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第1四半期業績 | (単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | ||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||
2022年3月31日締め | 2021年12月31日締め | 2021年3月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||
売上高 | $5,962 | $6,225 | $5,223 | -4% |
| 14% | |||
税引き前利益 - GAAPベース | $638 | $755 | $386 | -16% |
| 65% | |||
純利益 - GAAPベース | $510 | $601 | $299 | -15% |
| 70% | |||
希薄化後1株当たり利益 - GAAPベース | $0.36 | $0.42 | $0.21 | -14% |
| 71% | |||
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調整EBITDA* | $1,254 | $1,381 | $1,049 | -9% |
| 19% | |||
調整EBITDA利益率* | 21.0% | 22.2% | 20.1% | -115 bps |
| 94 bps | |||
税引き前セグメント営業利益* | $894 | $986 | $664 | -9% |
| 35% | |||
税引き前セグメント営業利益率* | 15.0% | 15.8% | 12.7% | -84 bps |
| 229 bps | |||
純利益(特別費用・利益を除く)* | $488 | $587 | $299 | -17% |
| 63% | |||
希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)* | $0.34 | $0.41 | $0.21 | -17% |
| 62% | |||
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| |||||||
地域別売上高 |
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海外部門 | $4,632 | $4,898 | $4,211 | -5% |
| 10% | |||
北米部門 | 1,282 | 1,281 | 972 | - |
| 32% | |||
その他 | 48 | 46 | 40 | n/m |
| n/m | |||
$5,962 | $6,225 | $5,223 | -4% |
| 14% | ||||
| |||||||||
* これらは非GAAP財務指標です。詳細は「特別費用・利益」、「部門別」、「補足情報」の項をご覧ください。 | |||||||||
n/m = not meaningful(非適用) |
(単位:100万) | |||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||
2022年3月31日締め | 2021年12月31日締め | 2021年3月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||
部門別売上高 | |||||||||
デジタル&統合 | $857 | $889 | $772 | -4% |
| 11% | |||
貯留層挙動 | 1,210 | 1,287 | 1,002 | -6% |
| 21% | |||
坑井建設 | 2,398 | 2,388 | 1,936 | - |
| 24% | |||
生産システム | 1,604 | 1,765 | 1,590 | -9% |
| 1% | |||
その他 | (107) | (104) | (77) | n/m |
| n/m | |||
$5,962 | $6,225 | $5,223 | -4% |
| 14% | ||||
|
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| |||||||
部門別税引き前営業利益 |
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| ||||||
デジタル&統合 | $292 | $335 | $247 | -13% |
| 18% | |||
貯留層挙動 | 160 | 200 | 102 | -20% |
| 56% | |||
坑井建設 | 388 | 368 | 210 | 5% |
| 85% | |||
生産システム | 114 | 159 | 138 | -28% |
| -18% | |||
その他 | (60) | (76) | (33) | n/m |
| n/m | |||
$894 | $986 | $664 | -9% |
| 35% | ||||
|
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| |||||||
部門別税引き前営業利益率 |
|
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| ||||||
デジタル&統合 | 34.0% | 37.7% | 32.0% | -372 bps |
| 201 bps | |||
貯留層挙動 | 13.2% | 15.5% | 10.2% | -232 bps |
| 299 bps | |||
坑井建設 | 16.2% | 15.4% | 10.8% | 77 bps |
| 534 bps | |||
生産システム | 7.1% | 9.0% | 8.7% | -192 bps |
| -159 bps | |||
その他 | n/m | n/m | n/m | n/m |
| n/m | |||
15.0% | 15.8% | 12.7% | -84 bps |
| 229 bps | ||||
| |||||||||
n/m = not meaningful(非適用) |
シュルンベルジェのオリビエ・ル・プェッシュ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「第1四半期の業績は、通期で10%台半ばの売上高増を達成し、今年も大幅な増収を実現する当社の軌道を確固たるものにしました。前年同期比では、売上高は14%増、特別費用・利益を除く1株当たり利益は62%増、税引き前セグメント営業利益率は、坑井建設と貯留層挙動が牽引し、229ベーシスポイント(bps)上昇しました。このような結果は、当社の中核的サービス部門の強み、広範な活動の拡大、営業レバレッジ向上の継続的実現を反映しています。」
「当四半期はまた、ウクライナにおける紛争という悲劇的出来事で始まりました。これは重大な懸念事項です。そのため、当社は現地および世界全体に危機管理チームを設け、この危機と、これが従業員、事業、当社の業務に及ぼす影響に対処しています。また、進展する制裁措置に業務を対応させることに加え、当社は当四半期、ロシア事業への新規投資と技術展開を一時停止する措置を講じました。当社は敵対行為の停止を求め、ウクライナとその地域全体に平和が戻ることを願っています。」
エネルギー業界における動向の変化
「同時に、エネルギー業界において重点が変化し、すでに供給が逼迫している石油・ガス市場の状況はさらに悪化しています。ロシアからの供給が混乱をきたしたことから、世界のエネルギー供給の多様化と安全性を確保するために、多くの地域やエネルギー・バリューチェーン全体にわたる世界的投資が増加するでしょう。」
「コモディティー価格の上昇、需要主導の活動の活発化、エネルギー安全保障が相まって、エネルギー・サービス業界は最近で最も好調な見通しを示しており、世界経済の後退がなければ、市場のファンダメンタルズが強化され、数年にわたる上昇サイクルがより強力に長く続くでしょう。」
「このような状況において、世界にとってエネルギーはかつてないほど不可欠なものになっています。シュルンベルジェは、E&P活動の活発化とデジタル変革から特有の恩恵を受けており、最も包括的な技術ポートフォリオを提供して、お客さまが多様でよりクリーンでより安価なエネルギーを提供できるよう支援しています。」
第1四半期の成長は坑井建設と貯留層挙動が牽引
「部門別の前年同期比での売上高の伸びは、当社の中核的サービス部門の坑井建設部門と貯留層挙動部門が牽引しました。いずれの部門も20%を超える伸びを達成し、世界のリグカウントの伸びを上回りました。デジタル&統合の売上高は11%増加し、生産システムの売上高は1%増加しました。当社の中核的サービス部門は、陸上と沖合のいずれにおいても、掘削、評価、坑井介入、坑井刺激サービスの売上高が2桁台の増加となりました。デジタル&統合部門では、成長の要因は、デジタルの売上が好調だったこと、探査データ・ライセンスの売上が増加したこと、資産パフォーマンス・ソリューション(APS)プロジェクトによる売上高が増加したことでした。一方、生産システムでは、サプライチェーンと物流の制約が続いたことで製品納入が予想を下回り、成長は一時的に阻害されました。しかし、こうした制約が徐々に緩和されて受注残の転換が可能になることで、2022年中は生産システムの売上高の伸びは加速すると確信しています。」
「地域別では、前年同期比での売上高の伸びは広範にわたり、海外部門では10%の増加、北米部門では32%の増加となりました。海外での成長はすべての地域にわたりました。特に中南米では、メキシコ、エクアドル、アルゼンチン、ブラジルで掘削活動が活発化しました。欧州/CIS/アフリカでは、主にトルコで生産システムの売上が増加し、アンゴラ、ナミビア、ガボン、ケニアといったアフリカ沖合での探査掘削が増加して業績が向上しました。しかし、ロシア・中央アジアで売上高が減少したために、その効果は部分的に相殺されました。中東・アジアでは、カタール、イラク、アラブ首長国連邦、エジプト、オーストラリア、東南アジア全域で掘削、坑井刺激、坑井介入の活動が活発になり、売上高が増加しました。北米では、掘削と坑井仕上げ全体で成長が見られ、カナダでのAPSプロジェクトが大きく寄与しました。」
「前年同期比で、第1四半期の税引き前セグメント営業利益率は上昇しました。これは、活動の活発化による営業レバレッジの向上、沖合での活動構成の改善、技術導入の拡大、世界的な価格環境の向上によるものです。価格環境は、引き続き坑井建設と貯留層挙動に有利な方向で進展しています。デジタル&統合の利益率はさらに上昇しましたが、生産システムの利益率はサプライチェーンの制約による影響を受けました。」
「前四半期比では、当四半期の売上高は、主に北半球における通常の季節的要因による活動減少の影響を受けました。欧州/CIS/アフリカでは、ルーブル下落により売上高減少がさらに顕著となり、世界的なサプライチェーンの制約が生産システムに影響を及ぼしました。一方、北米と中南米では、売上高は前四半期から実質的に横ばいでした。部門別では、坑井建設の売上高は前四半期比で若干増加しました。北米、中南米、中東で掘削活動が活発化したことは、欧州/CIS/アフリカおよびアジアでの季節的な減少を相殺する以上の成果を上げました。貯留層挙動、生産システム、デジタル&統合は、季節的要因による活動と売上の減少により、前四半期比で減少しました。」
「第1四半期の営業活動によるキャッシュフローは1億3100万ドルでした。これには、通年で予想される成長に先行して、第1四半期に通常より多く運転資金を積み増した影響が含まれています。当社は、フリーキャッシュフローの創出は、過去の傾向と同様に、年間を通して加速すると見込んでおり、依然として通年のフリーキャッシュフロー・マージンは2桁台になると予想しています。」
「今後については、短期・長期サイクルの投資が加速しており、今年度中、特に下半期は好調に推移すると思われます。特に、長期開発プロジェクトのFIDがいくつか承認され、新規契約が締結され、沖合探査掘削が再開され、数社の顧客企業は、今年および今後数年間の支出計画の大幅な強化を発表しています。」
「その結果、陸上および沖合での活動が活発化し、技術の採用が進み、価格上昇の勢いにより、海外ならびに北米で同時に成長が促進されると考えています。これにより、第2四半期には前四半期比で季節的な回復があり、その後、特に海外市場では今年度下半期に大きな成長が予想されます。」
「このような状況の下、ロシアに関連する不透明感はあるものの、現在の市場ダイナミクスにより、当社は、売上高の前年比伸び率は10%台半ば、年度末の調整EBITDA利益率は2021年第4四半期より2.00ポイント以上上昇という通期の大胆な目標を維持できると考えています。当社は市場の成長が数年続くと予想していることから、当社の明るい見通しは2023年以降にも及んでいます。需要は高まり続けており、エネルギー供給の多様化に向けた新規投資が決定される中、景気回復の後退がなければ、この景気上昇サイクルの期間と規模は当初の予想を上回る可能性があります。」
「このようなファンダメンタルズの強化に基づき、当社は40%の増配により株主への還元を強化する決定を行いました。キャッシュフローの傾向は良好であることから、当社は資本還元プログラムを加速させる柔軟性を持ち、バランスシートの債務削減と長期的成功に向けた投資を継続していきます。」
「世界のエネルギーにとって極めて重要なこの時期に、シュルンベルジェは良い状況にあります。市場における当社の優位な地位、技術のリーダーシップ、業務執行の差別化は、サイクルを通して大きな利益を生み出す可能性を有しています。」
その他の出来事
2022年4月21日、シュルンベルジェの取締役会は四半期配当を、流通普通株式1株当たり0.125ドルから、0.175ドルに40%増額することを承認しました。この増配は、2022年6月1日現在の登録株主に対し2022年7月14日に支払われる配当金から開始されます。
第1四半期の地域別売上高
(単位:100万) | |||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||
2022年3月31日締め | 2021年12月31日締め | 2021年3月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||
北米 | $1,282 | $1,281 | $972 | - |
| 32% | |||
中南米 | 1,204 | 1,204 | 1,038 | - |
| 16% | |||
欧州/CIS/アフリカ | 1,404 | 1,587 | 1,256 | -12% |
| 12% | |||
中東・アジア | 2,024 | 2,107 | 1,917 | -4% |
| 6% | |||
消去など | 48 | 46 | 40 | n/m |
| n/m | |||
$5,962 | $6,225 | $5,223 | -4% |
| 14% | ||||
|
|
| |||||||
海外部門 | $4,632 | $4,898 | $4,211 | -5% |
| 10% | |||
北米部門 | $1,282 | $1,281 | $972 | - |
| 32% | |||
| |||||||||
n/m = not meaningful(非適用) |
北米部門
北米の売上高は13億ドルで、前四半期から実質的に横ばいでした。陸上事業は成長しましたが、米国メキシコ湾で探査データ・ライセンスと生産システムの売上が季節的に減少したことで相殺されました。陸上事業では、米国陸上で掘削活動が増加したことと、カナダでAPSの売上高が増加したことが売上高に寄与しました。
前年同期比では、北米の売上高は32%増加しました。業績の伸びは、掘削および坑井仕上げ活動全体にわたり、カナダでのAPSプロジェクトも大きく寄与しました。
海外部門
中南米の売上高は12億ドルで、前四半期比で横ばいでした。エクアドルでAPSの売上高が増加し、メキシコで掘削活動が活発化したものの、ガイアナ、ブラジル、アルゼンチンで掘削、坑井介入、坑井仕上げ活動の減少と生産システムの販売減少により売上高が減少し、相殺されました。エクアドルでAPSの売上高が増加したのは、前四半期に発生したパイプライン障害の後に生産が再開されたためです。
前年同期比では、売上高は16%増加しました。メキシコ、エクアドル、アルゼンチン、ブラジルで掘削活動が活発化したことが、その要因です。
欧州/CIS/アフリカの売上高は14億ドルで、前四半期比12%減となりました。季節的な活動の減少がすべての部門に影響を及ぼし、またルーブルの下落も影響しました。この売上高の減少は、生産システムの売上が増えたことでトルコを中心とした欧州の売上高が増加したことで、部分的に相殺されました。
前年同期比では、売上高は12%増加しました。その主な要因は、トルコで生産システムの売上が増加したことと、特にアンゴラ、ナミビア、ガボン、ケニアのアフリカ沖合での探査掘削活動が増加したことです。しかし、ロシア・中央アジア地域で売上高が減少したために、この増加は部分的に相殺されました。
中東・アジアの売上高は20億ドルで、前四半期比4%減となりました。中国、東南アジア、オーストラリアで季節的に活動が減少し、サウジアラビアで生産システムの売上が減少したことが要因です。この減少は、その他の中東地域、特にアラブ首長国連邦で掘削活動が堅調だったことから、部分的に相殺されました。
前年同期比では、売上高は6%増加しました。カタール、イラク、アラブ首長国連邦、エジプト、東南アジア全域、オーストラリアでの新規プロジェクトにより、掘削、坑井刺激、坑井介入の活動が活発化しました。
第1四半期の部門別業績
デジタル&統合
(単位:100万) | |||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||
2022年3月31日締め | 2021年12月31日締め | 2021年3月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||
売上高 |
|
|
| ||||||
海外部門 | $631 | $624 | $610 | 1% |
| 3% | |||
北米部門 | 225 | 263 | 161 | -14% |
| 40% | |||
その他 | 1 | 2 | 1 | n/m |
| n/m | |||
$857 | $889 | $772 | -4% |
| 11% | ||||
|
|
| |||||||
税引き前営業利益 | $292 | $335 | $247 | -13% |
| 18% | |||
税引き前営業利益率 | 34.0% | 37.7% | 32.0% | -372 bps |
| 201 bps | |||
| |||||||||
n/m = not meaningful(非適用) |
デジタル&統合の売上高は8億5700万ドルで、前四半期比4%減となりました。主に北米と欧州/CIS/アフリカで例年の年度末の売上を経てデジタルおよび探査データ・ライセンスの売上が季節的に減少したことが要因です。この減少は、エクアドルで前四半期に発生したパイプライン障害の後に生産が再開されて当社のAPSプロジェクトが大きく寄与したことで、部分的に相殺されました。
前年同期比では、売上高は11%増加しました。デジタルの売上が好調で、探鉱データ・ライセンスの売上が増加し、APSプロジェクトの売上高が増加したことから、すべての地域で売上高が増加しました。
デジタル&統合の税引き前営業利益率は34%で、前四半期比3.72ポイントの低下となりました。これは、デジタルおよび探査データ・ライセンスの売上高減少の影響によるものですが、エクアドルのAPSプロジェクトの収益性向上により部分的に相殺されました。
前年同期比では、税引き前営業利益率は2.01ポイント上昇しました。特にカナダでデジタル、探査データ・ライセンス、APSプロジェクトの収益性が向上し、すべての地域で利益率が上昇しました。
貯留層挙動
(単位:100万) | |||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||
2022年3月31日締め | 2021年12月31日締め | 2021年3月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||
売上高 | |||||||||
海外部門 | $1,105 | $1,194 | $922 | -7% |
| 20% | |||
北米部門 | 103 | 92 | 78 | 12% |
| 31% | |||
その他 | 2 | 1 | 2 | n/m |
| n/m | |||
$1,210 | $1,287 | $1,002 | -6% |
| 21% | ||||
|
|
| |||||||
税引き前営業利益 | $160 | $200 | $102 | -20% |
| 56% | |||
税引き前営業利益率 | 13.2% | 15.5% | 10.2% | -232 bps |
| 299 bps | |||
| |||||||||
n/m = not meaningful(非適用) |
貯留層挙動の売上高は12億ドルで、前四半期比6%減となりました。主に北半球で季節的に活動が減少し、中南米で坑井介入・坑井刺激活動が減少したことが要因です。また、ルーブル下落も売上高に影響を及ぼしました。この減少は、北米と中東での活動が活発だったことで部分的に相殺されました。
前年同期比では、ロシア・中央アジアを除くすべての地域で、売上高は2桁台の増加となりました。当四半期は探査関連の活動が増加し、陸上と沖合の両方で評価、坑井介入、坑井刺激サービスが2桁台の伸びを記録しました。
貯留層挙動の税引き前営業利益率は13%で、前四半期比2.32ポイントの低下となりました。これは、主に北半球で季節的に評価および坑井刺激活動が減少して収益性が低下したためですが、北米での収益性向上により部分的に相殺されました。
前年同期比では、税引き前営業利益率は2.99ポイント上昇しました。ロシア・中央アジアを除くすべての地域で評価および坑井介入活動の収益性が向上しました。
坑井建設
(単位:100万) | |||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||
2022年3月31日締め | 2021年12月31日締め | 2021年3月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||
売上高 |
|
|
| ||||||
海外部門 | $1,865 | $1,901 | $1,577 | -2% |
| 18% | |||
北米部門 | 485 | 441 | 310 | 10% |
| 56% | |||
その他 | 48 | 46 | 49 | n/m |
| n/m | |||
$2,398 | $2,388 | $1,936 | - |
| 24% | ||||
|
|
| |||||||
税引き前営業利益 | $388 | $368 | $210 | 5% |
| 85% | |||
税引き前営業利益率 | 16.2% | 15.4% | 10.8% | 77 bps |
| 534 bps | |||
| |||||||||
n/m = not meaningful(非適用) |
坑井建設の売上高は24億ドルで、前四半期比で若干の増加となりました。その要因は、統合型掘削活動と掘削流体の売上高が増加したことですが、計測および掘削機器の売上が減少したことで部分的に相殺されました。北米、中南米、中東では掘削活動が活発でしたが、欧州/CIS/アフリカおよびアジアでの季節的減少とルーブルの下落により部分的に相殺されました。
前年同期比では、ロシア・中央アジアを除くすべての地域で、売上高は2桁台の増加となりました。陸上と沖合の両方で、掘削流体、計測、統合型掘削活動が2桁台の伸びを記録しました。
坑井建設の税引き前営業利益率は16%で、前四半期比0.77ポイントの上昇となりました。統合型掘削の収益性の改善が北米、中南米、中東を中心にすべての地域に影響を及ぼしたことが要因です。これは、北半球とアジアでの季節的な利益率の低下によって部分的に相殺されました。
前年同期比では、税引き前営業利益率は5.34ポイント上昇しました。ほとんどの地域で総合型掘削、機器販売、計測サービスの収益性が向上しました。
生産システム
(単位:100万) | |||||||||
四半期 | 変化率 | ||||||||
2022年3月31日締め | 2021年12月31日締め | 2021年3月31日締め | 前四半期比 | 前年同期比 | |||||
売上高 |
|
|
| ||||||
海外部門 | $1,127 | $1,278 | $1,161 | -12% |
| -3% | |||
北米部門 | 473 | 484 | 420 | -2% |
| 13% | |||
その他 | 4 | 3 | 9 | n/m |
| n/m | |||
$1,604 | $1,765 | $1,590 | -9% |
| 1% | ||||
|
|
| |||||||
税引き前営業利益 | $114 | $159 | $138 | -28% |
| -18% | |||
税引き前営業利益率 | 7.1% | 9.0% | 8.7% | -192 bps |
| -159 bps | |||
| |||||||||
n/m = not meaningful(非適用) |
生産システムの売上高は16億ドルで、前四半期比9%減となりました。すべての地域での坑井生産システムの売上の減少と、海底プロジェクトの売上高の減少が要因です。サプライチェーンと物流の制約により製品納入が予想を下回り、一時的に売上高に影響が及びました。
前年同期比では、北米および欧州・アフリカでは新規プロジェクトにより、売上高は2桁台の伸びを見せましたが、中東・アジアおよび中南米では、プロジェクトの終了やサプライチェーン上の一時的な制約により減少しました。こうした制約が徐々に緩和されて受注残の転換が可能になることで、2022年中は生産システムの売上高の伸びは加速するでしょう。
生産システムの税引き前営業利益率は7%で、前四半期比で1.92ポイント、前年同期比で1.59ポイント低下しました。利益率が低下した主な要因は、主にグローバル・サプライチェーンと物流の制約の影響により坑井生産システムの収益性が低下したことです。
四半期ハイライト
石油・ガス生産への投資は増加し続けており、シュルンベルジェの顧客企業は増加・変化している需要に対応すべく、信頼できるエネルギーを提供するために投資を行っています。世界の顧客企業は新たなプロジェクトを発表し、既存の開発を拡大しており、シュルンベルジェは、その執行実績と顧客企業の成功を拡大する革新的技術でますます選ばれるようになっています。当四半期に締結した主な契約は以下の通りです。
業界全体でのデジタルの採用は勢いを増しています。顧客企業によるデータのアクセスと利用方法が進化し、ワークフローが改善され、あるいは新たに作成され、データに基づいて現場での成果を高める意思決定が行われています。顧客企業は、業界をリードする当社のデジタル・プラットフォームと最先端ソリューションを現場で採用し、新たな課題を克服して操業実績を向上させています。当四半期の例を以下に示します。
当四半期に、シュルンベルジェはいくつかの新技術を導入し、業界をリードするイノベーションが評価を受けました。顧客企業は、当社のTransition Technologies*とデジタル・ソリューションを活用し、操業成果を向上させ、カーボン・フットプリントを削減しています。
顧客企業が新たな供給源を発見して市場に投入すべく投資を増やす中で、成長サイクルは高まり続けています。坑井建設はこの過程の重要な部分であり、シュルンベルジェは、坑井建設の効率を高めるだけでなく、貯留層をより深く理解する技術の導入を続け、顧客企業の価値創造を支援しています。当四半期の掘削技術のハイライトは以下の通りです。
当業界は、操業において持続可能性を推進し、環境への影響を軽減しつつ、世界的なエネルギー供給の安定に貢献しなければなりません。シュルンベルジェは、顧客企業の操業からの排出を削減すると同時に、世界全体でクリーンなエネルギー生成をサポートする技術の創造と応用を続けています。
財務諸表
要約連結損益計算書 | |||
| |||
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | |||
| |||
四半期 | |||
3月31日締め | 2022 | 2021 | |
| |||
売上高 | $5,962 | $5,223 | |
利息およびその他の収入(1) | 50 | 19 | |
経費 | |||
売上原価 | 5,013 | 4,504 | |
研究・エンジニアリング | 141 | 135 | |
一般管理費 | 97 | 81 | |
利息 | 123 | 136 | |
税引き前利益(1) | $638 | $386 | |
税金費用(1) | 118 | 74 | |
純利益(1) | $520 | $312 | |
非支配持分に帰属する純利益 | 10 | 13 | |
シュルンベルジェに帰属する純利益(1) | $510 | $299 | |
| |||
シュルンベルジェの希薄化後1株当たり利益(1) | $0.36 | $0.21 | |
| |||
平均流通株式数 | 1,412 | 1,398 | |
希薄化後平均流通株式数 | 1,434 | 1,419 | |
| |||
経費に含まれる減価償却費(2) | $533 | $532 | |
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(1) 詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。 | |||
(2)有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、APS投資を含みます。 |
要約連結貸借対照表 | |||
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(単位:100万) | |||
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3月31日 | 12月31日 | ||
資産の部 | 2022 | 2021 | |
流動資産 | |||
現金および短期投資 | $2,649 | $3,139 | |
売掛金 | 5,713 | 5,315 | |
棚卸資産 | 3,719 | 3,272 | |
その他の流動資産 | 1,172 | 928 | |
13,253 | 12,654 | ||
関連会社への投資 | 1,955 | 2,044 | |
固定資産 | 6,354 | 6,429 | |
のれん | 12,978 | 12,990 | |
無形資産 | 3,158 | 3,211 | |
その他の資産 | 4,269 | 4,183 | |
$41,967 | $41,511 | ||
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負債および株主資本の部 | |||
流動負債 | |||
買掛金・未払負債 | $8,638 | $8,382 | |
概算所得税債務 | 940 | 879 | |
短期借入金・長期債務の1年以内返済分 | 923 | 909 | |
未払配当金 | 195 | 189 | |
10,696 | 10,359 | ||
長期債務 | 13,163 | 13,286 | |
退職後給付 | 232 | 231 | |
その他の負債 | 2,237 | 2,349 | |
26,328 | 26,225 | ||
株主資本 | 15,639 | 15,286 | |
$41,967 | $41,511 |
流動性
(単位:100万) | ||||||
流動性内訳 | 2022年3月31日 | 2021年12月31日 | 2021年3月31日 | |||
現金および短期投資 | $2,649 | $3,139 | $2,910 | |||
短期借入金・長期債務の1年以内返済分 | (923) | (909) | (749) | |||
長期債務 | (13,163) | (13,286) | (15,834) | |||
純負債(1) | $(11,437) | $(11,056) | $(13,673) | |||
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流動性増減の詳細を以下に示します。 | ||||||
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四半期 |
| 四半期 | ||||
3月31日締め | 2022 |
| 2021 | |||
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純利益 | $520 | $312 | ||||
特別費用・利益(税引き後)(2) | (22) | - | ||||
498 | 312 | |||||
減価償却(3) | 533 | 532 | ||||
株式報酬費用 | 89 | 84 | ||||
運転資金の増減 | (948) | (455) | ||||
その他 | (41) | (44) | ||||
営業活動によるキャッシュフロー(4) | 131 | 429 | ||||
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設備投資 | (304) | (178) | ||||
APS投資 | (168) | (85) | ||||
資本計上されたマルチクライアント地震探査データ | (40) | (7) | ||||
フリーキャッシュフロー(5) | (381) | 159 | ||||
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支払配当金 | (175) | (174) | ||||
従業員持株制度による受取金 | 71 | 62 | ||||
事業買収・投資(取得した現金と負担した負債を控除) | - | (13) | ||||
リバティーの株式売却による受取金 | 84 | - | ||||
その他 | (105) | (61) | ||||
為替レートの変動の影響を除く純負債の変動 | (506) | (27) | ||||
為替レートの変動が純負債に及ぼす影響 | 125 | 234 | ||||
純負債の減少(増加) | (381) | 207 | ||||
純負債(期首) | (11,056) | (13,880) | ||||
純負債(期末) | $(11,437) | $(13,673) | ||||
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(1)「純負債」は、負債総額から現金と短期投資を差し引いた額です。純負債は負債の返済に充当できる現金と投資額を反映しているため、シュルンベルジェの負債水準に関する有益な情報を提供すると経営陣は考えています。純負債は非GAAP財務指標であり、総負債と併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。 | ||||||
(2) 詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。 | ||||||
(3)有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、APS投資を含みます。 | ||||||
(4)2022年3月31日締め四半期に2200万ドル、2021年3月31日締め四半期に1億1200万ドルの退職手当が含まれます。 | ||||||
(5)「フリーキャッシュフロー」とは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資、APS投資、資本計上されたマルチクライアント地震探査データ費用を控除した金額です。フリーキャッシュフローは当社にとって重要な流動性指標であり、投資家ならびに経営陣にとって、現金を創出する当社の事業能力の指標として有益であると経営陣は考えています。事業の必要性を満たし債務を果たせば、この現金を用いて当社の将来の成長に再投資したり、配当金支払いや自社株買い戻しにより株主に還元することができます。フリーキャッシュフローは、裁量的費用で使用できる残余キャッシュフローではありません。フリーキャッシュフローは非GAAP財務指標であり、営業活動によるキャッシュフローと併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。 |
特別費用・利益
2022年第1四半期業績発表では、米国で一般的に認められた会計原則(GAAP)に基づく財務業績に加え、非GAAPによる財務業績(SECの規則Gの定義による)を提示しています。「流動性」の項目に示された非GAAP財務指標に加え、特別費用・利益を除く純利益、ならびにこれに基づく指標(特別費用・利益を除く希薄化後EPS、特別費用・利益を除くシュルンベルジェの純利益、特別費用・利益を除く実効税率、調整EBITDA)は非GAAP財務指標です。財務指標から特別費用・利益を除外することで、期間ごとのシュルンベルジェの業務をより効果的に評価し、除外された項目で分かりにくくなる業務の動向を確認できると経営陣は考えています。これらの指標はまた、一定の奨励給を判断する上での業績指標として経営陣が用いています。上記の非GAAP財務指標は、GAAPに基づく財務業績の他の指標と併せて検討するものであり、そのような指標の代替あるいはそのような指標に優先するものと見なさないようにしてください。一部のそのような非GAAP財務指標と対応するGAAP指標の差異調整を以下に示します。調整EBITDAと対応するGAAP指標の差異調整は、「補足情報」の項(質問9)をご覧ください。
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く) | |||||
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2022年第1四半期 | |||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS | |
シュルンベルジェの純利益(GAAPベース) | $638 | $118 | $10 | $510 | $0.36 |
リバティー株式の売却による利益(1) | (26) | (4) | - | (22) | (0.02) |
シュルンベルジェの純利益(特別費用・利益を除く) | $612 | $114 | $10 | $488 | $0.34 |
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2021年第4四半期 | |||||
税引き前 | 税金 | 非支配持分 | 純額 | 希薄化後EPS | |
シュルンベルジェの純利益(GAAPベース) | $755 | $144 | $10 | $601 | $0.42 |
リバティー株式の売却による利益 | (28) | (4) | - | (24) | (0.02) |
債券の早期償還 | 10 | - | - | 10 | 0.01 |
シュルンベルジェの純利益(特別費用・利益を除く) | $737 | $140 | $10 | $587 | $0.41 |
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2021年第1四半期には特別費用・利益は計上されていません。 | |||||
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(1)要約連結損益計算書の利息およびその他の収入に分類されています。 |
部門別
(単位:100万) | |||||||||||
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四半期 | |||||||||||
2022年3月31日締め | 2021年12月31日締め | 2021年3月31日締め | |||||||||
売上高 | 税引き前利益 | 売上高 | 税引き前利益 | 売上高 | 税引き前利益 | ||||||
デジタル&統合 | $857 | $292 | $889 | $335 | $772 | $247 | |||||
貯留層挙動 | 1,210 | 160 | 1,287 | 200 | 1,002 | 102 | |||||
坑井建設 | 2,398 | 388 | 2,388 | 368 | 1,936 | 210 | |||||
生産システム | 1,604 | 114 | 1,765 | 159 | 1,590 | 138 | |||||
消去など | (107) | (60) | (104) | (76) | (77) | (33) | |||||
税引き前セグメント営業利益 | 894 | 986 | 664 | ||||||||
全社など | (164) | (140) | (150) | ||||||||
受取利息(1) | 2 | 14 | 4 | ||||||||
支払利息(1) | (120) | (123) | (132) | ||||||||
特別費用・利益(2) | 26 | 18 | - | ||||||||
$5,962 | $638 | $6,225 | $755 | $5,223 | $386 | ||||||
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(1)セグメントの業績に含まれる額を除きます。 | |||||||||||
(2) 詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。 |
補足情報
よくある質問(FAQ)
1) | 2022年通期の資本投資の指針はどうなっていますか? |
| 2022年度通期のシュルンベルジェの資本投資(設備投資、マルチクライアント、APS投資)は、19億ドルから20億ドルと予想しています。2021年度の資本投資は17億ドルでした。 |
2) | 2022年第1四半期の営業活動によるキャッシュフローとフリーキャッシュフローはどうなっていますか? |
2022年第1四半期の営業活動によるキャッシュフローは1億3100万ドル、フリーキャッシュフローはマイナス3億8100万ドルでした。これは、通年で予想される成長に先行して、第1四半期に運転資金を積み増したためです。 |
3) | 2022年第1四半期の「利息およびその他の収入」には何が含まれますか? |
2022年第1四半期の「利息およびその他の収入」は5000万ドルでした。その内訳は、リバティー・オイルフィールド・サービシズ(リバティー)の株式720万株の売却による2600万ドルの利益(質問11を参照)、受取利息の1400万ドル、持ち分法投資利益の1000万ドルです。 |
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