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Graforceの最高技術責任者(CTO)であるイェンス・ハンケ博士は、こう述べています。「化石燃料を完全になくしてやっていくことは、まだできません。しかし、LNG、LPG、天然ガスを燃やさず、グリーン電力と当社の水素プラントの力を借りて水素と固体炭素に変換すれば、EUは脱炭素化の目標を達成できます。」
モジュール式のプラズマ分解プラントでは、再生可能電力で発生させた高周波プラズマ場によって、メタンなどの炭化水素を水素と固体炭素という分子成分に分解します。水電解と比較して、プラズマ分解で同量の水素を生成するのに必要なエネルギーは5分の1で済みます。20メガワットのプラント1基で、年間約7万トンのLNGを水素に変換でき、約20万トンのCO2削減につながります。
水素は、排出ゼロの発電・発熱や化学工業に利用できます。CO2は製品中に長期的に隔離されるため、炭素回収貯蔵の代替としてすぐにも市場投入できる初の技術でもあります。
電力自立型熱電併給への協力
Graforceは2023年1月、カワサキ・ガスタービン・ヨーロッパと協力関係を結びました。プラントソリューション内で、バイオメタン、天然ガス、LNG、LPGから炭素フリー水素を生成します。これをカワサキの水素ガスタービンで電気に変換し、プラズマ分解での水素生成に再利用します。これにより、CO2フリーの電気と高温の熱を発生させます。いったん運転を開始した後は、システム全体が追加電力を必要としません。
Graforceについて
Graforceは、ドイツの水素技術企業です。そのPower-to-Xプラントは二酸化炭素フリーや二酸化炭素ネガティブの水素と合成原料を生産し、数メガワットの規模で最高レベルの効率と最低レベルのインフラストラクチャー・コストを達成しています。このように、Graforceは、化石エネルギー、産業セクター、熱・輸送・建築セクターを脱炭素化しています。当社は現在、水素技術の規模を世界的に迅速に拡大するために戦略的パートナーシップを拡大するプロセスを進めています。www.graforce.com/EN
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Graforce GmbH
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