスを提供できるようになりました。両MEVはノースロップ・グラマン傘下のスペースロジスティクスと当初結んだ契約の改訂版に従い、さらに何年か宇宙にとどまってインテルサットの衛星がより長く稼働できるようサービスを提供します。
インテルサットで宇宙システムSVP(シニア・バイス・プレジデント)を務めるJean-Luc Froeligerは、次のように述べています。「当社は静止軌道で最大の衛星事業者として、信頼できるサービスの継続と持続可能な宇宙事業を推進するリーダーシップのために常に尽力してきました。インテルサットは軌道上の衛星を延命する今までにないイノベーションを追求し続けるとともに、業界を1つにまとめて困難な規制環境での情報共有と協調を促進し、宇宙資源の持続可能な管理を達成します。」
テレノール・サテライトのCEO(最高経営責任者)を務めるMorten Tengs氏は次のように述べています。「今回の延長は、ヨーロッパと中東で「トール10-02」からサービスを受けている当社の多くのお客様にとって素晴らしいニュースです。当社はサービスの回復力に誇りを持っています。衛星の寿命を延ばすことで、長期にわたり継続性と労力の少ない操業を確保できるのです。」
MEVの背景
2020年、MEV1号機は燃料不足だった高性能衛星IS-901と成功裏にドッキングしました。2つの商用宇宙機がドッキングし、GEO上でミッションの延長サービスを始めたのはこれが初めてでした。宇宙空間での操作によりIS-901は地上の対象アンテナの方を向き、寿命が5年延長されました。
2021年にはMEV2号機とIS-10-02衛星による2回目のドッキングで、再び偉業を達成しました。稼働中の衛星より数百キロ高い墓場軌道上で実施された最初のドッキングとは異なり、この時MEV2号機はもともとの軌道スロットでIS-10-02にドッキングし、お客様へのサービス中断を一切回避しました。その結果、GEO上で稼働している商用衛星の初の軌道上サービスとなりました。
インテルサットについて
インテルサットのグローバルな専門家チームは、当社の次世代の世界的ネットワークとマネージド・サービスを通じて、政府、NGO、法人のお客様にシームレスで安全な衛星ベースの通信を提供することに注力しています。インテルサットは、世界最大・最先端の衛星群と接続インフラを運用することで情報格差を解消し、コミュニケーション・協力・共存のために人々とそのツールが海を越えて会話し、各大陸に目を向け、空を通じて耳を傾けることを可能にします。当社は60年前の創業以来、顧客と地球へのいくつものサービスにおいて衛星業界の「先駆け」的存在となっています。イノベーションの伝統を拠り所に新世代の課題への取り組みに力を注ぎながら、 インテルサット のチーム・メンバーは現在、宇宙における「次の先駆け」となることを目指しており、この分野に創造的破壊をもたらし、業界のデジタル・トランスフォーメーションを主導していきます。
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Melissa Longo - melissa.longo@intelsat.com;+1 240-308-1881