「大回復」の1年が終わりを迎えるに当たり、シティは、来年の経済の持続的拡大がポートフォリオに与え得る影響について検討

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シティ・グローバル・ウェルス・インベストメンツは本日、2022年見通し報告書「拡大は持続する:持続的リターンを求めて」を公表しました。年に2回公表されるこの見通しは、その先1年とその後の世界経済と金融市場に関する詳細な見通しを提示し、各市場にわたる変革的な複数年の「止めることができないトレンド」も明らかにします。


最新版は、パンデミックからの経済と市場の回復の力強い局面が終わった可能性が高いことを示唆しています。「大回復」が終わった後は、より正常な状況が待っていて、株式の強気相場が成熟期を迎えることでリターンは小幅なものになっていきます。しかし、シティの考えでは、ポートフォリオをそのままにしておくよりも、この正常化を受けて投資家は資産配分の重要な変更を行うことが必要になっています。

2021年の始まりに、シティは、パンデミックで最も打撃を受けた多くの資産の反発に備えることを推奨していました。これには、新興国、小型株、打撃を受けた景気循環セクターが該当していました。対照的に2022年以後については、シティは「長期的リーダー」へのエクスポージャーが重要であると考えています。つまり、長期的に利益が成長する可能性を持つ拡大産業の質の高い企業の株式です。歴史的な分析からは、長期的リーダー企業は長期的にリターンが高くボラティリティーは小さいことが示されています。その具体例には、配当金を増額してきた長い実績を持つ「配当成長」銘柄が含まれます。

インフレ率が上昇する一方で債券利回りは低水準に留まっていますので、シティは、実質金利がマイナスになることの資産価値へのリスクを強調したいと思います。最高投資責任者兼シティ・グローバル・ウェルス・インベストメンツ責任者のデビッド・ベイリンは、このように述べています。「昨年の報告書でご注意申し上げたように、キャッシュや多くの債券の保有者は、2021年に購買力の点で損失を被りました。当社では、マイナスの実質金利が及ぼす影響は一種の盗難に等しいと説明しており、この状況は2022年も継続すると予想しています。しかし、このような脅威に直面する中で購買力を維持して拡大することに役立ち得るさまざまな投資手段が存在しています。」

シティは、ビジネスや日常生活に加えてポートフォリオも作り替えている「止めることのできないトレンド」も明確化してきました。これには、サイバーセキュリティー、5Gと関連技術、フィンテックといったデジタル化の多様な側面のほか、経済力のアジアへの継続的移動が含まれます。これらのいずれの領域でも、パンデミックが変化を加速しました。例えば、新たな仕事の形態はオフィスの需要に変化を引き起こし、オンライン小売りの拡大は倉庫や配送施設の必要性を高めています。

シティ・グローバル・ウェルス・インベストメンツの最高投資ストラテジストでチーフエコノミストのSteven Wietingは、このように述べています。「ポートフォリオを積極的にポジショニングして全面的な投資を継続することの重要性は強調したいと思いますが、多様なリスクが存在していることも認識しています。ワクチン耐性のあるCOVIDの変異の可能性、米中関係の悪化、インフレ期待による消費者の支出傾向の変化は、いずれも注視する必要があります。」

経済の拡大は持続する流れにあり、金融市場には上昇の余地があると見ています。世界の企業の1株当たり利益は2021年には45%増加しましたが、2022年には正常化して8%程度の増加率になる可能性があります。現在の環境下で、世界の株式は1桁台半ばから後半のリターンをもたらす可能性があり、世界の債券のリターンは、インフレ率考慮前で0%から1%になるでしょう。

完全なレポート、要約版、短い動画、その他の資料は、こちらからご利用いただけます。

2021年1月に発表されたシティ・グローバル・ウェルス(CGW)は、シティ・プライベート・バンクとシティのグローバル・コンシューマー・バンクのウェルス・マネジメント事業で構成されています。このような事業を通じて、CGWは、シティのウェルス・ソリューション、商品、サービスを世界的に提供しています。CGWのウェルス戦略の統合的な管理と提供は、シティが主要なグローバル・ウェルス企業となるための新たな努力です。シティ・グローバル・ウェルス・インベストメンツ(CGWI)は、シティ・プライベート・バンク、シティ・パーソナル・ウェルス・マネジメント、インターナショナル・パーソナル・バンクU.S.の投資・資本市場事業で構成されています。

シティについて

シティは、約2億の顧客口座を有し、世界の160以上の国・地域で事業を営む世界有数のグローバルな銀行です。個人向け銀行・クレジット業務、法人向け銀行業務、投資銀行業務、証券仲介、トランザクション・サービス、富裕層向け財産管理など、さまざまな金融商品・サービスを、消費者、企業、政府、各種機関向けに提供しています。

詳細については、www.citigroup.com | ツイッター:@Citi | ユーチューブ:www.youtube.com/citi | ブログ:http://blog.citigroup.com | フェイスブック:www.facebook.com/citi | リンクトイン:www.linkedin.com/company/citiをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


Contacts

Media:
North America: Gabriel Morales +1 718 248 7029 gabriel.morales@citi.com
EMEA: Belinda Marks +44 20 7508 3082 belinda.marks@citi.com
APAC: Godwin Chellam +852 2868-7682 godwin.chellam@citi.com
LATAM: Alex Ravinet +1 305 420 4292 alexandra.ravinet@citi.com

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 シティ・グローバル・ウェルス・インベストメンツ、2022年見通し「拡大は持続する:持続的リターンを求めて」を公表