エクサグリッドが次世代バックアップストレージを推進

米マサチューセッツ州マールボロ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 業界で唯一の階層型バックアップストレージ・ソリューションを提供するエクサグリッドは本日、2022年12月前半に出荷を開始するソフトウエア・バージョン6.2のリリースを発表しました。



エクサグリッドは5つの主要分野、すなわち最速のバックアップと最短のバックアップウインドウを可能にする取り込み性能、ユーザーの生産性を維持する最速の復元、データが増大してもバックアップウインドウの長さを固定できてフォークリフトアップグレードと計画的な製品陳腐化を排除する拡張性、最低限の初期コストと継続的コスト、ランサムウエアのようなセキュリティー攻撃後も復旧できる強力なセキュリティー機能を、絶えず改善しています。

エクサグリッド独自のアーキテクチャーは、以下のような機能を備えています。

  • 高速バックアップのためのフロントエンド・ディスクキャッシュ・ランディングゾーン
    • 大規模なバックアップジョブ向けに最適化、並列バックアップのサポート(ジョブ同時実行)、バックアップ速度を低下させるインライン重複排除なし、ドライブレベルでの暗号化によるパフォーマンス向上、フロントエンド負荷分散のための主要なバックアップ・アプリケーションとの統合
    • データをバックアップ・アプリケーションのネイティブ形式で保存して重複排除を行わないことで計算負荷の大きいデータ・リハイドレーションを回避し、高速復元を提供
  • スケールアウト型アーキテクチャー
    • データが増大してもバックアップウインドウの長さは一定
    • 混乱をもたらす高額なフォークリフトアップグレードを排除
    • あらゆる使用年数とサイズのアプライアンスを混成できるため、計画的な製品陳腐化を解消して、経年的なコストを削減
  • ネットワーク非接続リポジトリー層
    • 重複排除データが現在のデータと長期保持データすべてを効率的に保存して、コストを削減
    • ネットワークからは見えず、アクセスも不可能
    • 遅延削除により、フロントエンドのランディングゾーンで削除されたデータは、リポジトリーからすぐには削除されないため、データを攻撃後の復旧に確実に使用可能
    • 不変データオブジェクトが削除、変更、修正されないようにし、暗号化イベントからの復旧を保証

バージョン6.2の5つの主要なアップデート

ベリタス・ネットバックアップ単一ターゲット・ストレージ・プール
エクサグリッドはネットバックアップを統合し、各拠点で単一の仮想化ターゲット・ストレージ・プールを提供します。このアプローチは、ベリタス・ネットバックアップとエクサグリッド間のジョブ管理を自動化し、バックアップデータを利用可能なエクサグリッドのアプライアンスに自動的に送信して、フロントエンドで性能を発揮できるようにします。エクサグリッドのアプライアンスはすべて、単一のスケールアウトシステムとして統合されているため、バックアップデータはどのエクサグリッドのアプライアンスにも直接送られます。エクサグリッドは、ネットワーク非接続リポジトリーにあるすべてのデータを自動的に負荷分散して、ストレージをフル活用します。すべてのリポジトリーにあるデータをグローバルに重複排除し、ストレージを最大限に節減できるようにします。

ベリタスIT分析
エクサグリッドはベリタスIT分析を統合し、エクサグリッドのストレージから主要なデータ統計のレポーティングを可能にしました。これにより企業は、エクサグリッドの階層型バックアップストレージを、バックアップ、ストレージ、仮想インフラストラクチャーに関する統合的な洞察に含めることができます。

これでエクサグリッドは、単一ターゲット・ストレージ・プールとネットバックアップ・アナリティクスのサポートを含め、合計9つのベリタス・ネットバックアップ統合が行われ、これには、ネットバックアップ・アクセラレーター、OST統合、ネットバックアップのメディアサーバー・ハードウエアの統合、AIR(自動画像複製)、GRT(個別リカバリ)、最適化重複排除、即時復旧のサポートが含まれます。

エクサグリッドの新しいクラウド・ティア機能および統合
データセンターのオンプレミスにあるエクサグリッドの物理アプライアンスは、災害復旧(DR)のためにデータをパブリッククラウドに複製できます。エクサグリッドは、Amazon AWS向けエクサグリッド・クラウド・ティアの性能と拡張性を改善し、Microsoft Azureにもエクサグリッド・クラウド・ティアのサポートを追加しました。エクサグリッドのオンサイトにある物理アプライアンスは、リポジトリーにある重複排除されたデータをAWSもしくはAzureに複製します。そのデータはAWSもしくはAzureのストレージに書き込まれ、長期的に保持されます。重複排除されたデータは、重複排除されていないデータと比べて、約1/50の帯域幅を使用します。エクサグリッドが転送中のデータを暗号化し、クラウドプロバイダーが保存データを暗号化します。

性能の向上
エクサグリッドは、適応型重複排除の性能を改善しました。具体的には、リポジトリー層の全体的な性能を高め、拡張性をさらに強化し、ネットワーク非接続のリポジトリー層とオフサイトの災害復旧コピーの復元ポイントをさらに増強しました。

エクサグリッドは、エクサグリッドのリポジトリーにヴィームの高速クローン技術のサポートを追加して、ヴィーム合成フルバックアップ(ヴィームV12)の性能を大幅に改善しました。合成フルバックアップは従来版と比べて、少なくとも30倍高速化されています。

セキュリティーの向上
エクサグリッドは、ネットワーク非接続のリポジトリー層(階層型エアギャップ)、遅延削除ポリシー、不変データオブジェクト、2FAサポートによって、強力なランサムウエア復旧ソリューションを有しています。エクサグリッドは、2つの新機能を追加しました。

  • エクサグリッドのフロントエンド・ランディングゾーンで、最近取り込んだデータを攻撃者やハッカーが(既定の運用しきい値を超えて)削除しようとする場合、早期検出警告として大規模削除アラートを生成します。
  • 重複排除率が既定のしきい値以下に低下した場合、大量の暗号化データがエクサグリッドのフロントエンド・ランディングゾーンに送信されているか、ランディングゾーンのデータが暗号化されている可能性があるため、データ重複排除変化アラートを生成します。

これらの機能は、現在エクサグリッドが提供しているリテンション・タイムロック(RTL)機能に加えて早期警告を発し、ネットワーク非接続層のデータを確実に復旧で利用できるようにします。

エクサグリッド最高経営責任者(CEO)のビル・アンドリュースは、次のように述べています。「エクサグリッドは、バックアップと復元性能、拡張性、コスト削減、セキュリティーを改善することに、一貫して注力しています。エクサグリッドはバックアップストレージに100%専念しているため、バックアップストレージをより良くすることだけに全力を傾けています。エクサグリッドは、バックアップストレージに特化した世界唯一の企業です。世界80カ国以上で導入され、お客さまの99%が年間保守・サポート契約を結び、NPSスコアが+81で、顧客定着率が95%であることが、当社製品を実証しています。これらの数値はすべて、ストレージ市場をリードするものです。エクサグリッドは財務的に健全な成長企業で、現金、損益、EBITDAのすべてにおいて黒字です。お客さまがエクサグリッドの階層型バックアップストレージを信頼しているのは、当社の製品、顧客サポート、堅調な財務が組み合わされているからです。」

エクサグリッドについて
エクサグリッドは、独自のディスクキャッシュ型ランディングゾーン、長期的な保持用リポジトリー、スケールアウト型アーキテクチャーを持つ階層型バックアップストレージを提供しています。エクサグリッドのランディングゾーンにより、最短の時間でバックアップと復元を行い、瞬時でVM起動が行えます。保持用リポジトリーが最低限のコストで長期的な保持を実現します。エクサグリッドのスケールアウト型アーキテクチャーには完全なアプライアンスが含まれ、データが増大してもバックアップウインドウの長さを固定でき、高額なフォークリフトアップグレードと製品陳腐化を排除します。エクサグリッドは、ネットワーク非接続層、遅延削除、不変オブジェクトによってランサムウエア攻撃からの復旧を実現するための唯一の2階層バックアップストレージ手法を提供します。

エクサグリッドが物理的販売とプリセールスのシステムエンジニアを配置している国は、アルゼンチン、オーストラリア、ベネルクス、ブラジル、カナダ、チリ、CIS、コロンビア、チェコ共和国、フランス、ドイツ、香港、イベリア半島、インド、イスラエル、日本、メキシコ、北欧、ポーランド、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、韓国、トルコ、アラブ首長国連邦、英国、米国、その他の地域です。

当社についてはexagrid.comをご覧になるか、リンクトインで当社と交流してください。当社のお客さまによるエクサグリッド体験や、バックアップ時間を大幅に短縮できる理由について、顧客成功事例でご確認いただけます。100件以上のガートナーのピア・インサイト・レビューをご覧ください。エクサグリッドは+81のNPSスコアを誇りとしています。

ExaGridはエクサグリッド・システムズの登録商標です。その他のすべての商標は、それぞれの所有者の財産です。

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Media:
Mary Domenichelli
ExaGrid
mdomenichelli@exagrid.com

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 エクサグリッドがパフォーマンス、統合、セキュリティーに関する5つの主要機能をアップデートしたバージョン6.2をリリース