疾患原因の1つである腸内細菌の制御がパーキンソン病やアルツハイマー病の対策に役立つ可能性

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 自閉スペクトラム障害(ASD)の小児らが、黒酵母アウレオバシジウム・プルランスのAFO-202菌株が産生するβ1,3-1,6グルカン(Nichi GLOW)の経口摂取後、行動・学習能力・睡眠に改善を示したことが、この種の研究報告としては初めてBMJ Neurology Openに掲載されましたhttp://dx.doi.org/10.1136/bmjno-2021-000203)。Nichi GLOWは、他のβ-グルカンとは原料、製造方法、純度において異なるもので、腸内微生物叢の改善も報告されています。



自閉症は先進国の小児の44人に1人が罹患する神経発達障害で、複数の原因が考えられ、その症状もさまざまです。罹患した小児らは、後年、神経変性疾患を発症する可能性が高くなっています。本研究では、Nichi GLOWの摂取により CARSスコアとコミュニケーションスキルに改善が見られました(https://www.youtube.com/watch?v=reJOjBMKSg4)。Nichi GLOWは、カーリやアミロイドなどの有害なタンパク質を産生する腸内細菌や、神経変性疾患の原因となるα-シヌクレインのミスフォールディングと凝集を引き起こす腸内細菌を制御します(https://doi.org/10.1101/2021.10.26.21265505)。シヌクレイノパチーが脳腸軸を通じて脳に広がることでパーキンソン病や認知症を引き起こす可能性があるため、ニチグルカン製品群による神経変性疾患の予防は大いに研究する価値があるとしています。臨床治験担当のRaghavan医師は、これら製品の脳における作用機序の1つは、ミクログリアの活性化であると述べています(https://doi.org/10.1016/j.jns.2021.117554)。

本研究の結果は、イエズス会Antonyraj記念リハビリ医療教育センター(JAICARE)が主催する自閉症の日曜日https://www.ncrmniche.org/autismsunday2022/proceedings/index.html)のウェビナーで発表されました。日本で実施された研究により、このβ-グルカンの隠された潜在力(https://doi.org/10.1101/2021.08.05.21261640)が明らかになり、科学者らは、新たなソリューション開発を支援する日本の健全なエコシステムと、ジーエヌコーポレーションの世界的・学際的なネットワークに感謝の意を表したいとコメントしています。https://sponsored.bloomberg.com/article/jco/japan-where-high-tech-meets-high-value-foreign-direct-investment

ニチグルカン製品群は、1996年に日本で食品添加物として認可されており、一般的に指定されているアレルゲンを一切含んでいません。黒酵母アウレオバシジウム・プルランスの新しい菌株を用いた菌体外多糖(EPS)として日本のGMP認定施設で生産されており、Nichi-GLOW、Neu-REFIX、ニチグルカン、ニチグルカンREFIXなどのブランドで輸出されています。これらの製品は病気の診断・治療・治癒・予防を目的としたものではなく、国によって承認状況が異なる可能性があります。発表された論文は学術および研究を目的としており、医学的な助言として解釈すべきものではないため、健康に関する具体的な質問については医師の助言を受けることを推奨しています。

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記事名:「 日本製のβ-グルカンNichi GLOWが臨床試験で自閉スペクトラム障害小児の行動・睡眠・腸内微生物叢を改善