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OSAROの機械学習ベースの先進的なビジョンソフトウェアにより、ロボットがデパレタイズ、AMR/ASRS向けのピースピッキング、キッティング、投入作業など、正確な認識と配置の技術を必要とする倉庫内の作業を担えるようになります。
サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- eコマース向け機械学習型ロボティクスのグローバルリーダーであるOSARO®は、ピッキング、デパレタイジング、インダクション、キッティング、その他のプロセス自動化向けの最先端ビジョンソフトウェアOSARO SightWorks™を、フルフィルメント業務向けのカスタムシステムを設計・構築するインテグレーターや3PL(サードパーティロジスティクス)に提供開始することを発表しました。これにより、ソリューションプロバイダーは、顧客の生産性を向上させるための新たな機能を備えたシステムを提供することができるようになりました。また、急成長しているEコマース分野に対するOSAROの技術の提供範囲を大幅に拡大します。
OSARO SightWorksにより、ロボットは視覚、知覚、把持の機能を獲得し、これまで人間だけが行っていた、忙しく、時には危険も伴うeコマース・フルフィルメントステーションの作業を代替することができるようになります。OSAROはこれまでに、キッティング、袋詰や梱包作業、ソーター投入、ピースピッキングなどのロボット化を実現するトータルソリューションを提供してきましたが、今回の発表はそうしたシステム提案に加えて、OSAROのビジョンソフトウェアやカメラ・センサー技術をモジュールとして提供するものであり、ユーザーの様々なシステム構築の基礎となることを期待しています。
業界トップの自動化ソリューションプロバイダーで採用
OSARO SightWorksは、Robotica、Mission Design and Automation、IHI、LG CNS、イノテックなど、業界トップのインテグレーターやロボットソリューションプロバイダーに既に採用されています。OSAROのCEOであるデリック・プリッドモアは、「システムインテグレーター、3PL、その他のパートナーは、彼ら自身が顧客との対話を経て定義した様々なコンポーネントとOSARO SightWorksを組み合わせることで、新たなソリューション設計を柔軟に行うことができるようになります。」と述べています。
段ボール自動開梱機のアボットで知られるオートメーションOEMのRobotica Inc.のCEO、Jay Dugatは「我々は、OSAROのビジョンソフトウェアが、機械学習を用いたビジョンのなかで、他のどの企業のものよりも優れていると考えています。」と述べています。「私たちは、デカンティング(入荷された箱から商品を取り出し、自動倉庫のトレイに移し替えるプロセス)の全自動化を行うために、自動デパレタイズ機能を必要としていました。OSAROを搭載した当社のDePal™製品は、混載パレットを扱うことができるようになり、当社のABOT®で使われる箱の開梱技術と組み合わせればターンキーソリューションとしての提供が可能です。OSAROは、様々なソリューションの現場での評価を経て選ばれました。OSAROを採用した理由は、環境の照明の変化に対する感度が低く、困難な箱やパッケージでも高い信頼性で識別できることです。」
例えば、デパレタイズでは、OSAROのロボットは、混載のケースの認識に加えて、パレットに積まれた箱の上に置き忘れられてしまったカッターナイフや養生テープなどの異物も認識して処理することができます。その異物が取り除かれるまで、ロボットの動作を中断し、オペレータに警告音や表示で通知することができます。また、箱が破損しており、持ち上げると壊れてしまうような状況についても、同様に対処します。OSAROのロボットは、このようなダイナミックな環境の変化を認識できるように設計されています。さらに、OSAROのAPIはRESTの原則に基づいて実装されているため、ロボットをコンベヤなどの運搬装置やデカンティング装置など、倉庫内の他のシステムとインテグレーションするのも容易です。
米国のオートメーションシステムインテグレーターであるMission Design and Automation社は、現在、OSAROビジョンソフトウェアを使用してロボットキッティングプロジェクトを実施しています。「SightWorksは、現在対象としているキッティングシステムのみならず、将来的には、ロボットピッキングが含まれる様々なオートメーションシステムを構築していくうえで、重要なコンポーネントだと捉えています。」とMission社の副社長であるRyan Lillibridgeは述べています。「OSAROチームは、導入プロセスを通して、素晴らしい協力をしてくれました。OSAROの特徴である、高速で簡単に学習できるAIモデルによって、新しいアイテムの追加を非常に迅速に行うことができました。また、その強力なAPIにより、完全なターンキーオートメーションシステムを簡単に構築することができます。」
日本のインテグレーターであるイノテック社は、医薬品業界のチューブのピッキングおよびキャッピングの自動化のため、SightWorksを生産現場で使用しています。同様に、国際的なインテグレーターのIHI社は、日本の小売りチェーン向けのデパレタイジングシステムにOSARO SightWorksの採用を決めています。
デジタルトランスフォーメーション(DX)を専門とするLG CNS社は、昨年3月に韓国のソウルで開催されたスマートファクトリー・オートメーションワールド展示会で、OSAROの先進ロボットソフトウェアとAMR/ASRS製品の連携ソリューションを実演しました。OSAROのビジョンソフトウェアは、LG CNS社のスマート物流ロボットプラットフォームと簡単に連動します。OSAROのロボットは紅茶のギフトボックスやスナック菓子の袋などの商品を自動倉庫からピックアップし、モバイルロボットへのプレーシングを行って下流への運搬を実現しました。
「長期的な視野を持つ倉庫業者やフルフィルメント事業者は、従来は人の手で行われてきた作業を担うことのできる、信頼性の高いロボットシステムを必要としており、これは大きなビジネスチャンスを意味します。OSAROを搭載したロボットは、様々なタスクを実行することができます。OSARO SightWorksを使えば、どんなシステムインテグレーターでも、3PL、倉庫、物流自動化プロジェクトに、『OSAROによる差別化ポイント』を加えることができます。」と、プリッドモアは述べています。
OSARO SightWorksソフトウェアを使う理由
OSARO SightWorksやOSAROのその他ソリューションに関するお問い合わせはjapan@osaro.com からお願いします。
OSAROについて
OSAROは、大量の商品数、複雑なパッケージ、壊れやすいアイテムといった課題を抱えるEコマース業界向けに、業界最高水準のロボットピッキングソリューションを提供しています。急速に進化する物流オートメーションの世界で、OSAROはよりスマートな自動化、リスクの低い導入プラン、そしてコンセプトの検討から現場での設置までの徹底的なサポート(Hypercare)を提供しています。OSAROの知能化ロボットは、Goods-to-Robot(G2R)の実現を可能にし、倉庫の更なる自動化を推進します。機械学習によるビジョンとロボット制御ソフトウェアが、すべての製品の基盤となっています。詳細については、osaro.com/ja/をご覧ください。
本件に関するお問い合わせ先:
japan@osaro.com