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2022年SIGCOMMテスト・オブ・タイム賞
2022年ACM SIGCOMMテスト・オブ・タイム賞は、コンビバの創立者らによるビデオ品質とユーザーエンゲージメントの直接的な関連性を詳述した2011年論文をたたえるものです。毎年恒例のこの賞は、過去10〜12年間に発表された論文の中から、現在も重要な意味を持つデータ、視点、予測機能を提供していると見なされるものを評価します。
コンビバの共同創立者でチーフサイエンティスト兼取締役会長のホイ・チャンは、次のように述べています。「私たちは、ストリーミング戦争の勝者と敗者を予測したのではありません。ただ、10年前から知っていて、現在も変わらないのは、市場の成長と誰が首位に立つかという点で、ストリーミングの品質とエンゲージメントを測定することが核心だということです。そのためリアルタイム情報をいつでもすぐに利用可能にすることは、パブリッシャーやブランドがサービスを最適化して、投資を最大化するためのあらゆる措置に必要な情報を提供する上で、基幹業務となるものです。」
テスト・オブ・タイム賞の獲得を支えた画期的技術は、2011年のACM SIGCOMMカンファレンスで初めて発表された論文「ビデオ品質がユーザーエンゲージメントに与える影響を理解する」で述べられています。著者は、コンビバの創立者であるホイ・チャン、イオン・ストイカ、アディチャ・ガンジャム、ジビン・チャンに加え、チームメイトのFlorin Dobrian、Asad Awan、ディリップ・ジョゼフ、そして学術協力者で現在はカーネギーメロン大学教授のVyas Sekar氏です。この論文は、大規模なビデオ測定の先駆けとなり、ビデオ品質がユーザーエンゲージメントに与える影響に関する詳細な研究を記述したもので、こうした研究はストリーミングメディアの最適化に後々まで影響をもたらしました。
ストリーミングの現状
過去10年間に、ビデオのストリーミング品質が大幅に向上した一方で、消費者の期待も新たな高みに達しました。常に高解像度でスムーズに再生されない限り、許容できなくなったのです。素晴らしい体験を妨げる障壁を検出してその根本原因を特定することは、現在のストリーミング技術のエコシステムの複雑性により、かつてないほど困難になっています。モバイル接続された多様なTVデバイスと、関連するビデオとアプリの技術スタック、高度なクラウドベースのメディア準備、コンテンツ配信、広告技術スタックすべてが、より微視的で微妙な故障モードの原因となる可能性があります。1兆ドル以上の市場(メディア、エンターテインメント、スポーツ、教育、フィットネスの業界など)がストリーミング上に構築されているため、すべてのメディア消費者に最高の体験を保証することが最低限必要なものになっています。
コンビバは四半期ごとに、「ストリーミングの現状」と題する報告書で、ストリーミングの品質と導入に関する詳細な世界的レビューを行っています。
2022年SIGCOMMネットワーキングシステム賞
また、別のSIGCOMM授賞委員会が、2022年SIGCOMMネットワーキングシステム賞の受賞者に、コンビバを選出しました。この賞は、通信とコンピューターネットワークの世界に大きな影響を与えたネットワーキングシステムの開発を評価するものです。委員会によると、コンビバは、「初期段階からのコンビバによる持続的な影響、すなわち発表された研究を実世界のシステムに首尾よくつなげ、実世界のストリーミングシステムやCDNに大きな影響をもたらし、その後もデータの共有や発表を通じて研究コミュニティーに還元し続けていること」が認められました。
チャンは、次のように付け加えています。「コンビバが、業界に与えた影響を評価されたことを大変誇りに思いますが、当社の研究コミュニティーへの貢献も、とても意義深いと考えています。当社の学術分野の協力者と、カーネギーメロン大学、カリフォルニア大学バークレー校、シカゴ大学、パデュー大学、南カリフォルニア大学の一流研究プログラムの優秀な学部生や大学院生のインターンの皆さまに、感謝しています。」
2022年テスト・オブ・タイム賞の受賞者は、ファデル・アディブ氏(MIT)、ベンカト・パドマナバン氏(マイクロソフト・リサーチ・インディア、所長)、ジェニファー・レックスフォード氏(プリンストン大学)、Renata Teixeira氏(ネットフリックス)を含む技術専門家の権威ある委員会によって選出されました。2022年SIGCOMMネットワーキングシステム賞は、ヴィシャル・ミスラ氏、アニース・シェイク氏、プニート・シャルマ氏を含む委員会によって選出されました。
ACM SIGCOMMについて
計算機協会(ACM)は、世界最大の教育・科学コンピューティング学会です。SIGCOMMはACMの専門フォーラムとして、技術設計とエンジニアリング、規制と運用、コンピューターネットワーキングの社会的影響など、通信およびコンピューターネットワークの分野におけるテーマについて議論しています。本分科会のメンバーは特に、通信におけるシステムエンジニアリングと構造的な疑問に関心を寄せています。
コンビバについて
コンビバは、ストリーミング事業の企業が競合他社に先駆けて自社事業を成長させるために、観測から数秒以内に行動できるよう支援しています。コンビバの世界有数のストリーミング分析プラットフォームは、サーバーサイドでのリアルタイムの大規模なセッション化により、包括的かつ継続的な全数調査レベルの測定を実現します。単一のセンサーと単一のパイプラインを使用することで、当社の60件以上の特許プラットフォームにより、マーケター、広告主、技術運用、エンジニアリング、顧客ケアのチームは、オーディエンスの獲得、エンゲージメント、収益化、保持を行うことができます。コンビバは、DAZN、ディズニープラス、フールー、パラマウントプラス、ピーコック、スカイ、スリングTV、TED、ワーナーメディアなどのブランドが、ストリーミング・メディアがもたらす素晴らしい機会を活用できるよう支援することに注力しています。コンビバのプラットフォームは現在、3兆件近くのストリーミング・データ・イベントを毎日処理し、5億人以上のユニーク視聴者が40億のストリーミング・アプリケーションをデバイス上で使って年間2000億本のストリームを視聴できるようにしています。詳細については、www.conviva.comをご覧ください。
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Michelle Herman - pr@conviva.com