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ボストン・メタル会長兼最高経営責任者(CEO)のTadeu Carneiroは、このように述べています。「ボストン・メタルは冶金の新時代をもたらします。鉄鋼生産の基本的方式は何千年も変わっていません。そのような業界で大革新を起こすためには、普通とは異なるチーム、技術、パートナーの組み合わせが必要です。この新しい資金調達ラウンドで、ボストン・メタルはそのような要素をすべて集め、鉄鋼生産が効率的でモジュール式でクリーンになる未来を実現する立場を得ることができました。」
ボストン・メタルのMOE技術は、電気を使用して金属を原料酸化物から高純度の溶融金属製品を作り出します。これには、多様な鉄鉱石からのCO2排出ゼロの鉄鋼生産を可能にし、高効率、低コストで持続可能性の高いアプローチが実現する可能性があります。
2018年のシリーズAの勢いを引き継ぐ今回の新しい資金調達ラウンドにより、ボストン・メタルは、自社特許技術の不活性アノード技術を産業規模で検証すること、自社の世界クラスのチームをさらに拡大すること、そして自社のMOE技術の顧客への導入を開始することが可能になります。その手始めとして高価値の合金鉄製造を行い、鉄鋼への応用に進んでいきます。
Piva CapitalのパートナーのBennett Cohenは、このように述べています。「鉄鋼は工業化された世界の屋台骨であり、毎年19億トンが生産され、交通システム、高層建築物、インフラの建設に使用されています。残念なことに鉄鋼生産は世界の二酸化炭素排出の8%以上を占めていますので、今こそ持続可能性とコスト効率の高い解決策を見つけるべきです。ボストン・メタルの素晴らしい起業家、科学者、エンジニアのチームは、真の意味で世界を変える排出ゼロの鉄鋼製造技術をもたらすことで、鉄鋼業界を全面的に変革していきます。当社は、Carneiroとそのチームと協力してこの技術を市場に出し、グリーン鉄鋼を現実のものにすることを楽しみにしています。」
BHPベンチャーズのヘッドのMark Fraymanは、「当社のボストン・メタルへの投資は、当社がバリューチェーンの全体で脱炭素化手法を支持するために進めているイニシアチブとパートナーシップを補完するものであり、BHPとその顧客の長期的な成長と利益の推進に貢献します」と述べています。
Carneiroはさらにこのように述べています。「技術革新はボストン・メタルにとって中心的なものですが、当社は、鉄鋼業界とアルミニウム業界の両方で実証されている原理を活用できるMOEの独自の能力からも大きな恩恵を受けます。当社は、脱炭素化鉄鋼製造の巨大な課題に立ち向かう技術と会社を構築しています。そして、そのような冶金の新時代は間もなく到来します。当社は、2~3年の間に世界的にパイロット・プラントを展開する予定です。」
ボストン・メタルについて
ボストン・メタルは、特許技術である量産金属製造プラットフォームの溶融酸化物電気分解(MOE)を商業化する世界的な金属技術ソリューション企業です。MOEは金属業界に、多様な原料から多様な金属や合金を製造するための高効率・低コストでグリーンなソリューションをもたらします。ボストン・メタルは、個別の合金、原料、ビジネス・ニーズに合わせてMOE技術を調整するために顧客企業と密接に協力しています。ボストン・メタルの詳細については、www.bostonmetal.comをご覧ください。
Piva Capitalについて
Piva Capitalはサンフランシスコのベンチャー・キャピタル投資会社であり、画期的技術と革新的ビジネスモデルを通じて世界の工業・エネルギー業界の核心的問題を解決する先見性のある起業家に投資しています。詳細情報については、Piva.vc、LinkedIn、Mediumをご覧ください。
BHPベンチャーズについて
BHPベンチャーズは、世界的な大手資源会社BHPの社内ベンチャー・キャピタル部門です。当社は、標準を覆す可能性を持つ新興の企業、技術、経営チームを対象とし、現在のBHP内での変革の推進を支えて数十年先に価値ある成長要因となるものを確保していきます。投資活動を通じて、当社は重要な世界的課題を解決することを目指します。これは特に、脱炭素化や持続可能な資源採取に関するものとなり、そうすることでBHP、利害関係者、世界のために意味深い価値を生み出します。
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Adam Rauwerdink
adam@bostonmetal.com