ネイチャー・ニューロサイエンス誌に掲載の前臨床データは、オンワードのARCIMセラピーが脊髄損傷後の手と腕の動きを回復させる潜在力を示す

蘭アイントホーフェン & スイス・ローザンヌ--(BUSINESS WIRE)---- (ビジネスワイヤ) -- 脊髄損傷者の動作・自立度・健康を回復させる革新的な治療法を創出する医療技術企業のオンワード・メディカル(Euronext: ONWD)は本日、当社のARCIMセラピーが脊髄損傷後の手および腕の動きと機能を回復させる潜在力を示す論文がネイチャー・ニューロサイエンス誌に掲載されたことを発表します。


手と腕の機能を回復させることは、多くの頸髄損傷者にとって最優先事項です。手や腕の機能障害は、軽度であっても自立度や生活の質を著しく低下させます。手や腕の動きは複雑で多次元的であるため、手や腕の機能に対する新しい治療法を開発することは従来、困難でした。本日のネイチャー・ニューロサイエンス誌に掲載された論文の研究者らは、脊髄損傷後の上肢の運動制御を改善するためのより効果的な手法として、手と腕の機能制御に関与する脊髄領域を調節する埋め込み型神経刺激装置を検討しました。発表された前臨床データは、関連する脊髄領域を狙ったとした正確な電気刺激により、筋活性と筋力が向上し、手と腕のより効率的な動きを促進することを示しました。

オンワードのデイブ・マーバー最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「当社は、手と腕の機能回復を目的とした経皮的ARCEXセラピーを2023年に投入できるよう準備中です。ネイチャー・ニューロサイエンスに掲載された研究結果は、埋め込み型ARCIMセラピーが、脊髄損傷者の腕と手の機能回復に貢献する役割があることも示しています。実際、より高い精度を有し、365日24時間にわたり利用可能な埋め込み型ARCIMセラピーは、日常生活動作のための有意義なサポートを提供できる可能性があります。」

ネイチャー・ニューロサイエンス誌に掲載された論文の共著者であるグレゴワール・クルティーヌ教授(EPFL)は、次のように述べています。「手と腕の機能を少し改善するだけで、自立度と生活の質の向上に大きな効果があります。機能的電気刺激(FES)などの現行手法は、疲労を引き起こし、日常生活動作に必要な三次元的な動きを維持することができません。今後数カ月以内に本手法をヒトで研究し、オンワード・メディカルと協力してこの重要な治療製品を商品化できるものと期待しています。」

オンワードは、EPFLとの一連の知的財産契約の一環として、脊髄損傷者の手と腕の機能を改善するための頸髄刺激療法を開発・商業化する権利を有しています。

本論文には、EPFLフリブール大学ピッツバーグ大学の神経科学者が行った前臨床研究の結果が掲載されています。本研究イニシアチブは、ウィス財団オンワードベルタレリ財団スイス国立科学財団欧州連合の「ホライズン2020」プログラムの後援を受けています。

オンワードのARCセラピーと、脊髄損傷者の動作・自立度・健康を回復させための当社の構想に関する詳細については、ONWD.comをご覧ください。

オンワード・メディカルについて

オンワードは、脊髄損傷者の動作・自立度・健康を回復させるための革新的な治療法を創出する医療技術企業です。オンワードの事業は、世界有数の神経科学研究所で実施された10年以上にわたる基礎科学および前臨床研究を基盤としています。オンワードのARCセラピーは、埋め込み型(ARCIM)または外部装着型(ARCEX)の装置として提供しており、狙いを定めてプログラムされた脊髄刺激を与え、脊髄損傷者の動作やその他の機能を回復させ、最終的に生活の質を向上させるように設計されています。当社は、ARCIMとARCEXの両方を含め、3件のブレークスルーデバイス指定をFDAより取得しています。当社初のFDAピボタル試験であるUp-LIFT試験は、2021年12月に世界で65人の被験者の組み入れを完了しました。当社は、2022年5月にARCIM神経刺激装置のヒト初回使用を完了しました。

オンワード・メディカルは、オランダのアイントホーフェンにあるハイテク・キャンパスに本社を構えています。スイスのローザンヌに事業所を構え、米国マサチューセッツ州ボストンに拠点を置いて米国でのプレゼンスを高めています。当社の詳細については、ONWD.comをご覧ください。2022年の財務日程については、IR.ONWD.comをご覧ください。

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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 脊髄刺激により腕の機能改善を実現