メアリー・ケイは2020年に、「科学を代表する人物」の固定観念を変え、STEAM分野を追求する若い女性を励ますためにYoung Women in STEAM助成金プログラムとソーシャル・キャンペーンを開始しました。ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)によれば、女性は科学分野で未だに圧倒的に少数で、コンピューティング、デジタル情報技術、工学、数学、物理などの領域は今も女性の代表性が不十分な状況です。
メアリー・ケイの製品・科学担当最高イノベーション責任者のルーシー・ギルデイ博士は、次のように述べています。「ジェンダーギャップを解消して科学と関連分野での偏りをなくそうと取り組んでいるメアリー・ケイは、STEAM分野の高等教育を受けてキャリアを築いている若い女性を称えています。STEAM業界で女性の代表性が不十分であることは明らかで、当社は影響力のある助成金を提供し、STEAM関連分野での道を追求し続けている若い女性を応援することにより変化を促したいと考えています。2022年度のYoung Women in STEAM助成金受領者は、世界で道を切り開き、人類にとって容易ならない問題を科学とイノベーションを通じて解決しようと取り組んでいます。皆さまの貢献を表彰できることを誇りに思い、非凡な若い女性の方々を支援することで、世界の女性の人生を豊かにするというメアリー・ケイの確固たる取り組みを続けていきます。」
メアリー・ケイの2022年度Young Women in STEAM助成金プログラムの受領者は、当社の世界規模のソーシャルメディア・チャネルで取り上げられ、現在と今後のSTEAM分野での活動を支える2500米ドルの助成金を受け取ります。
2022年度Young Women in STEAM助成金の受領者は、以下のとおりです。
- Angela Busheska氏(20歳、マケドニア) - 社会起業家でリサーチ・イノベーターのBusheska氏は、7年生のときに数学オリンピック・チームに参加したことがきっかけで、問題解決に対する情熱が芽生えました。EnRouteアプリの開発者であるBusheska氏は、機械学習アルゴリズムを活用してユーザーにファストファッションからの脱却を促し、ユーザーがもっと持続可能なライフスタイルを実践できるようサポートしています。Busheska氏は他の若い女性にもSTEAM分野に進むよう励まし、人類がSTEAM技術を活用して社会への好影響を拡大していくことを期待しています。
- Fengyun Chen氏(17歳、中国) - Chen氏のプロジェクトは、環境の持続可能性において、物理とクリーンエネルギーの力を活用するものです。Chen氏は2017年に、科学と技術イノベーションの共同体であるYun Energyを設立し、年間2万人に向けて科学的知識と物理のコースを提供しています。Chen氏はまた、父親と一緒に30日間に及ぶ研究を実行し、地熱エネルギーと空気によって電力を得る給水デバイスのバージョン3.0も発明しました。Chen氏は、STEAM教育によって学生が独創性と想像力を刺激する実践型の実験による実用的なアイデアの探求を行うことができるようになると考えています。
- Farzana Alam Eshita氏(23歳、オーストラリア) - 土木技師であり、モナシュ大学の成績優秀者のAlam Eshita氏は、最終学年のプロジェクトで断層X線撮影法を用いた3軸荷重の砂帯におけるせん断帯の形成の研究に注力しています。また、現在のプロジェクトには、オーストラリアの基準に従った大規模道路工学プロジェクト、および優れた建築・都市設計に重点を置いたランドマーク・スポーツ複合施設の開発が含まれます。Eshita氏は、女性としてSTEAM分野に従事することは、自信の獲得、問題解決能力の向上、新たな教育と雇用の機会の創出など、さまざまな利点があると確信しています。
- Aruna Sherma氏(20歳、ドイツ) - Sherma氏のプロジェクトは、従来使用されているガドリニウム造影剤に代わるMRIスキャン用の造影剤の開発に重点を置くものです。物理学の学生であるSherma氏は造影剤を開発するために4カ所の別々の研究室で研究に取り組んでいます。ハンブルク大学での一連の試験は、従来の造影剤と比べて少ない投与量でもMRIスキャンで優れた効果を発揮し、生体適合性があることを示しました。多くの人がSTEAMの科目に手強いイメージを抱きがちであるものの、氏は、あらゆる分野にとって多様性が重要であり、技術と研究の未来を形作っていく上で、女性の能力は男性に比肩すると考えています。
- Jingyuan Xu氏(31歳、ドイツ) - エネルギー変換工学研究者で持続可能エネルギーの唱道者のXu氏は、ドイツのカールスルーエ工科大学のリサーチフェローです。Xu氏の研究は、冷房、暖房、電力の安価なソリューションを提供する持続可能エネルギー技術に焦点を当てています。Xu氏は、世界の一次エネルギー消費量を抑え、CO2排出を削減するために知識と経験を生かすことに傾注しています。STEAM分野の女性はチーム精神を高め、包摂性と共に実現する多様化はより優れた科学を生むというのが、氏の考えです。Xu氏は若い女性たちに向けて、STEAM分野を情熱を持って追求し、画期的な科学で世界に貢献したいという夢を追いかけるよう呼びかけています。
- Eizelle Yee氏(30歳、フィリピン) - 環境活動家、建築家、起業家のYee氏は、ポケット・ガーデンの創設メンバーの1人です。ポケット・ガーデンは、フィリピンで共有緑地の共同開発とデザインを行っているボランティア・グループが立ち上げた公共スペース・デザイン集団です。Yee氏は、女性は細部に対する鋭い感覚を持っていて、それはアートと科学を整った形で組み合わせるために役立つと確信しています。STEAMイニシアチブに関しては、科学、技術、工学、アート、数学の分野において多様な文化と伝統を連携させることで、あらゆる人を受け入れ、つながりを感じさせる成果を生み出せると考えています。
Young Women in STEAM助成金プログラムの詳細情報については、https://newsroom.marykay.com/をご覧ください。
メアリー・ケイについて
ガラスの天井を打ち破った女性の先駆者の一人として知られるメアリー・ケイ・アッシュは、1963年に1つの目標を掲げて自らの夢である化粧品会社を起業しました。その目標とは、女性の人生を豊かにすることです。彼女の夢は、約40カ国に数百万人の独立したセールス担当者を擁する数十億ドル規模の会社へと発展しました。起業家精神を開発する企業としてメアリー・ケイが力を入れている活動は、教育、メンターシップ、唱道活動、ネットワーキング、イノベーションを通じた女性の道程の支援です。メアリー・ケイは、美容の背後にある科学への投資と、最先端のスキンケア、カラー化粧品、栄養補助食品、フレグランスの製造に注力しています。当社は、持続可能な未来のために今の生活を豊かにし、卓越した事業運営の促進に努力する世界の組織と提携し、がん研究を支援し、ジェンダー平等を推進し、家庭内虐待の被害者を保護し、地域社会を美化し、子供たちが夢を追求するよう奨励することに、信念を持って取り組んでいます。詳細については、marykayglobal.com、フェイスブック、インスタグラム、リンクトインをご覧ください。ツイッターでのフォローもお願いします。
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