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調査結果は、モバイルアプリ体験(MAX)が、概念としても最優良事例セットとしても、まだ非常にフロンティア分野であることを示しています。多くの企業は、モバイルアプリからより大きな価値を生み出すために、リソースを結集し、アジャイル手法を適用することに苦心していますが、その一方でアプリを利用した顧客からの売上が3.5倍、購入頻度が3倍になったという企業もあります。この調査では、7つの主要な業務領域におけるモバイルアプリ体験の最適化に関する成熟度に関し、技術系(開発者)チームと非技術系(マーケティング)チームの間にギャップがあることが明らかになりました。
最も改善の余地があるのは大企業
従業員1000人以上の企業の開発者やマーケターは、アプリストア最適化(ASO)において最も改善の余地があると回答しています。アプリストアのオーガニック検索と有料検索の10年間のデータから、最も有名なブランドでさえ、ブランド以外のキーワードを最適化することによってオーガニックトラフィックの最大50%を生み出すことができることが分かっています。全体的に、開発者の89%が、アプリストアでの可視性とコンバージョン率について、「定期的のモニタリング」または「毎日のモニタリング」のための「良い」または「素晴らしい」機能を挙げています。同様に、マーケターの3分の2がASO実験を毎月行っており、そのうち27%は毎週行っています。しかし、大企業の開発者の20%は、もっとうまく実施できるはずだと認めており、大企業のマーケターの41%は、四半期ごと、またはそれ以下の頻度で実験を行っています。これは、より小規模の企業と比べてはるかに高い割合です。
アプリがダウンロードされると、マーケターやモバイル製品オーナーは、特に有料ユーザー獲得キャンペーンの対象が狭まっていくにつれ、新しい関係を発展させなければならないというプレッシャーの増大にさらされます。プリファレンスセンター(53%)や、マルチスクリーン機能のチュートリアルまたはオプトインフロー(52%)の構築と導入に「数週間」かかるという開発者が大部分である一方で、大企業開発者の3分の1は、「1カ月」または「数カ月」かかると見積もるか、これらの経験がないことを認めています。
モバイルアプリの体験が展開されると、アプリの評価とアプリの改善との間に著しいギャップが生じます。回答者の3分の2近く(64%)が、少なくとも毎月、マルチスクリーン機能のチュートリアルとオプトインフローを評価し、適応させています。しかし、3分の1以上の企業は、これらの極めて重要なオンボーディング体験を四半期ごと、またはそれ以下の頻度でしか改善しておらず、大企業ではこの割合が半分近くにまで跳ね上がります。同様に、大企業のマーケターや開発者のほぼ4分の1が、アプリのプリファレンスセンターを最後にいつ更新したか分からないか、最後の更新から1~2年以上経過していると回答しています。
朗報:10数年のアプリの歩みのおかげで、多様なチーム間の関係が改善
アプリが成功するには、顧客がアプリを見つけ、ダウンロードし、使い続けるだけの価値を見出し、最終的に自己認識することが必要です。それを実現するには、技術的な役割と非技術的な役割において人々が協力する必要があります。各役割は異なる言語を話し、互いに依存しながら、そこそこのパフォーマンスとモバイルアプリの卓越性との間のギャップを埋めていくのです。
開発者の半数(51%)は、マーケターやモバイル製品オーナーと非常に良好な関係を築いていると回答しており、他の開発者の37%はマーケターを「きちんとしたパートナー」であると回答しています。マーケターは、開発者との関係についてさらに肯定的で、62%が良好な関係を築いていると回答しており、29%がきちんとしたパートナーであると回答しています。全体的に、開発者の12%とマーケターの9%だけが、自分たちの関係を「論争的」と特徴付けしていますが、この割合は小企業と大企業でかなり高くなっています。なお、「気難しい」「非協力的」という2つの否定的な表現を選んで特徴付けした回答者は1人もいませんでした。
開発者へのほぼ全面的な依存とは裏腹のマーケターの自信
マーケターとモバイル製品オーナーの4分の3近くが、アプリの機能強化について毎週考えていて、50人中48人が改善の実現を開発者のリソースに頼っているという状況にある中で、開発者が1番の仕事である重要な新機能やQAテストに集中できるのは不思議なことです。大企業および中堅企業では、開発者の2倍のマーケターが、オンボーディング、アダプション、オプトイン、データ収集を強化する要求は「次のアプリのアップデートですぐに対処される」と考えています。これに対し、大企業および中堅企業における2倍の開発者が、これらの要求に「1カ月」または「数カ月」かかると回答しています。
エアシップの最高経営責任者(CEO)兼社長であるブレット・ケインは、次のように述べています。「今日の顧客は、個人的かつまさにその瞬間にサービスを受けることを必要としており、これは実際に定義上、他のどこよりもモバイルアプリで起こっていることです。アプリ中心体験のビジネス価値は、毎四半期の収益報告で強化されているのを見る限り、自明のことです。しかし、こうした状況を一変させる成果があるにもかかわらず、多くの企業は価値を最大化するのに苦心しています。アプリのチームや機能はサイロ化したまま、ウェブ時代の依存関係やプロモーション手法から抜け出せず、新しい顧客体験の期待に応えられないでいます。エアシップでは、チーム全体がネイティブアプリの体験をオンザフライで簡単に作成・自動化・適応できるようにするノーコード手法によって、こうした状況をすべて変えて、より大きな価値を獲得し維持することを目指しています。」
モバイルアプリ体験ギャップ調査報告書の全文は、リンク先からダウンロードできます。
9月28日にニューヨークで、そして10月13日にロンドンで、エアシップは世界で最も価値のあるブランドを幾つか招待して、対面ライブイベント「Elevate22:Mastering MAX」を開催します。一流ブランドがどのように顧客と自社のビジネスの双方に飛躍的な価値を生み出しているのかを直に聞いてみたい方は、ぜひご登録ください。
調査方法
この調査は、年間収益200万ドル以上の企業で顧客対応モバイルアプリに積極的に関与しているか責任を負っているアプリ開発者100人およびアプリマーケター/プロダクトオーナー102人を対象に、サピオ・リサーチが実施したものです。回答者は、質問を明確に理解できるよう、英語圏の国である英国、米国、オーストラリア、カナダ、インド、シンガポールに限定されました。
エアシップについて
モバイルアプリ体験(MAX)をマスターするためのブランド支援に関して、エアシップほど多くを知り、多くを行い、多くを気にかける企業はありません。
エアシップは、アプリの初期から、初の商業メッセージを提供し、その後はデータ主導の手法をすべてのリエンゲージメントチャネル(モバイルウオレット、SMS、電子メール)、アプリのUX実験、ノーコードネイティブアプリ体験の作成、アプリストア最適化(ASO)へと拡大しました。何千もの世界的ブランドのために何兆ものモバイルアプリのインタラクションに力を与えてきたエアシップの技術と深く専門的な業界知識により、アプリは顧客体験、ブランドロイヤルティー、収益化のデジタルセンターとなることができました。
エアシップのアプリ・エクスペリエンス・プラットフォーム(AXP)とガミキューブのASO技術および専門知識により、ブランドはモバイルアプリの発見から忠実度の獲得までのカスタマージャーニー全体を最適化するための完全なソリューション一式を手に入れ、関係者全員に大きな価値をもたらすことができるようになったのです。
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