エスリ「ArcGIS Living Atlas of the World」に掲載の2017〜2022年版高解像度マップが、より時間的一致性を実現へ

カリフォルニア州レッドランズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --土地利用・土地被覆(LULC)図は、地球のプロセスや人間活動が環境に与える影響を視覚化し、定量化するものです。現在、世界中の組織が持続可能な開発といった問題をめぐる政策や土地管理の決定を通知するために、これらのツールを使用しています。このようなユーザーとその目標を継続的に支援していくために、 エスリはロケーション・インテリジェンスの国際的リーダーとして、インパクト・オブザーバトリーと提携し、2017年以降の各年における、10メートルの最新センチネル-2衛星データに基づく全球の土地利用・土地被覆図をリリースしました。今年初めに発表された最新の2022年データに続いて、分類用の人工知能(AI)モデルが改良され、マップはより時間的に一致性の高いものとなりました。




LULC時系列図で検出された前年比変化は、アナリストや意思決定者にとって重要な指標となり得ます。グローバルな分類を実行するAIモデルは、モデルの不備、分類の曖昧さ、季節変動に対する感度を低減するために最適化されています。その結果、検出された変化が現実世界において有意義な変化であることを示す信頼性が高まりました。


「ArcGIS Living Atlas of the World」の同社プログラム・マネージャーであるショーン・ブレイヤーは、「ユーザーは、現実に起きている事象や地球のプロセスを正確に反映するマップを使用することになる」と述べ、「当社は、常に新しいデータと機能で土地被覆図を更新しており、この最新の改良により、時間的変化を観察する人は誰でも、そのとき表示されているものが自然界を表していることを確信することができる」と語っています。


毎年リリース予定であるため、ユーザーは現在および将来にわたって、全球の土地被覆の前年比比較を行うことができます。これは、土地計画の優先順位を定義し、予算配分を決定するためにこのデータを使用する、国の政府資源機関などの組織にとって特に重要となります。これにより、政府、企業、科学者がこれらのデータ比較をより確実に行えるようになりました。


同社は、マイクロソフトのプラネタリー・コンピューター上でホストされている欧州宇宙機関(ESA)のセンチネル-2画像と、同社のシルバーパートナーであるインパクト・オブザーバトリーが開発した機械学習ワークフローを使用して、センチネル-2の10 メートル土地利用・土地被覆時系列を開発しました。


インパクト・オブザーバトリーの最高経営責任者であるスティーブ・ブランビー氏は、「エスリの支援により、当社は、現在入手可能で、かつ最も正確な全球の土地被覆図として独自に評価されている、完全自動化された世界地図をさらに改善することができた」とし、「これらのマップは、変化し続ける地球の大々的なパターンに関して、重要な洞察を提供するものである」と述べています。


全球のLULC時系列は、地理情報やサービスにおけるマップやアプリを含めた最先端のコレクションである、同社のArcGIS Living Atlas of the Worldを通じて、地理情報システム(GIS)ソフトウェアを利用する1,000万人以上のユーザーにオンラインで提供されています。また、ダイナミックですぐに使えるオンライン・アプリケーションであるセンチネル-2土地被覆エクスプローラーでも見ることができ、どこでも誰でも簡単に変化を観察することができます。


同社の更新・改良版の土地被覆図をオンラインでご覧になるには、livingatlas.arcgis.com/landcoverexplorerをご覧ください。


インパクト・オブザーバトリーについて


インパクト・オブザーバトリーは、人工知能(AI)を活用したアルゴリズムとオンデマンドデータを、政府、非営利団体、企業、市場向けの持続可能性と環境リスク分析に提供しているミッション主導型のテクノロジー企業です。インパクト・オブザーバトリーは、地理空間データを誰にでも、よりアクセスしやすく、手頃な価格で提供することに取り組んでいます。2020年にワシントンDCに設立されたインパクト・オブザーバトリーの目標は、科学に基づくタイムリーで実用的な洞察を提供することで、世界の意思決定者が地球の英雄となる手助けをすることです。詳しくは、impactobservatory.comをご覧ください。


エスリについて


地理情報システム(GIS)ソフトウェア、ロケーション・インテリジェンス、マッピングの世界的市場リーダーであるエスリは、顧客がデータの可能性を最大限に引き出し、運用面および事業面の成果を向上できるよう支援しています。1969年に米国カリフォルニア州レッドランズで設立されたエスリのソフトウェアは、フォーチュン500企業、政府機関、非営利団体、大学など、世界中の何十万もの組織に導入されています。エスリは、6大陸100か国以上において、現地サポートを行っている地域事務所、国際販売代理店、提携企業を擁しています。エスリは、地理空間技術と分析への先駆的な取り組みにより、世界で最も複雑な問題の一部を場所という重要な観点から解決する地理的アプローチを活用した、最も革新的なソリューションを開発しています。詳しくは、esri.comをご覧ください。


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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 エスリ、改良型AIモデル搭載の最新土地被覆図をリリース