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カリフォルニア州サンラモン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --SDアソシエーション(SDA)は本日、microSD Expressメモリカードの記録速度を最大2GB/秒に倍増すると共にマルチストリームアクセス機能と関連する電源および対熱管理機能に加え、新しいSD 9.1仕様ではシーケンシャル書込み性能を保証する新しいSD Expressスピードクラスの追加を発表しました。
最新世代のmicroSD Expressは最新のmicroSD Addendumバージョン8仕様に沿ってPCIe Gen4 x1レーンを利用することで1,969メガバイト/秒(MB/秒)、の速度を実現します。microSD Expressは、SD 7.1仕様では985 MB/秒の最大データ転送速度とNVMe上位レイヤプロトコルが採用されました。速度が向上したことで、製品設計者はストレージの選択肢が広がり、簡単な修理やアップグレード可能なストレージを必要とし、サイズに制約のある多様なデバイスにSSDレベルの性能を提供できます。
SD Expressスピードクラスは、SD Expressバスを持つSDXC、SDUC、microSDXC、microSDUCメモリカードに限定適用されます。SD Expressは、2000年のSD規格誕生以来、最も重要な技術的進化でありコントローラ、メモリ、、アプリケーションやインターフェース性能要件をサポートし進化する市場ニーズに対応しています。SD Expressは、より高速なリムーバブルまたはセミリムーバブルメモリカードを必要とする利用モデルをサポートすると共に、「修理する権利」に対応するのにも適しています。
SDAプレジデントの坂本広幸氏は次のように述べています。「SD Expressメモリカードの最低保証シーケンシャル性能規格を定義することで、SDAは、デバイスメーカーとユーザーの両方が、あらゆる種類のコンテンツの最高画質の記録と再生を支援します。」 「SDAは、microSD Expressの速度を2GB/sに倍増する事で製品メーカーにより多くのストレージオプションを提供すると共に要求の厳しい様々なストレージ用途で利用できるカードとして、、また環境に優しいカードとしてデバイスの修理やアップグレードが容易になります。」
新機能
さまざまな電力レベルや熱条件下でSD Expressスピードクラスの性能を最適化するために、NVMe仕様を導入し、、最大電力(MP)値を通じて複数の電力管理設定を規定しました。カードの温度管理のためにホストデバイスが設定したMP値まで電力を消費、した場合特定の温度しきい値グループによる熱管理機能を提供します。さらに、ホストデバイスは、対象のスピードクラスとPCIeバスモードに応じて、カードに適切な熱管理パラメータを設定できます。
SD 9.1仕様は、最大8つのマルチストリームアクセスを含むPCI/NVMeインターフェイス性能確保に必要なアクセスルールを定義しています。
SDAでは、SD 9.1で定義された新機能とSD Expressスピードクラスに関する詳細を記載したホワイトペーパーをご用意しております。
SD Express
SD Expressをサポートするデバイスやメモリカードは、徐々に増えています。SD Expressは、PCI Express® (PCIe®)とNVMe Express™ (NVMe™)のアーキテクチャにより、最大約4GB/秒の転送速度でSSDの性能レベルを提供します。最初のSD Expressカードは、985 MB/秒の速度を持つPCIe Gen 3 x1インターフェイスをサポートするフルサイズSDフォームファクタのSD7.0仕様で登場しました。SD8.0では、PCIe Gen 4 x1、PCIe G3 x2、PCIe Gen4 x2の3つのPCIeインターフェイスが追加され、速度が4GB/秒に向上しました。SD7.1仕様では、microSDフォームファクタでSD Express 985 MB/秒が追加され、microSD Addendumバージョン8仕様では、PCIe Gen 4 x1を使用することで速度が2 GB/秒に倍増しました。SD Expressのギガバイト転送速度は、高速なデータ転送が必要な場面において、新しいストレージの選択肢をもたらします。これには、データ量の多い無線/有線通信、超スローモーション動画、RAW連続バーストモード、8K動画のキャプチャと再生、360度カメラ/動画、カードやモバイルコンピューティングデバイス上で実行される高速アプリケーション、進化し続けるゲームシステム、マルチチャネルIoTデバイス、車載など、要求の厳しい性能が必要なさまざまなアプリケーションが含まれます。
SDアソシエーション
SDアソシエーションは、相互換運用性があるSD規格の策定に取り組む約800社のテクノロジー企業が連携協調する世界的エコシステムです。SDアソシエーションは、市場をリードするSD技術を利用した家電、ワイヤレス通信、デジタル画像およびネットワーキング製品の開発を促進しています。SD規格は消費者に最も支持されており、信頼性の高い相互換運用性と使いやすいフォーマットにより、メモリーカード市場の80%以上を占めています。現在、SDの相互換運用性はスマートフォン、タブレット、ドローン、IoTデバイス、HDTV、オーディオプレーヤー、自動車、コンピューター、デジタルカメラ、およびデジタルビデオカメラ等で利用されています。SDアソシエーションまたはSDアソシエーションへの加盟方法に関する詳細につきましては、SDアソシエーションのウェブサイト(https://www.sdcard.org)をご覧ください。
SDのロゴはSD-3C LLCの登録商標です。
PCIe® - PCI ExpressはPCI-SIG®が策定した規格であり、PCIe®はPCI-SIGが所有する商標です。
NVMe™ - NVM ExpressTMはNVM Express Inc.が策定した規格であり、NVMe™はNVM Express Inc.が所有する商標です。
Kevin Schader
SDアソシエーション
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