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香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- IESEビジネススクールは本日、東・東南アジアのディープテックにおけるコーポレート・ベンチャリングに関する新しいレポートを発表しました。このレポートでは、この地域の最大手企業がテクノロジーの最先端を行く新興企業との協働を強化していることが明らかにされています。
この調査は、香港、インドネシア、日本、中国本土、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナムの各地域を対象とし、企業がどのようにイノベーションの最前線で新興企業と協力しているかを調べています。
共著者のJosemaria Siota氏とMª Julia Prats教授は、レポートの中で次のように説明しています。「ディープテックは、人工知能、バイオテクノロジー、ブロックチェーン、ロボット工学、量子コンピューティングといった拡大しつつある分野での活動を含み、世界の根本的な課題のいくつかに取り組むことを目指す、科学的発見や工学イノベーションに基づいた新しいテクノロジーを指します。」
調査では、分析対象企業の中でコーポレート・ベンチャリング(確立された企業が新興企業と革新を進める慣行)が過去5年間で2.8倍に増え、ディープテックにおける協力は4.2倍に増加したことが示されました。
この成長により、コーポレート・スタートアップ・イノベーションにおいて、東・東南アジアはラテンアメリカを追い越しましたが、依然として米国には後れをとっています。平均すると、東・東南アジアはコーポレート・ベンチャリングの採用率が57%であり、ラテンアメリカでは40%、米国では90%となっています。
調査ではまた、この種の協力の障害にも注目しました。77件の聞き取り調査に基づいて、テクノロジー評価から、ディープテック新興企業に対する企業の短期的見通し、研究開発(R&D)チームとコーポレート・ベンチャリング・チームの縦割り構造、規制、トップダウンの革新アプローチに至るまで、最高革新責任者を悩ませている7つの領域が、この調査によって明らかになりました。
このレポートは、香港で香港科技園(HKSTP)が開催している企業イノベーション・サミットで発表されています。このサミットでは、企業のイノベーションの傾向と最優良事例が議論されています。
詳しい調査結果をご覧ください。
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Mallory Dees
IESE Business School
Mdees@iese.edu