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第3四半期業績
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | ||||||||||
四半期 | 変化率 | |||||||||
2022年9月30日 | 2022年6月30日 | 2021年9月30日 | 前四半期比 | 前年同期比 | ||||||
売上高 | $7,477 |
| $6,773 |
| $5,847 |
| 10% |
| 28% | |
税引き前利益 - GAAPベース | $1,134 |
| $1,152 |
| $691 |
| -2% |
| 64% | |
純利益 - GAAPベース | $907 |
| $959 |
| $550 |
| -5% |
| 65% | |
希薄化後1株当たり利益 - GAAPベース | $0.63 |
| $0.67 |
| $0.39 |
| -6% |
| 62% | |
|
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調整EBITDA* | $1,756 |
| $1,530 |
| $1,296 |
| 15% |
| 35% | |
調整EBITDA利益率* | 23.5% |
| 22.6% |
| 22.2% |
| 91 bps |
| 133 bps | |
税引き前セグメント営業利益* | $1,400 |
| $1,159 |
| $908 |
| 21% |
| 54% | |
税引き前セグメント営業利益率* | 18.7% |
| 17.1% |
| 15.5% |
| 161 bps |
| 320 bps | |
純利益(特別費用・利益を除く)* | $907 |
| $715 |
| $514 |
| 27% |
| 77% | |
希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)* | $0.63 |
| $0.50 |
| $0.36 |
| 26% |
| 75% | |
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|
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| ||
地域別売上高 |
|
|
|
|
|
|
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| |
海外部門 | $5,881 |
| $5,188 |
| $4,675 |
| 13% |
| 26% | |
北米部門 | 1,543 |
| 1,537 |
| 1,129 |
| 0% |
| 37% | |
その他 | 53 |
| 48 |
| 43 |
| n/m |
| n/m | |
$7,477 |
| $6,773 |
| $5,847 |
| 10% |
| 28% |
* これらは非GAAP財務指標です。詳細は「特別費用・利益」、「部門別」、「補足情報」の項をご覧ください。 n/m = not meaningful(非適用) |
(単位:100万) | ||||||||||
四半期 | 変化率 | |||||||||
2022年9月30日締め | 2022年6月30日締め | 2021年9月30日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | ||||||
部門別売上高 |
|
|
|
|
|
|
|
|
| |
デジタル&統合 | $900 |
| $955 |
| $812 |
| -6% |
| 11% | |
貯留層挙動 | 1,456 |
| 1,333 |
| 1,192 |
| 9% |
| 22% | |
坑井建設 | 3,084 |
| 2,686 |
| 2,273 |
| 15% |
| 36% | |
生産システム | 2,150 |
| 1,893 |
| 1,674 |
| 14% |
| 28% | |
その他 | (113) |
| (94) |
| (104) |
| n/m |
| n/m | |
$7,477 |
| $6,773 |
| $5,847 |
| 10% |
| 28% | ||
|
|
|
|
|
|
|
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| ||
部門別税引き前営業利益 |
|
|
|
|
|
|
|
|
| |
デジタル&統合 | $305 |
| $379 |
| $284 |
| -20% |
| 7% | |
貯留層挙動 | 244 |
| 195 |
| 190 |
| 25% |
| 28% | |
坑井建設 | 664 |
| 470 |
| 345 |
| 41% |
| 92% | |
生産システム | 224 |
| 171 |
| 166 |
| 31% |
| 36% | |
その他 | (37) |
| (56) |
| (77) |
| n/m |
| n/m | |
$1,400 |
| $1,159 |
| $908 |
| 21% |
| 54% | ||
|
|
|
|
|
|
|
|
| ||
部門別税引き前営業利益率 |
|
|
|
|
|
|
|
|
| |
デジタル&統合 | 33.9% |
| 39.7% |
| 35.0% |
| -586 bps |
| -119 bps | |
貯留層挙動 | 16.7% |
| 14.6% |
| 16.0% |
| 209 bps |
| 77 bps | |
坑井建設 | 21.5% |
| 17.5% |
| 15.2% |
| 403 bps |
| 635 bps | |
生産システム | 10.4% |
| 9.0% |
| 9.9% |
| 142 bps |
| 55 bps | |
その他 | n/m |
| n/m |
| n/m |
| n/m |
| n/m | |
18.7% |
| 17.1% |
| 15.5% |
| 161 bps |
| 320 bps |
n/m = not meaningful(非適用) |
シュルンベルジェのオリビエ・ル・プェッシュ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「下半期は素晴らしいスタートを切ることができました。第3四半期の好調な業績は、世界的な勢いが加速し、当社が全部門および全地域で堅実に事業を遂行したことを反映しています。前四半期比では、当四半期も再び売上高が2桁台の伸びを達成し、利益率が向上しました。海外事業の成長ペースが大幅に高まり、既に堅調な北米の活動レベルを補完しました。」
「全社的には、売上高は前四半期比で7億ドル以上増加して10%増となり、特別費用・利益を除く1株当たり利益は26%増加しました。税引き前セグメント営業利益率は1.61ポイント上昇して18.7%に達し、フリーキャッシュフローは11億ドルとなりました。特別費用・利益を除くEPSと税引き前セグメント営業利益率はいずれも2015年以来の高水準となり、当社は、引き続き利益重視の戦略を実行して大きな成功を収めています。」
「前年同期比では異例の伸びとなり、売上高は28%増、特別費用・利益を除くEPSは75%増加し、税引き前セグメント営業利益率は3.20ポイント上昇しました。」
特に沖合と海外市場で世界的に活動が活発になり、坑井建設と生産システムが売上高の増加を牽引しました。これらの市場におけるシュルンベルジェの主導的地位が、中核事業の力強く利益性の高い成長を推進し続けています。また、当四半期の業績は、受注残の継続的な転換、堅調な技術導入、価格改善の効果増大により支えられました。貯留層挙動の業績も伸びましたが、デジタル&統合は減少しました。デジタル・ソリューションの伸びは、前四半期に計上した探査データ譲渡料が一回性のものであったことで完全に相殺されました。
海外の勢いが高まり、売上高は2019年第3四半期の水準を上回る
ル・プェッシュは次のように述べています。「第3四半期の売上高は海外部門が牽引しました。海外部門の売上高は前四半期比で13%増、前年同期比では26%増となりました。海外部門の売上高は、リグカウント数が依然として2019年の水準より約25%下回っている中で、2019年第3四半期の水準を上回りました。このことから、当社が市場参入を強化する中で獲得した大きな成果と、今後数四半期にリグが世界的に稼働する中で当社の成長が続く可能性が明確になりました。」
前四半期比では、海外のすべての地域で売上高が増加しました。特に欧州/CIS/アフリカと中南米は、それぞれ21%と14%の増加を見せました。その要因は、坑井建設の活動の活発化と価格の上昇であり、生産システムの売上の増加も奏功しました。中東・アジアの売上高は前四半期比で8%増加しました。アジア全域で複数部門の活動が活発化し、中東で貯留層挙動の売上高が増加したことが要因です。
中核事業で優れた業績 - 坑井建設と生産システムが大きく成長
ル・プェッシュは次のように述べています。「シュルンベルジェの中核事業は引き続き非常に好調でした。当社は世界的事業展開、先進的技術ポートフォリオ、価格の改善を活かして売上高と純利益の成長の勢いを促進し続けています。」
部門別の売上高の成長については、前四半期比で15%増加した坑井建設の売上高の伸びが最も大きく、欧州/CIS/アフリカおよび中南米地域での活動の活発化と価格の改善により、世界のリグカウントの伸びを上回りました。同様に、生産システムの売上高は前四半期比で14%増加しました。主に海外の沖合盆地における製品納入の増加と受注残の転換が要因です。貯留層挙動の売上高は9%増加しました。中東・アジアと欧州/CIS/アフリカ地域を中心に陸上および沖合の両方で坑井介入と坑井刺激の活動が活発化したことが要因です。前年同期比では、すべての部門で売上高が2桁台の伸びを見せ、特に坑井建設は36%増加しました。
利益率については、坑井建設と貯留層挙動が前四半期比での利益率拡大の中心となり、それぞれ4.03ポイントと2.09ポイントの上昇を記録しました。前年同期比では、坑井建設の利益率は6.35ポイント上昇して22%となりました。これは、価格が幅広く改善して営業レバレッジが向上したためです。
エネルギー部門のファンダメンタルズは良好で、供給主導により上流投資がデカップリング
ル・プェッシュは次のように述べています。「広範な経済環境には懸念が残るものの、エネルギー業界のファンダメンタルズは引き続き非常に良好です。エネルギー危機と世界の余剰生産能力の限界を背景に、世界は市場のバランスを回復させ、供給の冗長化を図り、余剰生産能力を再構築するための投資拡大が急務となっています。これらはすべて、地政学的な問題と供給中断の増加により悪化しています。」
「このようなダイナミクスとバランス回復の緊急性によって供給主導のアップサイクルが生じており、上流投資が短期的な需要変動から切り離されていることが特徴です。また、10年後までの長期的な需要傾向と、商品価格を支持的な水準に維持するというOPEC+の決定により、持続的な投資の必要性が高まっています。」
「同時に、現在、業界は石油・ガスの脱炭素化に向けて大規模な取り組みを行っており、世界のE&Pオペレーターは、排出量を削減するために資本を投下してデジタル技術を含むテクノロジーを大規模に採用しています。このことから、このような良好なファンダメンタルズと長期的な動向が数年にわたる成長を支えると期待されます。」
力強い成果による優れた年度業績を予想
ル・プェッシュは次のように述べています。「全社的には、年初来の売上高は20%以上増加し、GAAPベースのEPSは83%増、特別費用・利益を除いたEPSは67%増、税引き前セグメント営業利益率は2.85ポイント上昇しました。素晴らしい年度末を迎えるに当たり、シュルンベルジェのチームがこのような卓越した業績を達成したことを大変誇りに思います。」
「年度末に近づく中、第4四半期も前四半期比で売上高の増加と利益率の拡大を見込んでいます。」
「まとめると、当社は、その戦略に対して、また当社の3つの成長の原動力である中核事業、デジタル、ニュー・エナジーにおける機会に対して確信度を強めています。石油・ガス市場の良好なファンダメンタルズ、エネルギー安全保障、エネルギー転換を加速させる緊急性は、クリーンエネルギー技術開発と低炭素型石油・ガス生産の両方に対する投資の拡大を後押しすることになります。当社は、長期にわたって優れた業績を上げる体制を整えており、エネルギー・バリューチェーン全体にわたってさまざまな機会があります。このような技術主導の機会は、石油・ガス、産業の脱炭素化、新エネルギー・システムにわたり、これらはすべてデジタル変革に支えられています。」
「最近の規制当局の決定と奨励措置は、この説得力のある投資見通しと当社の戦略的方向性を後押ししています。当社は、当社の技術、世界的規模、産業化能力を生かして、このエネルギー環境を主導し、お客さまと株主に卓越した価値を提供する用意があります。」
「当社が強靱でバランスの取れたエネルギー・システムに向けたイノベーションを促進し続ける中、当社の未来に大きな期待を寄せています。次の投資家会議で、当社の業界に対する見解、売上高増加の意欲、収益、利益の可能性についてお話しできることを楽しみにしています。」
その他の出来事
2022年8月30日に、シュルンベルジェ、アケル・ソリューションズ、サブシー7は、顧客の埋蔵量発掘とサイクルタイム短縮を支援するために海底生産の技術革新と効率性を推進する合弁会社の設立に合意したことを発表しました。この合意により、顧客の脱炭素化目標の達成に役立つ海底ガス圧縮、全電動海底生産システム、その他の電化能力などの革新的な技術ポートフォリオが結集されます。本取引は、規制当局の承認およびその他の慣習的な完了条件に従い、2023年下半期にクロージングとなる予定です。
2022年10月に、シュルンベルジェは、いずれも満期2022年の利率2.65%シニア債6億ドルと利率3.625%シニア債2億9500万ドルから成る未償還債券8億9500万ドルを償還しました。
2022年10月20日、シュルンベルジェの取締役会は、流通普通株式1株当たり0.175ドルの四半期現金配当を承認しました。この配当金は、2022年12月7日現在の登録株主に対し、2023年01月12日に支払われます。
地域別売上高
(単位:100万) | ||||||||||
四半期 | 変化率 | |||||||||
2022年9月30日締め | 2022年6月30日締め | 2021年9月30日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | ||||||
北米 | $1,543 | $1,537 | $1,129 | 0% |
| 37% | ||||
中南米 | 1,508 | 1,329 | 1,160 | 14% |
| 30% | ||||
欧州/CIS/アフリカ | 2,039 | 1,691 | 1,481 | 21% |
| 38% | ||||
中東・アジア | 2,334 | 2,168 | 2,034 | 8% |
| 15% | ||||
消去など | 53 | 48 | 43 | n/m |
| n/m | ||||
$7,477 | $6,773 | $5,847 | 10% |
| 28% | |||||
|
|
| ||||||||
海外部門 | $5,881 | $5,188 | $4,675 | 13% |
| 26% | ||||
北米部門 | $1,543 | $1,537 | $1,129 | 0% |
| 37% |
n/m = not meaningful(非適用) |
海外部門
中南米の売上高は15億ドルで、前四半期比14%増となりました。掘削活動が活発化し、価格が改善したことから坑井建設の売上高が増加しました。ブラジルでの生産システムの売上高の増加が前四半期比での売上高増加に寄与しました。前年同期比では、売上高は30%増加しました。地域全体での掘削活動の活発化と価格の上昇が要因です。また、アルゼンチンで坑井刺激と掘削の活動が活発化したことと、ブラジルで生産システムの売上が増加したことも、前年同期比での売上高増加に寄与しました。
欧州/CIS/アフリカの売上高は20億ドルで、前四半期比21%増となりました。この大幅な増加の主要因は、この地域全体で坑井建設活動が活発になり価格が改善したこと、欧州と北欧で生産システムの売上が増加したこと、サハラ以南アフリカで複数部門の活動が活発化したことです。前年同期比では、売上高は38%増加しました。欧州と北欧で生産システムの売上が増加し、坑井建設の活動が活発化し、価格が改善しました。
中東・アジアの売上高は23億ドルで、前四半期比8%増となりました。その要因は、アジア全域で複数部門の活動が活発化したことと、中東で貯留層挙動の売上高が増加したことです。前年同期比では、売上高は15%増加しました。アジア全域で複数部門の活動が活発化し、中東では新規プロジェクトにより活動が活発化しました。特にイラクとアラブ首長国連邦で掘削活動が増加し、オマーンでは坑井刺激の売上高が増加しました。
北米部門
北米の売上高は15億ドルで、前四半期から実質的に横ばいでした。米国陸上の売上高は2桁台の成長を達成したものの、前四半期に多額の譲渡料を計上したことから米国メキシコ湾での探査データの売上が減少したことで相殺されました。米国陸上の売上高の伸びは、前四半期比でリグカウントの増加を上回りました。その要因は、掘削活動の活発化、坑井および坑口生産システムの売上の増加、価格の改善でした。
前年同期比では、北米の売上高は37%増加しました。全部門において前年同期比で売上高は大幅に増加しました。その中でも坑井建設と生産システムは、それぞれ62%と23%の伸びを見せました。
第3四半期の部門別業績
デジタル&統合
(単位:100万) | ||||||||||
四半期 | 変化率 | |||||||||
2022年9月30日締め | 2022年6月30日締め | 2021年9月30日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | ||||||
売上高 |
|
|
|
|
|
|
|
|
| |
海外部門 | $671 |
| $627 |
| $615 |
| 7% |
| 9% | |
北米部門 | 229 |
| 327 |
| 196 |
| -30% |
| 17% | |
その他 | - |
| 1 |
| 1 |
| n/m |
| n/m | |
$900 |
| $955 |
| $812 |
| -6% |
| 11% | ||
|
|
|
|
|
|
|
|
| ||
税引き前営業利益 | $305 |
| $379 |
| $284 |
| -20% |
| 7% | |
税引き前営業利益率 | 33.9% |
| 39.7% |
| 35.0% |
| -586 bps |
| -119 bps |
n/m = not meaningful(非適用) |
デジタル&統合の売上高は9億ドルで、前四半期比6%減となり、売上の構成は前四半期から変化しました。海外では、中東・アジア、欧州/CIS/アフリカ、中南米地域でデジタルの売上が増加したことから売上高は増加しましたが、北米では探査データの売上の減少により、売上高は減少しました。
前年同期比では、売上高は11%増加しました。これは主にすべての地域でデジタルの売上が増加し、カナダを中心に資産パフォーマンス・ソリューションズ(APS)プロジェクトの売上高が増加したためです。
デジタル&統合の税引き前営業利益率は34%で、売上高構成が不利になったことから、前四半期比で5.86ポイント低下、前年同期比では1.19ポイント低下しました。
貯留層挙動
(単位:100万) | ||||||||||
四半期 | 変化率 | |||||||||
2022年9月30日締め | 2022年6月30日締め | 2021年9月30日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | ||||||
売上高 | ||||||||||
海外部門 | $1,335 | $1,222 | $1,112 | 9% |
| 20% | ||||
北米部門 | 119 | 111 | 79 | 7% |
| 49% | ||||
その他 | 2 | - | 1 | n/m |
| n/m | ||||
$1,456 | $1,333 | $1,192 | 9% |
| 22% | |||||
|
|
| ||||||||
税引き前営業利益 | $244 | $195 | $190 | 25% |
| 28% | ||||
税引き前営業利益率 | 16.7% | 14.6% | 16.0% | 209 bps |
| 77 bps |
n/m = not meaningful(非適用) |
貯留層挙動の売上高は15億ドルで、前四半期比9%増となりました。その主な要因は、中東・アジアと欧州/CIS/アフリカ地域を中心に陸上および沖合の両方で坑井介入と坑井刺激の活動が活発化したことです。北米の伸びは、米国メキシコ湾での坑井介入活動の活発化が要因です。
前年同期比では、活動の活発化により、すべての地域で売上高は22%増加しました。売上高の増加を牽引したのは中東・アジア地域で、この地域での成長率は30%でした。坑井介入と坑井刺激サービスは、陸上、沖合ともに2桁台の伸びを見せました。
貯留層挙動の税引き前営業利益率は17%で、前四半期比2.09ポイントの上昇となりました。特に北米、中東・アジア、中南米地域で沖合および開発活動が活発になり、収益性が向上しました。
前年同期比では、税引き前営業利益率は0.77ポイント上昇し、坑井介入および坑井刺激、地理的には北米と欧州/CIS/アフリカ地域で収益性が向上しました。
坑井建設
(単位:100万) | ||||||||||
四半期 | 変化率 | |||||||||
2022年9月30日締め | 2022年6月30日締め | 2021年9月30日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | ||||||
売上高 | ||||||||||
海外部門 | $2,406 | $2,083 | $1,839 | 16% |
| 31% | ||||
北米部門 | 621 | 553 | 382 | 12% |
| 62% | ||||
その他 | 57 | 50 | 52 | n/m |
| n/m | ||||
$3,084 | $2,686 | $2,273 | 15% |
| 36% | |||||
|
|
| ||||||||
税引き前営業利益 | $664 | $470 | $345 | 41% |
| 92% | ||||
税引き前営業利益率 | 21.5% | 17.5% | 15.2% | 403 bps |
| 635 bps |
n/m = not meaningful(非適用) |
坑井建設の売上高は31億ドルで、前四半期比15%増となりました。欧州/CIS/アフリカおよび中南米地域を中心に、新規プロジェクトの活動が活発で、世界的に価格が堅調に改善したことから、世界的なリグカウントの伸びを上回りました。北米では、前四半期比での売上高の伸びは、米国陸上および沖合の両方でリグカウントの増加を上回りました。計測、掘削、流体、機器の各事業部門全体で2桁台の伸びを達成しました。
前年同期比では、活発な活動と堅調な価格の改善により、売上高は36%増加しました。特に北米と中南米では60%以上の伸びを見せました。欧州/CIS/アフリカの売上高は前年同期比で28%増加し、中東・アジアの売上高は前年同期比で16%増加しました。陸上および沖合の両方で、掘削流体と計測に牽引され、当部門の全事業において2桁台後半の伸びを記録しました。
坑井建設の税引き前営業利益率は22%で、前四半期比4.03ポイントの上昇となりました。すべての事業分野とすべての地域、特に中南米で収益性が向上しました。利益率の拡大は、沖合活動と探査活動の活発化、有利な技術構成、価格の堅調な改善によるものです。
前年同期比では、税引き前営業利益率は6.35ポイント上昇しました。活動の活発化と価格の改善により、すべての地域で収益性が向上しました。
生産システム
(単位:100万) | ||||||||||
四半期 | 変化率 | |||||||||
2022年9月30日締め | 2022年6月30日締め | 2021年9月30日締め | 前四半期比 |
| 前年同期比 | |||||
売上高 |
|
|
| |||||||
海外部門 | $1,569 | $1,341 | $1,205 | 17% |
| 30% | ||||
北米部門 | 578 | 550 | 469 | 5% |
| 23% | ||||
その他 | 3 | 2 | - | n/m |
| n/m | ||||
$2,150 | $1,893 | $1,674 | 14% |
| 28% | |||||
|
|
| ||||||||
税引き前営業利益 | $224 | $171 | $166 | 31% |
| 36% | ||||
税引き前営業利益率 | 10.4% | 9.0% | 9.9% | 142 bps |
| 55 bps |
n/m = not meaningful(非適用) |
生産システムの売上高は、前四半期比で14%増加して22億ドルとなりました。サプライチェーンと物流の制約が引き続き緩和されたことで主に海外沖合で製品納入が増加し、受注残の転換が進みました。この増加は、ほとんどの事業部門の売上高の2桁台の伸びによるものです。欧州/CIS/アフリカでは海底および坑井生産システムの納入が増加し、中南米では海底および中流生産システムの売上が増加しました。中東・アジアでは坑井、坑口、中流の生産システムの売上が増加し、北米では主に米国陸上で坑井および坑口生産システムの売上が増加しました。
前年同期比では、2桁台の伸びの要因は、主に欧州/CIS/アフリカ、北米、中南米での新規プロジェクトと製品納入の増加です。
生産システムの税引き前営業利益率は10%で、前四半期比1.42ポイントの上昇となりました。これは、売上数量の増加により営業レバレッジが改善したためです。
前年同期比では、税引き前営業利益率はわずかに0.55ポイント上昇しました。売上数量は増加しましたが、物流コストが増加したことや売上高構成が不利になったことから、その効果は部分的に相殺されました。
四半期ハイライト
石油・ガス業界の力強い成長サイクルが進む中、シュルンベルジェは北米および海外、特に中東と沖合盆地で新規契約を獲得し続けています。当四半期に、シュルンベルジェは次のような注目すべきプロジェクトを獲得しました。
シュルンベルジェは、自社の技術を隣接する業界に新たに適用することを継続的に目指しており、自社の分野専門知識を持続可能なエネルギー生産を支援するソリューションに応用しています。
顧客企業がデジタル変革を推し進め、効率と生産性を改善するデジタル・ソリューションを適用し続ける中、シュルンベルジェのデジタル・プラットフォーム戦略は、重要な成長エンジンとなっています。シュルンベルジェ・デジタル・フォーラム2022には1250人以上の業界リーダー、分野専門家、デジタル専門家が集まり、業界の変革を加速させ、より高い価値と低炭素化を実現するデジタルの力を紹介しました。
顧客企業はシュルンベルジェの技術をますます採用するようになっており、掘削、生産、統合業務の成果に大きな影響を与え続けています。当社の革新的ソリューションは、石油・ガス資産の探査と開発をより強靱で効率的なものにして低炭素で環境への影響が低いものにすることに貢献しています。当四半期の例を以下に示します。
新エネルギー技術において、シュルンベルジェは、分野専門知識と技術の産業化の経験を生かし、全体的なエネルギー転換のリーダーとなる独自の地位を確立しています。当社は引き続きさまざまな業界と協力関係を築き、クリーンエネルギー・ソリューションを開発しています。
財務諸表
要約連結損益計算書 | ||||||||
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(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | ||||||||
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第3四半期 |
| 年初9カ月 | ||||||
9月30日締め | 2022 |
| 2021 |
| 2022 |
| 2021 | |
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売上高 | $7,477 | $5,847 | $20,213 | $16,704 | ||||
利息およびその他の収入(1) | 75 | 56 | 436 | 91 | ||||
経費 | ||||||||
売上原価 | 6,042 | 4,862 | 16,623 | 14,135 | ||||
研究・エンジニアリング | 160 | 140 | 456 | 409 | ||||
一般管理費 | 94 | 80 | 277 | 231 | ||||
利息 | 122 | 130 | 369 | 402 | ||||
税引き前利益(1) | $1,134 | $691 | $2,924 | $1,618 | ||||
税金費用(1) | 215 | 129 | 514 | 301 | ||||
純利益(1) | $919 | $562 | $2,410 | $1,317 | ||||
非支配持分に帰属する純利益 | 12 | 12 | 33 | 37 | ||||
シュルンベルジェに帰属する純利益(1) | $907 | $550 | $2,377 | $1,280 | ||||
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シュルンベルジェの希薄化後1株当たり利益(1) | $0.63 | $0.39 | $1.65 | $0.90 | ||||
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平均流通株式数 | 1,418 | 1,402 | 1,414 | 1,399 | ||||
希薄化後平均流通株式数 | 1,439 | 1,424 | 1,436 | 1,422 | ||||
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経費に含まれる減価償却費(2) | $533 | $530 | $1,598 | $1,588 |
(1) | 詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。 |
(2) | 有形固定資産の償却および無形資産の償却、探査データ費用、APS投資を含みます。 |
要約連結貸借対照表 | ||||
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(単位:100万) | ||||
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9月30日 |
| 12月31日 | ||
資産の部 | 2022 |
| 2021 | |
流動資産 | ||||
現金および短期投資 | $3,609 | $3,139 | ||
売掛金 | 6,650 | 5,315 | ||
棚卸資産 | 4,143 | 3,272 | ||
その他の流動資産 | 1,209 | 928 | ||
15,611 | 12,654 | |||
関連会社への投資 | 1,762 | 2,044 | ||
固定資産 | 6,407 | 6,429 | ||
のれん | 12,990 | 12,990 | ||
無形資産 | 3,043 | 3,211 | ||
その他の資産 | 4,280 | 4,183 | ||
$44,093 | $41,511 | |||
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負債および株主資本の部 | ||||
流動負債 | ||||
買掛金・未払負債 | $9,034 | $8,382 | ||
概算所得税債務 | 938 | 879 | ||
短期借入金・長期債務の1年以内返済分 | 899 | 909 | ||
未払配当金 | 263 | 189 | ||
11,134 | 10,359 | |||
長期債務 | 12,452 | 13,286 | ||
退職後給付 | 233 | 231 | ||
その他の負債 | 2,763 | 2,349 | ||
26,582 | 26,225 | |||
株主資本 | 17,511 | 15,286 | ||
$44,093 | $41,511 |
流動性
(単位:100万) | ||||||||
流動性内訳 | 2022年9月30日 | 2022年6月30日 | 2021年9月30日 | 2021年12月31日 | ||||
現金および短期投資 | $3,609 | $2,816 | $2,942 | $3,139 | ||||
短期借入金・長期債務の1年以内返済分 | (899) | (901) | (1,025) | (909) | ||||
長期債務 | (12,452) | (12,946) | (14,370) | (13,286) | ||||
純負債(1) | $(9,742) | $(11,031) | $(12,453) | $(11,056) | ||||
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流動性増減の詳細を以下に示します。 | ||||||||
9カ月 |
| 第3四半期 |
| 9カ月 | ||||
9月30日締め | 2022 |
| 2022 |
| 2021 | |||
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純利益 | $2,410 | $920 | $1,317 | |||||
特別利益・費用(税引き後)(2) | (265) | - | (36) | |||||
2145 | 920 | 1,281 | ||||||
減価償却(3) | 1598 | 533 | 1,588 | |||||
株式報酬費用 | 236 | 76 | 229 | |||||
運転資金の増減 | (1,814) | 70 | (798) | |||||
米国連邦税還付金 | - | - | 477 | |||||
その他 | (59) | (32) | (58) | |||||
営業活動によるキャッシュフロー(4) | 2,106 | 1,567 | 2,719 | |||||
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設備投資 | (1,046) | (382) | (694) | |||||
APS投資 | (420) | (109) | (305) | |||||
資産計上された探査データ | (77) | (13) | (21) | |||||
フリーキャッシュフロー(5) | 563 | 1,063 | 1,699 | |||||
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支払配当金 | (600) | (248) | (524) | |||||
従業員持株制度による受取金 | 171 | 78 | 137 | |||||
事業買収・投資(取得した現金と負担した負債を控除) | (45) | (37) | (98) | |||||
リバティーの株式売却による受取金 | 513 | - | - | |||||
不動産売却による受取金 | 120 | - | - | |||||
株式報酬の決済純額にかかる税金 | (92) | (7) | (21) | |||||
その他 | (118) | (32) | (58) | |||||
為替レートの変動の影響を除く純負債の減少 | 512 | 817 | 1,135 | |||||
為替レートの変動が純負債に及ぼす影響 | 802 | 472 | 292 | |||||
純負債の減少 | 1,314 | 1,289 | 1,427 | |||||
純負債(期首) | (11,056) | (11,031) | (13,880) | |||||
純負債(期末) | $(9,742) | $(9,742) | $(12,453) |
(1) | 「純負債」は、負債総額から現金と短期投資を差し引いた額です。純負債は負債の返済に充当できる現金と投資額を反映しているため、シュルンベルジェの負債水準に関する有益な情報を提供すると経営陣は考えています。純負債は非GAAP財務指標であり、総負債と併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。 | |
(2) | 詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。 | |
(3) | 有形固定資産の償却および無形資産の償却、探査データ費用、APS投資を含みます。 | |
(4) | 2022年9月30日締め9カ月および第3四半期にそれぞれ6000万ドルと2200万ドル、2021年9月30日締め9カ月および第3四半期にそれぞれ2億2600万ドルと4200万ドルの退職金が含まれます。 | |
(5) | 「フリーキャッシュフロー」とは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資、APS投資、資産計上された探査データ費用を控除した金額です。フリーキャッシュフローは当社にとって重要な流動性指標であり、投資家ならびに経営陣にとって、現金を創出する当社の事業能力の指標として有益であると経営陣は考えています。事業の必要性を満たし債務を果たせば、この現金を用いて当社の将来の成長に再投資したり、配当金支払いや自社株買い戻しにより株主に還元することができます。フリーキャッシュフローは、裁量的費用で使用できる残余キャッシュフローではありません。フリーキャッシュフローは非GAAP財務指標であり、営業活動によるキャッシュフローと併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。 |
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