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北京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --バイオサイトジェン・ファーマシューティカルズ(北京)(以下「バイオサイトジェン」、HKEX:02315)は、自社で開発した、専有知的財産を持つ完全ヒト型抗体マウスとTCRマウスからなるコレクションを盛り込んだ「RenMice®」シリーズを正式発表しました。「Ren」とは、東洋の文化的要素を取り入れ、「人」を中国語の発音(rén)で記した名前です。新治療薬の創薬・開発・供給を促進し、最終的には人類の健康に貢献するというバイオサイトジェンのコミットメントを表しています。RenMice®シリーズは、5系統の完全ヒト型抗体およびTCRマウス(RenMab™、RenLite®、RenNano®、RenTCR™、RenTCR-mimic™)を網羅しています。これらのマウスは、完全ヒト型モノクローナル抗体、二重特異性抗体、二重特異性抗体薬物複合体(BsADC)、ナノボディ、完全ヒト型T細胞受容体(TCR)、TCRミミック抗体の創薬に対する堅牢なサポートとなります。当社はさらに、MHCクラスター遺伝子、NK細胞クラスター遺伝子など多様な医薬品を開発するための遺伝子クラスター用に、新しい系統の完全ヒト型抗体RenMiceを作成しており、開発が成功次第RenMiceのポートフォリオに追加する予定です。
2019年の連続リリース以来、当社のRenMiceシリーズはバイオ医薬品およびバイオテクノロジー分野で世界的な評価を受けています。2023年6月30日時点で、世界で20社のバイオ医薬品企業やバイオテクノロジー企業とライセンス契約を締結し、特定の標的に作用する抗体の開発プロジェクトを42件開始しています。さらに、抗体医薬品について50件の共同開発・ライセンス供与・譲渡契約を世界中のパートナーと確立しました。バイオサイトジェンの「プロジェクト・インテグラム」で900件を超す標的特定型抗体の創薬プロジェクトを完了し、40万から50万個の抗体分子を特定したので、外部との治療抗体共同開発・ライセンス供与・譲渡契約の数は大幅に増加する見込みです。新しいRenMiceプラットフォームの開発が成功したことで、当社の新薬開発における技術力はさらに強化され、世界各地にいるパートナーとの協力のもとで新治療薬の開発が加速されるでしょう。
RenMabマウス:世界をリードする完全ヒト型モノクローナル抗体開発モデル
当社は特許技術「サイズ無制限精密染色体工学(SUPCE)」を利用してRenMabマウスを開発し、マウス抗体重鎖および軽鎖可変領域遺伝子を、対応するヒト遺伝子にin situ置換することに成功しました。従ってRenMabは、ヒト抗体可変領域遺伝子を完全にそろえた数少ないマウスモデルの1つとなっています。RenMabマウスは免疫化の後、多様なエピトープを標的とし、野生マウスと類似の親和性を持った完全ヒト型モノクローナル抗体配列を生成します。重要なのは、これらの抗体が優れた特異性と物理化学的特性を備えており、イン・ビトロのヒト化作業を追加しなくて済むことです。これにより、ダウンストリーム開発にかかる時間とコストを大幅に削減し、臨床応用が成功する可能性を高めます。中国で独自に開発された完全ヒト型抗体マウスモデルとして、RenMabは2023年に中国の特許認可を受けました。
RenLiteマウス:完全ヒト型二重特異性抗体と二重特異性ADC開発のための共通軽鎖モデル
RenLiteマウスの特徴もRenMabマウスと同様、ヒト抗体重鎖可変領域遺伝子を完全にin situ置換できることです。RenMabマウスとは異なり、RenLiteマウスは単一のヒト抗体軽鎖可変領域遺伝子を持っています。そのため、RenLiteマウスによって生成された抗体は共通の軽鎖を持ち、二重特異性抗体(BsAb)を組み立てる際の重鎖と軽鎖のミスマッチを効果的に低減します。Knobs-into-Holes(KIH)技術を取り入れることで重鎖・重鎖のミスマッチ率も大幅に低減され、組み立て成功率は95%を超え、CMCプロセスの複雑さを大幅に削減します。RenLite由来の抗体から組み立てたBsAbはモノクローナル抗体と類似しており、良好な物理化学的特性を示すため、さらに二重特異性ADCに発展させることができます。
RenNanoマウス:完全ヒト型で重鎖のみのナノボディ開発モデル
RenNanoマウスは、RenMabマウスの抗体の定常領域を遺伝子改変して開発されました。免疫化後、RenNanoマウスは軽鎖なしで抗原に結合できる完全ヒト型重鎖のみの抗体(HCAb)を作成します。RenNano由来のHCAbはさまざまなCDR3配列を持ち、特異性と親和性に優れた多様なエピトープを認識することができます。RenNanoマウス由来のHCAbはイン・ビトロでもイン・ビボでも堅牢な生物学的機能を示すため、二重特異性抗体、多重特異性抗体、細胞療法など、さまざまな薬物療法に適しています。2023年2月に、当社は100種類を超える標的に対する完全ヒト型治療用ナノボディを発見するため、RenNanoマウスを使用した「Nano100プロジェクト」を開始しました。
RenTCRマウス:新しい完全ヒト型TCR開発プラットフォーム
SUPCE技術で開発されたRenTCRマウスは、免疫化後に完全ヒト型TCR配列を直接生成することができます。このマウスは、ヒトやウイルス由来の外来抗原に耐性がないため、ヒトTAAやウイルス抗原を標的とする、高親和性TCRを生成できます。このTCRには、免疫原性の懸念を回避するためにヒト遺伝子を使用しています。さらに、結合親和性を向上させるためにさらなる変異誘発が必要ないため、オフ・ターゲット毒性をもたらすリスクを低減します。従来の腫瘍浸潤リンパ球(TIL)療法とは異なり、ヒト型TCR発見にRenTCRマウスを使用すると患者サンプルを必要とせず、TILよりも広範なTCR配列を生成できます。RenTCRマウスのローンチが成功することで、TCR-T細胞療法を扱う企業も含め、治療用TCR分子に重点を置く研究機関との協業が加速します。
RenTCRミミック・マウス:完全ヒト型TCRミミック抗体開発モデル
RenTCRミミック・マウスは、RenMabおよびRenLiteマウスのクラスI MHC分子をヒト化して開発されました。RenTCRミミック・マウスをpHLA複合体で免疫すると、ヒトHLA分子を認識せず、pHLAを標的として特定するTCRミミック抗体が得られます。細胞表面または細胞外抗原しか認識できない従来の抗体とは異なり、RenTCRミミック・マウスが生成した抗体は、細胞表面のpMHC複合体を認識することで細胞内抗原を標的にすることができるため、創薬可能な標的の範囲が大幅に広がります。ハイスループットの抗体スクリーニング・プラットフォームと組み合わせることで、特異性・親和性の高いTCRミミック抗体を迅速に同定し、内因性TCRに起因する低親和性および腫瘍免疫逃避に関連した限界を克服します。完全ヒト型TCRミミック抗体配列は、T細胞エンゲージやCAR-T療法の開発に利用できます。現在、細胞内TAA、CTA、変異抗原、ウイルス抗原に対するTCRミミック抗体10種類超が開発済みです。
RenMice KOマウス:困難な標的とプロジェクト・インテグラムに特化した開発
免疫寛容が存在するため、ヒトとマウスの間で高い相同性を持つ抗原を標的とする抗体を従来のマウス免疫法で生成することは困難です。RenMice内で標的遺伝子をノックアウトすると、抗原に対する免疫寛容が低下し、免疫化後に相同領域と異種領域の両方に対して高い親和性と特異性を持つ完全ヒト型抗体を得ることができます。この戦略により、GPCRや相同性の高い標的などの困難な標的に対応する抗体の種類を増やし、スクリーニングの成功率を向上させることができます。また、種の交差反応性を持つ抗体を得る可能性を高めることで、下流の複数種に対するイン・ビボの有効性・安全性評価を促します。過去3年間、当社のプロジェクト・インテグラムではRenMice KOマウスを使用して、1,000種類を超える標的に対する完全ヒト型抗体医薬を開発してきました。このイニシアチブにより、種間認識が可能な多数の完全ヒト型抗体を作り、40万〜50万の抗体配列で構成される抗体ライブラリを確立したことは、パートナーのプロジェクトにおける予測可能性の向上、開発にかかる時間とコストの削減、医薬品開発の成功率向上に大きく貢献しました。
バイオサイトジェンについて
バイオサイトジェン(HKEX:02315)は、革新的な技術で新規抗体を基盤とした医薬品の研究開発を推進する世界的なバイオテクノロジー企業です。特許を取得した完全ヒト型モノクローナル抗体、二重特異性および多重特異性抗体、ナノボディ開発のためのマウスプラットフォームである、RenMab™、RenLite®、RenNano®を使用して、イン・ビボ薬効スクリーニング・プラットフォームと臨床開発に関する強固な専門知識を組み合わせ、医薬品開発プロセス全体を合理化しています。当社は1,000種類を超える標的に対し、分野初または分野最高、もしくはその両方を兼ね備える抗体医薬品を開発するプロジェクト・インテグラム(RenMice®HiTSプラットフォーム)という大規模なプロジェクトに取り組んでいます。2023年6月30日時点で、世界中で50件の抗体共同開発・ライセンス供与・譲渡契約を締結し、42件の標的特定型RenMice®ライセンス供与プロジェクトを確立しており、その中には複数の多国籍製薬会社(MNC)との提携が含まれます。パイプラインは中核となる10の資産で構成されており、複数の臨床資産に対してパートナーシップが確立されています。当社は北京に本社を構えており、中国(江蘇省海門、上海)、米国(ボストン、サンフランシスコ)、ドイツ(ハイデルベルク)に支社を展開しています。詳細情報については、http://en.biocytogen.com.cnをご覧ください。
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Biocytogen
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