モーショナルが同社の無人運転車にアンバレラのCVflow® AIビジョンプロセッサーを選定

米カリフォルニア州サンタクララ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- AIビジョン・シリコン企業のアンバレラ（Nasdaq: AMBA）は本日、無人運転技術の世界的リーダー企業モーショナルが同社の無人運転車にアンバレラのCVflow®ファミリーのAIプロセッサーを選定したと発表しました。これらのプロセッサーはライダー、カメラ、レーダーセンサーで構成されるモーショナルのネットワークと連動し、多様で過酷な道路条件下での車の安全運転を実現します。

アンバレラのCVflowシステムオンチップ（SoC）はモーショナルの無人運転車の中央処理モジュールの一部となり、フロントカメラなどセンシングスイート内のカメラにおける画像処理やコンピュータービジョン処理を行います。CVflow AIエンジンはモーショナルのAIアルゴリズムを実行し、物体検知、分類、画像セグメント化など、複雑なコンピュータービジョンタスクを業界有数の電力効率で行います。アンバレラの高度な画像処理により、車両は低照度や高コントラストなど困難なライティング条件下でも運行できるようになります。このSoCのH.264エンコーディングを利用することで、車内のすべてのカメラのビデオデータを効率的に記録することができます。

モーショナルは無人運転車の実現に向けて業界をリードしており、同社は先ごろ無人運転車の公道走行で世界初の企業の1社となったほか、最大規模のロボタクシーを有力ライドシェアネットワークに導入すべくリフト（Lyft）との画期的な契約を発表しました。こうした重要な節目となる成果の核心にあるのは、安全の追求を約束したモーショナルのたゆまぬ取り組みです。同社の運転実績には、多様な環境での150万マイル以上の走行、公道で10万回以上走行しながら運転側過失の事故ゼロ、などがあります。また同社は業界をリードする安全基準の確立も主導し、安全第一の自動運転（Safety First for Automated Driving）というホワイトペーパーを共同発表しています。

モーショナルのハードウエア担当バイスプレジデントを務めるJoaquín Nuño-Whelan氏は、次のように語っています。「当社はロボタクシー商用化の最前線に立っており、当社の車両アーキテクチャーによって可能な限り最高の安全基準を維持しながら当社が拡張性を保持できることは、非常に重要です。アンバレラのプロセッサーはあらゆる条件下で適切に動作するカメラ認知に必要なAI性能、低消費電力、高度な画像処理の特性を備えています。当社が無人運転技術を世界中の消費者に提供しようとする中で、これらの特性は当社車両の安全な運行を支えます。」

アンバレラのフェルミ・ワン最高経営責任者（CEO）は、次のように語っています。「当社にとって、無人運転車技術のリーダー企業であるモーショナルとの提携は誇りです。当社のCVflow SoCs上で実行する高度なAIアルゴリズムなど、自動運転車に関するモーショナルの専門力により、安全と卓越した性能を兼ね備えた無人運転車が実現していきます。」

アンバレラのCVflow SoCファミリーは、差別化された高性能車載システムのためのオープンでプログラム可能なプラットフォームを提供します。このSoCファミリーには、AEC-Q100準拠プロセッサーのほか、ISO 26262 ASIL-B（D）機能安全レベルのシステムを実現するプロセッサーが含まれます。短期間でニューラルネットワークを開発・最適化するための完全なツールセットを用意しており、Caffe™、ONNX、PyTorch、TensorFlow™など業界標準のトレーニングツールをサポートしています。

アンバレラについて

アンバレラの製品は、映像セキュリティー、先進運転支援システム（ADAS）、電子ミラー、ドライブレコーダー、ドライバー・キャビン監視、自律運転、ロボット・アプリケーションなど、幅広い人間およびコンピューターのビジョン・アプリケーションに使用されています。アンバレラの低電力システムオンチップ（SoC）は、高解像度映像圧縮、先進的画像処理、強力なディープ・ニューラルネットワーク処理を提供し、インテリジェント・カメラが高解像度映像ストリームから価値あるデータを抽出できるようにしています。詳細情報については、www.ambarella.comをご覧ください。

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