トリンプグループがZSと提携、最新のSaaSプロダクト「Personalize.AI」でよりきめ細やかな顧客体験を提供
ニューデリー＆シアトル--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 世界有数のインティメートアパレル企業であるトリンプグループは、グローバル経営コンサルティング・テクノロジー企業であるZSと2年間のパートナーシップ契約を結び、ZSの最先端AI駆動型SaaSプロダクト「Personalize.AI」を導入し、顧客エンゲージメントに応じて介入の設計をパーソナライズして提供します。トリンプは、今回の提携を通じてAIを導入したテクノロジーの力を活用して、顧客の購買行動のニュアンスを理解することにより、顧客エンゲージメントの強化と売上の改善を狙います。
Personalize.AI（以下、P.AI）は、ZSが提供するAIファーストのクラウドネイティブSaaSプロダクトで、顧客の個人的な嗜好、チャネル属性、プロモーションへの反応、在庫の情報を活用して、顧客個人レベルでの適切なコンテンツ、商品、プロモーションの推奨を行います。これは、P.AIのAIを使って機能の設計、顧客レベルでの機会の特定、顧客の嗜好に合わせたテーラーメイドの商品やオファーの推奨を予測することで行われます。P.AIは、各市場でターゲットを絞ったマーケティング活動を分析、設計、導入し、顧客基盤の拡大を支援します。
試験段階では、P.AIによってコンバージョン率が最大40％増加し、顧客体験の改善に寄与しました。トリンプは、顧客の嗜好を正確に特定し、一度失った顧客の再活性化件数を2倍以上に増やすことができました。このパートナーシップは、アジア太平洋地域の9つの市場（シンガポール、マレーシア、台湾、香港、中国、ベトナム、タイ、オーストラリア、インド）を対象としています。
トリンプグループのグローバルマーケティング責任者であるニコラ・タッキは次のように話しています。「当社では、私たちの行うすべてのことが、お客様個人に対して向けられていると感じていただけるものでなければならないと考えています。私の第一の目標は、Personalize.AIを導入して、トリンプのお客様一人ひとりに合わせた意味のある個別体験をしていただくことです。今回のパートナーシップにより、ようやく当社はお客様とより深く、意味あるつながりを築いていくことができます。それは、お客様のニーズ、お客様が何を見たいか、どんなときに当社からの連絡が欲しいかといったことを予測するということです」
ZSのパートナーでPersonalize.AI責任者のゴピ・ビクラントは次のように述べています。「トリンプは、当社のAIファーストのPersonalize.AIプロダクトの実力と、ZSのAIの能力および深い機能的な専門知識を発揮できる最高の提携先です。トリンプは、AIの運用に伴うサイクルタイムと摩擦の増加を回避しながら、AI駆動型のOne to One体験をお客様に提供する道を模索していました。このプロダクトを通じて、店舗やデジタルチャネルのすべてにおいてパーソナライズされた体験をシームレスに提供するというトリンプのビジョンを、記録的な速さで運用へと移すことに成功し、2桁の増収を達成しました」
トリンプ・インターナショナルのアジア・マーケティング責任者であるニール・ルイス氏は次のように話しています。「当社では現在、アジア太平洋市場におけるお得意様の顧客ベースが固まってきました。これまでバリューチェーンをグレードアップさせ、お客様に対して1対1ベースでAI駆動型のパーソナライゼーションを提供したいと考えていました。当社のビジョンは、ロイヤルティ、カスタマージャーニー、品物のクロスセルやアップセル、ブランドエンゲージメントといった要素を、オンラインとオフラインの両方のチャネルでシームレスに取り入れることでした。Personalize.AIは、それを記録的な速さで達成し、店舗とデジタルチャネルの両方で、より大きなインパクトを出すのに役立っています」
ZSのパートナーでアジア太平洋地域責任者のタルン・パンディは次のように話しています。「当社の目的は、トリンプのビジョンを実現し、トリンプの影響が素早く及ぶようにすることでした。トリンプのプロジェクトは、2022年に一部の市場を対象に開始されましたが、結果は驚くべきものでした。導入から2週間で成果が表れました。当社のプロダクトは、マーケティング、データサイエンス、IT運用の各チームによるシームレスな連携を可能とするもので、そのメリットは、業界を問わず、当社のお客様に高く評価されています。トリンプの場合、パーソナライズされた体験を90日で実現し、インパクトを与え始めることができました」
トリンプのマーケティング目標と既存の顧客セグメントに連動させた、個別のカスタマージャーニー、嗜好、購入パターンに基づくマイクロコホートを動的に特定するPersonalize.AIの導入は、2022年に始まりました。Personalize.AIは、CRMやキャンペーン配信プラットフォームなど、組織の既存のマーケティングテクノロジースタックとシームレスに統合することができ、企業の既存のCRM設定への影響を最小限に抑えながらも、購買パターンから得られるインサイトに基づき、潜在顧客に対してパーソナライズされたオファーが配信されます。
Personalize AIの詳細はこちらをご参照ください：Personalize AI - 小売業向け人工知能プラットフォーム | ZS
ZSとPersonalize.AIについて
ZSは、グローバルヘルスケアなどのトランスフォーメーションに特化した経営コンサルティング・テクノロジー企業です。同社の最先端のアナリティクスに加え、データ、科学、商品の力を活用し、顧客のより知的な意思決定、革新的なソリューションの提供、すべてにおける成果の向上を支援しています。1983年に設立された同社は、世界35か所に事業所を構え、14,000人以上の従業員を擁しています。
Personalize.AI（P.AI）は、ロイヤルティリワードプログラム、クリックストリーム、トランザクション、キャンペーンなどのデータを活用し、ターゲットを高度に絞った1対1のパーソナライズされたカスタマージャーニーと、商品やオファーに関するお薦めを作成する、ZSの最先端のクラウドネイティブAI SaaSプロダクトです。
トリンプグループについて
トリンプグループは、世界最大級のインティメートアパレル企業です。主力ブランドのTriumph®とsloggi®を中心に、80か国以上で展開しています。グローバルに展開する同社は20,000の卸売業者と取引を行い、2,300以上の管理下にある販売拠点と複数の自社運営オンラインショップで自社製品を販売しています。同グループは、amfori BSCI（amfori Business Social Compliance Initiative）にも加盟しています。
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