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フィンランドのIQMクオンタム・コンピューターズ(IQM)が量子プロセッサーの設計・研究・製造専用のファブリケーション施設を開設
フィンランド・エスポー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- IQMクオンタム・コンピューターズは、長期的な成長戦略の一環として、その新しい最先端の製造および極低温特性評価施設の稼働を発表しました。これにより、量子プロセッサーの生産能力が拡大します。この新しい施設は、フィンランドのエスポーにある本社と量子ラボの近くにあり、同社にとって過去最高の投資です。
本日、IQMはパイロットラインを開始しました。将来はさらにファブリケーションラインを追加する予定です。これらの施設は、当社の量子プロセッサーの設計サイクルを大幅に短縮し、マイクロエレクトロニクスの製造能力を高めることにより、国内の量子プログラムの中で進行中の劇的な技術シフト、高性能コンピューティングセンター、産業分野のお客さまからの需要の増加についていきます。さらに、これらの施設では、量子コンピューティングに必要な最高レベルの業界品質が保証されます。
IQMクオンタム・コンピューターズの最高経営責任者(CEO)で共同創業者であるジャン・ゴーツ博士は、次のように述べています。「私たちは、欧州全体と世界でオンプレミス型量子コンピューターに対する需要が増加していることを目にし続けています。当社は本日、量子プロセッサーの供給を劇的に増やし、将来の量子コンピューターを構築することを目的とする過去最大の生産投資を発表します。」
「機器、インフラストラクチャー、当社の従業員に対する今回の投資により、製造、新素材の研究、3D統合、製品出荷の能力が向上します。当社は本日、製造施設の第1フェーズを開始しました。そして継続的な学習と、さらなる拡大への投資を予定しています。」
この施設のパイロットラインは今後数カ月間で増強され、2022年中に最大生産能力を達成する見込みです。
この新しい施設は、ハイテク分野の雇用機会を創出し、高度な製造労働力の開発イニシアチブとして機能します。IQMはフィンランドおよび欧州のエコシステムと提携し、新施設がもたらす質の高い長期雇用と成長の機会に対して従業員に備えさせる予定です。
これは、欧州のオンプレミス型量子コンピューターのカテゴリーリーダーとしてのIQMの地位を強化する新たな戦略的ステップであり、量子分野の他の新興企業に対して強力な競争優位性となります。
事実情報:
IQMクオンタム・コンピューターズについて:
IQMは、汎欧州の量子コンピューター構築におけるカテゴリーリーダーです。
IQMは、オンプレミス型の量子コンピューターをスーパーコンピューティングセンターと研究機関のために実現し、当社ハードウエアへの完全なアクセスを提供します。産業分野の顧客には、独自の特定アプリケーション向け協調設計の手法を通じて、量子の優位性をもたらします。
IQMは、フィンランド初の54量子ビット商用量子コンピューターをVTTと共同で構築しています。IQMが率いるコンソーシアムは、特定アプリケーション向け量子プロセッサーの商用化プロジェクトをドイツ教育研究省から2021年2月に受託しました。
IQMは民間資金および公的資金によって7100万ユーロを調達しており、フィンランドのエスポー、ドイツのミュンヘン、スペインのビルバオにオフィスを構えています。
詳細情報については、www.meetiqm.comをご覧ください。
登録事務所:
IQM Finland Oy
Keilaranta 19
02150 Espoo
Finland
www.meetiqm.com
立ち上げイベントの完全な記録はこちらでご覧になれます:https://youtu.be/EUvAfl7a0Vs
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