CDキャピタル天然資源ファンドIIIがフィロ・マイニングへの投資を1億5830万カナダ・ドルで現金化

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- CDキャピタル天然資源ファンドIII（CDキャピタル）は、フィロ・マイニングへの持ち分投資を総対価1億5830万カナダ・ドルで現金化しました。

フィロ・マイニングは、カナダの探鉱・開発企業で、完全所有するチリ第III州および隣接するアルゼンチン・サンフアン州に位置するフィロ・デル・ソル銅・金・銀鉱床の開発に注力しています。CDは、2020年に同社に戦略的に資本参加して掘削プログラムを拡張し、より深部の硫化物鉱化を確認しました。それ以降、フィロ・デル・ソル・プロジェクトは、鉱化現象が重複する1つ以上の大規模な斑岩銅・金・銀鉱床に関連する高硫化の浅熱水銅・金・銀鉱床とされています。

過去数年にわたって行われたこの掘削では、この数十年で市場が確認した中で最も見事な銅と金の鉱化片が得られました。最近の掘削成果として、このほど発表された掘削孔FSDH071では、深度292mから1028.0mにわたる1.16% CuEqの鉱化帯（深度408.0mから172.0mにわたる2.14% CuEq、深度776.0mから237.5mにわたる1.49% CuEqの鉱化帯を含む）が確認され、掘削の成功は続いています。

CDキャピタルは、フィロの掘削に資金提供した初期の機関投資家の1社であり、探鉱の成功が市場で注目されただけでなく、フィロ・マイニングはBHPからの投資も呼び込み、BHPは2022年5月にフィロ・マイニングに1億カナダ・ドルの戦略的投資を行っています。

CDキャピタルは、ルンディン・グループと共に初期の機関投資家として、探鉱とプロジェクト開発を支援し資金提供してきたことを誇りに思っています。この掘削はフィロ・マイニングに変化をもたらすものとなり、同社の今後の成長の道筋を付けました。これにより、ルンディン・グループのリーダーシップとフィロ・デル・ソル・プロジェクトを支援するCDキャピタルのビジョンが確かなものになりました。

CDキャピタル創業者で最高経営責任者（CEO）のカーメル・ダニエレは、このファンドが保有するフィロ・マイニングの持ち分を最終的に現金化したことは、同ファンドの通常業務と委託条件の一環であり、持ち分取得以来、投資資金の相当な倍率の利益を達成したと述べています。このプロジェクトは今後も発展する見込みで、CDは、このプロジェクトが成功してフィロ・マイニングが世界トップの銅・金生産企業になることを楽しみにしています。「CDキャピタルは、この数十年で最大級の銅鉱床発見に関われたことを誇りに思っています。また、個人的には、このプロジェクトが実を結ぶのを確認できたことは、私のキャリアの中でも特筆すべき出来事の1つとなりました。CDキャピタル・ファンドIIIの投資家にとって、これは実に素晴らしい投資であり、フィロのさらなる成功への道が続くと確信しています。当社の長期的な忍耐強い機関投資家の資本と、進行中の有望な将来のプロジェクトから価値を引き出す分野専門知識を組み合わせることで、ルンディン・グループのような優れた実績を有するトップクラスの経営陣が率いる同様の世界クラスのプロジェクトに参加する機会が得られることを楽しみにしています。」

フィロ・マイニングのアダム・ルンディン取締役会長は、次のように述べています。「CDキャピタルの支援に感謝しています。同社には、今回も初期の段階からルンディン・グループの事業体のビジョンを信じていただきました。2020年のCOVID蔓延が始まった時にファミリーと共に資本参加したことで、フィロ・デル・ソルをまさに世界的な発見につなげることができました。また、CDキャピタルの創業者でCEOであるカーメル・ダニエレ氏には、フィロ・マイニングの取締役として貴重な貢献を続けていただき、特に感謝しています。これまでの道のりは素晴らしいものでした。今後もこの素晴らしい資産からさらなる価値を引き出していきます。CDキャピタルの投資家のために、ルンディン・グループの現在および将来の事業でさらなる価値を創造していくことを楽しみにしています。」

CDキャピタル・グループについて

過去15年間に、ロンドンにあるCDキャピタルは3本のプライベート・エクイティのファンドを立ち上げ、長期の辛抱強い資本として約10億米ドルを調達してきました。この投資の大半は主要な北米の機関投資家によるものであり、運営基金や財団、ファミリーオフィス、企業年金基金が含まれます。CDキャピタルは、世界のワールドクラスのプロジェクトを開発しており、その対象は、貴金属、世界をグリーンにするために必須の金属のほか、世界の食料安全保障のための肥料にもわたっています。CDキャピタルは、ブラジル、ペルー、アルゼンチン、グアテマラといったラテンアメリカのほか、カナダ、フィンランド、グリーンランド、オーストラリアでのプロジェクト開発を成功させてきた強力な実績を持つ経験豊富な経営陣とパートナーシップを組むことに独自に集中しています。

CDキャピタルは、2006年にダニエレによって設立されました。ダニエレは、ロンドンでいち早く非公開の鉱山資産に特化したファンドを立ち上げ、2008年には高名な年間最優秀鉱山＆マネー・ファンド・マネージャー賞を受賞しました。CDキャピタルを設立して以来、ダニエレは、業界関係者によるワールドクラスの投資テクニカル・チームを構築し、ロンドンのインペリアル・カレッジで鉱山地質学を学ぶ女性の積極的な支援者・雇用者となってきました。その結果、2022年には、鉱山業の女性100人にノミネートされました。

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